長かった・・・
「
聞き直した俺の問いに奴はすぐに答えた。
マグナ「ああ、私の目的はあらゆる世界をマルチバースを通じて旅をし、記録を集めることだ。その世界にはもちろんハッピーエンドも含まれている。だが、今現在問題が1つ存在する。何かわかるよね?」
ああ、さっきも言っていた。
「人手が足りないことか?」
マグナ「そう。人が足りないんだよ!他のバースでは何なら街の発展まで進んでるのにも関わらず、こっちではまだこの段階だ!人手が欲しいんだよ!人手が!」
荒ぶっているな。だが、他のバース?もしかして、
「こんな世界が他にもあるのか?」
そう聞くと奴は急に落ち着き、
マグナ「いや、少なくとも、
どう言うことだ?
マグナ「まぁ、とりあえずさっさと私が君を選んだ理由を話してしまおう。脱線し過ぎてしまったからな。もう脱線し過ぎて逆に本来の進路に戻ってくるかのように。」
ようやく本題に入るらしい。長かったな・・・・・もうだいぶ時間経ってるだろうし、そろそろ家に帰りたいんだけど・・・・。
マグナ「さっきも言った通り、私の能力は使う人が使えば
いきなり過ぎた。能力の譲渡?どんなことでも出来る?確かに羨ましいが、だからこそ、俺の選択肢は、
「断らせてもらう。」
だ。やっぱり、そんな能力を得たりしたら、道を踏み外す自信があるし、俺には過ぎた力だ。そう言うと奴は安心したように、
マグナ「やっぱり、君は
さあ、入った!入った!私は忙しいんだ!」
そう言うと奴は何か紙袋を持たせ、さっさと俺を穴の中に突っ込んだ。
そこで俺の意識は暗転する。
「・・・・・・・・・・さっきの路地裏だ。」
さっきまで居た路地裏に俺は立っていた。
辺りは、さっきまでの時間が嘘だったかのように、日が照っていた。
手には奴が持たせてくれた紙袋。中には、箱と手紙?
「・・・・・・・・結局何だったんだ?」
そう言い、俺は帰ることにした。まあもう、会うこともないだろう奴のことは気にしても仕方ないからな。
だが、後にこの考えが間違いだったと、俺は自分の身をもって知ることとなる。
ちなみに箱の中身はどら焼きだった。手紙には『お土産!』の一文のみ。本当に何がしたかったんだ?
これでプロローグは本当に終わりです。
ここまでお読みいただいた皆様、本当にありがとうございました!!!!
次回は、作者の分身とも言えるマグナの独白的な話になる予定です。