大図書館と俺   作:探究の大図書館第9柱

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とりあえずこれでプロローグは終わりです。
長かった・・・


出会いと誘拐 その4

()()()()()()?」

 

聞き直した俺の問いに奴はすぐに答えた。

 

マグナ「ああ、私の目的はあらゆる世界をマルチバースを通じて旅をし、記録を集めることだ。その世界にはもちろんハッピーエンドも含まれている。だが、今現在問題が1つ存在する。何かわかるよね?」

 

ああ、さっきも言っていた。

 

「人手が足りないことか?」

 

マグナ「そう。人が足りないんだよ!他のバースでは何なら街の発展まで進んでるのにも関わらず、こっちではまだこの段階だ!人手が欲しいんだよ!人手が!」

 

荒ぶっているな。だが、他のバース?もしかして、

 

「こんな世界が他にもあるのか?」

 

そう聞くと奴は急に落ち着き、

 

マグナ「いや、少なくとも、()()()()()()()()()()()、似た世界は見つけていない。まぁ、もっとも、()()()()見つけようと、お互い関わろうとはしないだろうがね。」

 

どう言うことだ?

 

マグナ「まぁ、とりあえずさっさと私が君を選んだ理由を話してしまおう。脱線し過ぎてしまったからな。もう脱線し過ぎて逆に本来の進路に戻ってくるかのように。」

 

ようやく本題に入るらしい。長かったな・・・・・もうだいぶ時間経ってるだろうし、そろそろ家に帰りたいんだけど・・・・。

 

マグナ「さっきも言った通り、私の能力は使う人が使えば()()()()()()()()()()能力だ。だが、この能力は人に譲渡することが出来る。故に、渡す人は選ばねばならんのだよ。私としては、自分によく似た君に渡したいと思ったのだが、どうかね?受け取ってくれるかな?」

 

いきなり過ぎた。能力の譲渡?どんなことでも出来る?確かに羨ましいが、だからこそ、俺の選択肢は、

 

「断らせてもらう。」

 

だ。やっぱり、そんな能力を得たりしたら、道を踏み外す自信があるし、俺には過ぎた力だ。そう言うと奴は安心したように、

 

マグナ「やっぱり、君は()()言うと思ってたよ。さあ、こんなところにいる時間は終わりだ。君はまだ学生だろ?まぁ私も・・・・いや、忘れてくれたまえ。さあ、準備はできた。あとはこの中に入るだけだ。

さあ、入った!入った!私は忙しいんだ!」

 

そう言うと奴は何か紙袋を持たせ、さっさと俺を穴の中に突っ込んだ。

そこで俺の意識は暗転する。

 

「・・・・・・・・・・さっきの路地裏だ。」

 

さっきまで居た路地裏に俺は立っていた。

辺りは、さっきまでの時間が嘘だったかのように、日が照っていた。

手には奴が持たせてくれた紙袋。中には、箱と手紙?

 

「・・・・・・・・結局何だったんだ?」

 

そう言い、俺は帰ることにした。まあもう、会うこともないだろう奴のことは気にしても仕方ないからな。

 

だが、後にこの考えが間違いだったと、俺は自分の身をもって知ることとなる。

 

 

ちなみに箱の中身はどら焼きだった。手紙には『お土産!』の一文のみ。本当に何がしたかったんだ?




これでプロローグは本当に終わりです。
ここまでお読みいただいた皆様、本当にありがとうございました!!!!
次回は、作者の分身とも言えるマグナの独白的な話になる予定です。
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