とあるオタク女の受難(クロスオーバー編)。   作:SUN'S

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星野アイの生存 -5-

「だれかころしてくれぇ…」

 

そう懇願する佐藤社長。

 

そんな佐藤社長を見てゲラゲラと楽しそうに嗤うヘビクラP、ウフフと愉快そうに嗤うミヤコさん、ちょっと二人にドン引きするアクアとルビー、クレナイDは困惑している。

 

まあ、そうなるよね。

 

というか、触れられるだから生きてるって考えなかったのかな?と疑問に思いながら佐藤社長に私は平行世界の人間だと説明する。

 

宇宙を背負ってるね、ウケる。

 

私はクスクスと笑いながら佐藤社長の肩に手を添えて、過去一番の最高の笑顔を見せてあげる。どこか期待に満ちた顔で私を見上げる佐藤社長。

 

「どんまい!」

 

「く、くそったれえぇぇぇ!!」

 

「ハッ、逃げるやつが悪いね。少しはミヤコの気持ちも考えてやれば良かったんだ。なあ?」

 

「ああ、そうだ。シングルマザー、それも二十代になったばかりのミヤコ社長に子育てを押し付け、自分だけ逃げたのは許されないぞ」

 

そう畳み掛ける二人に何も言い返せず、しょぼくれる佐藤社長にミヤコさんが「今度から気を付ければいいのよ」と慰められている。

 

まったく、そういうところはミヤコさんもアマアマだな。と、私は思ったりしながら今後の生活について説明する。まず私は永住することはできない。そういう決まりのようなものがあるからだ。

 

「……そっか」

 

「ルビー……」

 

「そこでっ!」

 

私はヤプールさんの作ってくれた『完全同一個体(星野アイ)』をお披露目する。すると、なぜか私と私がいるのを見て驚愕された。

 

「私は星野アイ!」

 

「私も星野アイ!」

 

「「私が貴女で!貴女が私で!ウィーアー!ヤプールさんやゼットンさんとの超協力プレーでみんなのアイドルの完全復活だぜぇ!!☆」」

 

私達はキャーキャーと喜んでいるとアクアが幸せそうな表情で倒れた。涙や鼻水、よだれを垂れ流しながら「お゛れ゛い゛ぎででよ゛がっだあ゛ぁ゛ぁ゛!!!」と感涙しているのだ。

 

ルビーもルビーで泣いちゃってる。まったく高校生になっても、まだまだ子供なんだから。あとカミキヒカルは後方父親面してるけど、まだ二人に許されてないの知ってるからね?

 

「私が帰るけど、私は残る!」

 

「私は残るけど、私が帰る!」

 

「「もう安心してね、二人とも」」

 

絶対に悲しませたりしないよ、私のかわいいかわいい大切な子供たち。どんなことがあっても離れたりしないからママと一緒にいようね。

 

「じゃあ、帰るか」

 

「ガイ、せめて空気は読めるようになれ」

 

うん、それには激しく同意するね。

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