ドSの友人が作った改造ポケモンの世界に入ってしまった~逆回りから始めさせられて阿鼻叫喚の連続です~   作:カイガ

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過去編⑤

 

 ああっ、クソ!前から思ってたことだけど、このゲーム難易度が鬼畜過ぎるんだよ!勝てねーよこんな奴!つーかオニドリルってゴッドバード覚えないよな?完全に改造個体じゃねーかよ!また改造ポケモン使いやがって、ふざけんな!

 言い出したら止まらない文句を俺が垂れ流してる間、バクラはマサラジムまでまた移動。しかしそのままオーキドに話しかけることはせず、ジム内を探索し始めた。何か攻略の糸口となるものを探しているようだ。

 しかしどこにもそれっぽいものは見当たらなかった。それが分かるやいなやバクラはジムを出た。

 

 そしてマサラの北…1番道路も抜けて、トキワシティまで移動した。トキワに何か攻略のヒントが転がってるのだろうか。

 

 いったい何をしにここまで来たのだろうかと疑問に思っていると、バクラはフレンドリィショップに入った。あ、そういえばここには全く入ってなかったな。入ったとしても買えるのはせいぜいキズぐすりや状態異常回復道具くらいだから、今まで気にも留めてなかった。

 で、今さらフレンドリィショップに来てそんなものを買うというのだろうか……って、ん?

 

 店員が何か違くね?何でここにロケット団員がいるの?バクラがそいつに話しかけると、

 

キサラヅ「どうしても勝てないなら買っていけ」

 

 ああ、やっぱりお前だったか。何でお前がフレンドリィショップの店員やってんだよ。本物の店員はどこへ行ったんだよ。

 そんなこんなでキサラヅショップと化したこの店の商品を見ていくと………

 

キズぐすり 20円

いいキズぐすり 70円

モンスターボール 20円

どくけし 20円

まひなおし 20円

ねむけざまし20円 

 

 やっす!?え、どれもくそ安いんだけど!商品全部二桁じゃねーか!何だこれ、キサラヅのやつ店乗っ取って商品をとんでも安く販売してやがるぞ!赤字確定じゃねーかよ!

 だが、プレイヤーからすれば非常にありがたい。ここは是非大量に買わせてもらおう。こちらの所持金は数万円あるので、大量に買える。

 早速バクラがいいキズぐすりを選択したのだが……

 

キサラヅ「10個以上買ったらお前ころす」

 

 あ?何だと?こいつ何言ってんだ?そんな脅しをしようと買うに決まってんだろ。てか店員が客を脅してんじゃねーよ。何だこいつ、やべー奴だな。

 バクラはいいキズぐすりを20個(1400円)選択した。

 

キサラヅ「は?買うの?」

 

 口悪いなぁ。  →はい

 

キサラヅ「あとで10倍の金返せ」

 

 嫌だね。払うわけないだろ。てかマジで口悪いな。こんなセリフを定型文にするなよ。

 俺がキサラヅの口の悪さに辟易しているとバクラは商品を下から見ていくことに。するとプラスパワーやディフェンダーといった、戦闘中に能力値を上昇させるドーピングアイテムも安値で売っていた。

 

 ――これはマジで買っておくべきだろ!てかこれだ!これがオーキド攻略の糸口だ!

 そうだ、ドーピングだよ!ドーピングしまくって戦えばきっと勝てる!!

 というわけでバクラはプラスパワー(55円)、ディフェンダー(55円)、スペシャルアップ(35円)、スペシャルガード(35円)、スピーダー(35円)、クリティカット(65円)を全部10個以上大量に買い込んだ。

 

 お小遣い破産するギリギリまで購入したことで必要なアイテムは十分に補充された。買い物を終えると、

 

キサラヅ「で?」 「商品を買う」

        →「やめる」

 

 いや「で」って………。

 

キサラヅ「もうくんな」

 

 こいつ真面目に商売する気ゼロだろ。こんな口の悪い店員がいるショップなんか利用したくないわ。まぁでも商品くそ安く売ってくれるならまた利用するかもだけど。

 

 さて、回復アイテムとドーピングアイテムを揃えたし、これならオーキドに勝てるかもしれない。いや勝たないといけない。勝って早く過去の世界から抜け出そう。

 

 そうしてバクラはマサラタウンに戻って、マサラジムに入ってオーキドと対面する。

 

オーキド『うひゃはーーー!俺と勝負するかぁ? オッキドキにしてやんよ!』

 

 TAKE3となるジムリーダーオーキドとのバトル。こちらの先発はヒトカゲに戻している。相手の先発はオニドリル。まずはこいつを突破しないことには何も始まらない。最初から正念場だ……!

 

『オニドリルを激しい光が包む!』

 

 初手はゴッドバードだ。このターンヒトカゲはかげぶんしんを選択、回避率を上げた。

 そして次のターン、ここが今までと違うところとなる。ここでバクラはバッグを選択して、ディフェンダーをヒトカゲに使った。これでぼうぎょが一段階上昇。これの意味は一つ。

 

『オニドリルのゴッドバード』

 

 オニドリルのゴッドバードを確定で耐えることが出来ること!ヒトカゲの体力は赤寄りの黄色ゲージまで削られていたが、瀕死にはなっていない。ディフェンダー一個でオニドリルの最大火力攻撃をも耐えられるようになった。

 

 で、次のターン。ここはキズぐすりでヒトカゲの体力を回復。体力管理大事。

 

『オニドリルのドリルくちばし』 『しかしオニドリルのこうげきははずれた』

 

 その間オニドリルは追撃してきたが、見事攻撃を外してくれた。

 

 こんな調子でヒトカゲはかげぶんしん、プラスパワー、ディフェンダー、スピーダー、スペシャルアップと、積みに積みまくることに成功した!

 

 さぁ、反撃の時間だ!

 

 

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