ワンピース世界でもアイテムボックスはチート   作:布施鉱平

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結局ハンコックちゃんの言葉遣いは原作に寄せたよ。
ただ、変なところもあるだろうけど温かい気持ちでスルーしておくれ。


衝撃と襲撃

 オレの名前はハマー・D・エッジ。

 

 妻帯者だ。

 

 あれから数日、ハンコックちゃんの好感度を上げるために雑用をこなしていたオレだったが、つい先ほど、ハンコックちゃんとの何気ない会話の中で、オレとハンコックちゃんがすでに結婚していることが発覚した。

 

 自分でも何を言っているのかよく分からないので、もう一度ハンコックちゃんとの会話を脳内で再生してみよう。

 

 

~~~~~~~~~~~~

 

 

『ハンコックちゃん、今日のお昼ご飯、メインは肉がいい? 魚がいい?』

 

『昨日は魚だったし、肉がいいのではないか? あの子らも肉が好きなようだしの』

 

『了解道中記! じゃあ付け合わせのイモでも茹でるかな~』

 

『道中記……? ま、まあよい。では、わらわは皮を剥こう』

 

『あらありがとう、ハンコックちゃん』

 

『……のうエッジ、そろそろハンコック「ちゃん」ではなく、わらわのことはハンコックと呼んでくれぬか。わらわたちはその……ふ、夫婦なのだから』

 

『……………………え、あ、うん………………うん? ………………オゥケーイ! イモの皮剥きよろしく、ハンコック!』

 

『……! うむ、まかせておけ!』

 

 

~~~~~~~~~~~~

 

 

 なるほど、何一つわからない。

 

 ノリでそのまま受け入れたが、オレはいつの間にハンコックちゃん……おっと、ハンコックと籍を入れたんだ?

 

 …………ま、いいか。

 

 ハンコックも嬉しそうだったし、オレも可愛い女の子と結婚できてハッピー。

 

 まさにウィンウィンの関係だよね、いやらしい意味じゃなく。

 

 さて、となるとすでに『ハンコックちゃんの好感度を上げよう大作戦』は終了したことになるんだけど……だからと言って雑用することに変りはない、オレの出来ることが増えたわけでもなし。

 

 という訳で甲板の掃除でもしよう。

 

 そういえば、デッキブラシって船の甲板(デッキ)を掃除するための道具なのか?

 

 なんてことを考えながら甲板に上がったオレを待ち受けていたのは、空気を揺らす砲撃の音と、間近に上がった水柱だった。

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 敵襲でござる! 敵襲でござるぞ!

 

 誰に言うでもなくそんなことを脳内で叫びながら、オレは月歩で宙に跳んだ。

 

 すでに砲撃から敵の位置は把握している。

 

 船首右舷前方、敵船の数は二隻。

 

 旗を見る限り、海賊でも海軍でもない。

 

 となると残る可能性は二つ。

 

 攫われた子を助けに来た人たちか、もしくはいつまで経っても届かない『商品』を探しに来た人攫い屋の仲間だろう。

 

 そして、いきなり砲撃を仕掛けてきたことから前者の可能性は低い。

 

 たとえ直撃させる気がなかったとしても、そんなことをすれば船の中にいる子供たちを怯えさせるだけでなく、人攫いどもをむやみに刺激して子供たちを危険に晒すだけだ。

 

 となると、やっぱり人攫い屋の仲間かね。

 

 まずは脅しの砲撃。

 

 それで仲間が姿を見せなければ接舷して乗り込み、大事な商品を横取りしようとした不届き者────つまりオレをぶっ殺して商品を奪還。

 

 無事送り先に届け物をしてめでたしめでたし……ってところかな?

 

 ふ~ん……ひどいことするじゃない。

 

 この船にはオレの嫁さんもおるんやぞ!

 

 まあもちろん、そんなことさせるつもりは全くないけど。

 

 と言うわけで、威嚇射撃のつもりかなんなのか、再度撃ち込まれてきた砲弾の前にオレは飛び出した。

 

 そして『門』を開き、砲弾を収納する。

 

 まずは一発目。

 

「おーい、どうしたどうした! おたくのピッチャーノーコンか!? ヘイ!ヘイ!ヘイ! そんな弾じゃ、甲子園なんて夢のまた夢だぞ!」

 

 煽ってみると、いとも簡単に追加の弾丸(おかわり)が飛んできた。

 

 二発、三発、四発、五発、六発……全部収納する

 

 そこで流石に無駄だと気づいたのだろう。

 

 接近戦を試みるべく、二隻の船は真っ直ぐこちらへ向かってきた。

 

 その覚悟やよし。

 

 だが、嫁と義妹と子供たちが乗る船に、ロリコンどもを近づけさせるなんてとんでもない。

 

 オレは月歩と剃を組み合わせ、瞬間移動のような速さで二隻の船の間に現れると、両手を左右に広げた。

 

 そして、手のひらに『門』を開く。

 

 左右ともに三発ずつ、至近距離から放たれた砲弾は、帆船の横っ腹をぶち破って大穴を開けた。

 

 このまま放置して置いても、船は沈んで消えるだろう。

 

 だがその前にやることがある。

 

 オレはまたもや高速移動で大穴から船の内部に侵入した。

 

 生き残っていた船員たちを嵐脚で吹き飛ばしながら、物資という物資を片っ端から回収していく。

 

 この船に小さな気配……つまり攫われた子供たちが乗っていないのは見聞色で確認済みなので、あらかた物資を回収したら次の船に移動。

 

 そこでも同じことを繰り返して、船が沈む前にオレは飛び出した。

 

 そして、トドメとばかりに上空から、回収した砲弾や大砲なんかのいらんものを落下させていく。

 

 横っ腹に穴を開けられ、上からクソ重たいゴミを降らされた二隻の船は、まだ生きている乗員を乗せたまま、海の底へと沈んでいくのだった。

 

 

 ナムサン!

 

 

 






ハンコックはオレの嫁。
を実際に出来るのが二次小説のいいところ。

あ、あと、戯れにジョジョ第四部の二次小説も書いたよ。
『ジョリアーノの奇妙な冒険』
https://syosetu.org/novel/318560/

もし読む人は、あらすじをちゃんと確認してからにしてね。
クレームは受け付けないよ。
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