ドSの友人が作った改造ポケモンの世界に入ってしまった~逆回りから始めさせられて阿鼻叫喚の連続です~   作:カイガ

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過去編②

 

 な、何だここは!?道路というか何というか。とにかく異質な空間となっていた。過去の2番道路、とんでもないところだったんだな。そして草むらは例のごとくどこにも無い。

 ただトレーナーは一人いたので話しかけると、

 

 『ま、まさか伝説のポケモンがここにいたなんて……!』

 

 そんなことを言ってバトルを始めた。で、伝説のポケモン?マジでいるの?気になるんだが。

 一般トレーナーの手持ちを全滅させて、ヒトカゲのレベルが上がると、

 

『ヒトカゲは新しくきあいパンチを覚えたい』

 

 何と新たな技を覚えようとしていた。きあいパンチ?かくとうタイプ攻撃技でいちばん高威力のやつじゃん。威力は高いけど打つ前に攻撃を受けると技出しに失敗してしまうんだよな。

 そんなリスク高めの技をヒトカゲがこのレベルで覚えることはまずない。この改造ポケモンでしか覚えられないよう組み込まれてるのだろう。

 とにかくこの大技を覚えさせない理由も特に無いので、要らない技を忘れさせてきあいパンチを習得させた。

 

『おや、ヒトカゲの様子が…!?』

 

 はいはいまた来ましたか、この進化画面。もう4回目くらいになるからね、ここまでくるともう分かるんですよ。どうせこれも―――

 

 

『あれ……?ヒトカゲの変化が止まった!』

 

 な?強制進化キャンセルが入って進化出来ませんと。ちなみにプレイヤーのバクラがわざとBボタンキャンセルをしてるわけではない。この鬼畜改造ポケモンが理不尽にも導入したクソ仕様なのだ。ただでさえ難しい鬼畜ゲームなのに、進化禁止縛りまでするとか、どこまでドSなんだか。

 

 トレーナー戦を終えて階段を上るとちょっと広い空間がそこにあった。そこにたどり着いた瞬間俺が真っ先に目に入ったのが……

 

 ふ、フリーザー!?

 

 台座みたいなところに佇んでいる一匹のポケモン。そのドット姿は誰であろう、カントーの伝説三鳥と呼ばれている準伝説のポケモン、フリーザーだった。

 確かにさっきのモブトレーナーが言った通り、伝説のポケモンがそこにいた。

 

オーキド『はぁ、はぁ、クソッ!俺のポケモンたちじゃあ こいつには歯が立たない……!』

 

 そしてバクラが何気なく話しかけた近くにいた男は何と、過去のオーキドだった。どうやら一足先にフリーザーに挑戦していたようだが、敗れてしまったっぽいな。

 それにしても過去のオーキド、当然だけどドットが若いな。どこにでもいる研究員の姿となっている。

 

 さて、ここはやっぱりというか、バクラがフリーザーを倒すあるいは捕獲する流れになるんだろうな。ストーリーはまだ序盤を抜けたところだというのに、もう準伝ポケモンと戦わせるとか、やっぱこのゲーム鬼畜だわ。

 戦闘の準備を終えたバクラがフリーザーに話しかけると、

 

フリーザー『イエャアアァアア!!』

 

 何故か変な鳴き声を出した。そしてフリーザーとの戦闘が始まる。ストーリーの進行度からして、レベルは相応に設定されてるはず―――

 

フリーザー レベル50

 

 いやいやいやいやいや、これは勝てねーだろ無理だろ。

 何だよこれ!?何でここだけ原作と同じレベル設定になってるんだよ!確か原作のふたごじまにいるこいつも、残りの二鳥も初期レベル50だったよな!何でそれと同じにしてるんだよ!こっちはまだジムバッジ一個しか無いんだけど!?

 

 くそ、ここで文句垂れまくっても戦って勝つしか無いんだろうな。やるしかねーんだよな……。レベル50のフリーザーと……。

 レベル50時点でのこいつが覚えてる技は、確か……………

 

しろいきり

こうそくいどう

こころのめ

れいとうビーム

 

 だったような気がする、俺の記憶力が正しければだが。攻撃技が一つしかないかつAIコンピューターが賢くないようにされていれば、攻撃技を全くくらうことなく突破出来るかもしれない。

 

『フリーザーのれいとうビーム』

 

 などと考えていたら早速攻撃技をくらってしまった!レベル50のフリーザーに対しこっちはまだ20前半といったところ。ほのおタイプのヒトカゲに対しこおり技のれいとうビームは効果半減になるとはいえ、これだけのレベル差があるとダメージは痛いものだ。

 くそ、いま一つのはずなのに黄色ゲージまで削られてる!確定2発で落とされてしまうな……。

 一方ヒトカゲのひのこはフリーザーに対してあまりダメージが通ってなかった。こっちは抜群技を使ってるにも関わらずだ。見た感じ5~6発は当てないと倒れない計算だ。

 あと5発以上、フリーザーの攻撃技を引くことなく当て続ければ勝てる。あるいは………。

 

 俺と同じことを思ったのかバクラはたたかうではなくバッグを選択した。そしてボールのところまでカーソルを移動して、そこからモンスターボールを選択しようとする。

 そう、もう一つの突破口は、フリーザーを捕獲することだ。相手の表記を見ると「野生」と出てたから、このポケモンは野生ポケモンなのだ。

 野生ポケモンならばモンスターボールで捕獲することが出来るはず。捕まえることが出来れば経験値は入らないものの、フリーザーという強力な戦力が入ることになる。

 

 さぁ、成功率は低いがいっちょ捕獲に挑戦す―――――

 

 

 

ヒトカゲ『私じゃ物足りないっていうの!?酷いわ!』 →『やめる』

 

 

 ――ああ分かってたよちきしょおおお!!相変わらず邪魔しやがってクソがよおおおおお!!

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