ドSの友人が作った改造ポケモンの世界に入ってしまった~逆回りから始めさせられて阿鼻叫喚の連続です~ 作:カイガ
『二回当たった』 『ヒトカゲは倒れた』
………………えーと。何が二回当たったんだ?はかいこうせんが、二回?当たった?
は??いやいやいや。何それ。はかいこうせんって連続技じゃねーだろ。威力150の大技が連続技になってたまるかよ………ふざけんなあああああ!!
どれだけ文句を言ってもヒトカゲが生き返ることはない。エースを失った今、残るは秘伝要員のを!うゃあしかいない。次のターン相手が動けないといってもこいつにやれることは―――
『カイリューのはかいこうせん』
ってあれ?待て待て!何で相手のカイリュー動けてるんだ!?さっきはかいこうせん撃ってたよな!?どうしてこのターンも普通に動いて、またはかいこうせん撃ってきてんだよ!?
え、どういうこと?連続技で次ターン動けないという反動も無いはかいこうせん??何だそりゃっっ
キサラヅ「名付けて、連射式無反動破壊光線だなww」
やかましいわ!!ちょいちょい脳内に話しかけてくんな!!何カッコいい名前つけてんだよ!ちょっとカッコいいかもって思っちまったじゃねーか!くそ!!
そんなわけでいいところまでいったTAKE3も、あまりにも理不尽な目に遭って敗北に終わった。
それから4回目、5回目、6回目と続けるも、オニドリルに初手でやられたり、セレビィに蹂躙されたり、カイリューのはかいこうせんに殲滅されたりと、負けに負けを重ねるばかりだった。
その度にバクラはゲームリセットして、挑んでいった。俺も聞こえるか分からないがバクラとヒトカゲに「頑張れ!」とエールを送った。
オーキド『うひゃはーーー!俺と勝負するかぁ? オッキドキにしてやんよ!』
そして、TAKE9………
(戦闘シーン大幅カット)
オニドリル、セレビィ、ヒトカゲを全て撃破して、残すはカイリューのみとなっている。
ヒトカゲは現在、回避率3段階、こうげき3段階、とくこう3段階、ぼうぎょ3段階、すばやさ2段階、急所率+1 までのドーピングを済ませている。お陰でさっきのオーキド側のヒトカゲも上からきあいパンチで沈めることに成功した。
そしてラストの鬼門であるカイリュー。これが非常にやっかいな奴だった。使ってくる技は最大2回当たるはかいこうせんのみ。しかも次のターンも普通に動けるというクソチート付き。
ディフェンダーを三回積んでも赤ゲージギリギリまで削られるか倒されてしまうくらいのクソ火力で、まず避けるしか対策はない。
相手の攻撃を躱してる間にひのこなりきあいパンチなりでちまちま削っていくしか、攻略法はなかった。
『カイリューはやけどをおった』
ひのこで試行回数を重ねていると奇跡的に火傷を引いてくれたので、ディフェンダー三積みでも普通に耐えることに成功した。
そして、泥臭い試合展開を繰り広げること十数ターン………
ついに、
『カイリューは倒れた』
オーキドの切り札であるカイリューを突破した………!
オーキド『ば、馬鹿な!この俺が負けるなんて……!』
っしゃあ!見たかオーキドこの野郎!ざまぁみやがれ!!いや~~~、俺がプレイして勝ったわけじゃないけど、すごい清々しい気分になれた。
キョンの時もそうだが、こう強い敵を何回もの敗北を乗り越えて倒すところを見るのはとても快感だ。
『おや、ヒトカゲの様子が…!?』
はぁ、また進化画面かよ。だからもういいって。どうせ進化しないんだろ、そいつ。時間の無駄だから早く次にいって………あれ?すぐにキャンセルならない。ならないぞ!え、これまさか進化あったり――――
『あれ……?ヒトカゲの変化が止まった!』
ってぬか喜びかましてんじゃねーよ!!何だよ結局進化キャンセルかよ。ちくしょう、マジで進化くるかと思ったじゃねーかクソッタレ!
そんな茶番と化した進化画面を終えるとバクラがオーキドに何やら発言していた。ていうか主人公喋るのね。
バクラ『オーキドよ、お前が何故負けたのか分かるか?
………………お前がポケモンたちへの信頼と愛情を忘れ―――」
このセリフ、原作のオーキド博士がポケモンリーグでライバルに言ったあの名セリフじゃねぇか!いいセリフチョイスするじゃねーかバクラ―――
『バクラはわざマシン03を手に入れた』
っておい、セリフの途中だったろうが!
キサラヅ「お前にくさいセリフは似合わないからな。省略させてもらったぜ!」
バクラ『………………………』
キサラヅこの野郎!何てことしてくれてんだ!見ろよバクラを!せっかく良いこと言おうとしてたのに何か凄い残念そうにしてるぞ!可哀そうに…。
オーキド『俺………これからは心を入れ替えて、ポケモン博士になるよ。もし傷ついたポケモンがいたら俺がそいつらの面倒を―――」
お、オーキドの奴改心したみたいだな。なるほど、こういう出来事があってこいつはポケモン博士になることを決意したんだ。ジムリーダーになって驕っていたこいつの鼻っ柱をへし折ったことで、こいつはポケモン博士になっていくんだな。そういう歴史があったのか。
で、そのオーキドもなんか良いこと言おうとしているが―――
バクラ『お前にくさいセリフは似合わねぇからな!省略させてもらったぜ!』
キサラヅ「………………………」
因果応報。バクラに同じことやり返されてやんの。正直ざまぁみろと思ってる。
オーキドとの話はここで終わり、バクラはジムから出ようとするが、その道中機械装置の近くに研究員がいた。さっきここには誰もいなかったはずなので、オーキドを倒したことで発生する会話イベントなのだろう。
クリステル『私の名前はクリステル。どこにでもいる詐欺師さ』
自分で詐欺師を名乗るのかよ。
クリステル『唐突だが君には6000万の請求が来ている』
本当に唐突だな。意味不明だわ。
クリステル『さぁ、今すぐ払っていただきましょうか』
バクラ『そんなはした金、俺には何の痛痒にもならない』
クリステル『なんですと?』
バクラ『立て替えてもらうって言ってんだよ』
クリステル『誰に?』
バクラ『オーキド博士(未来)にさ』
クリステル『毎度ありがとうございますー』
何だこのやり取りは!え、6000万円の請求がオーキドに………ってこれどこかで聞いたような………ああそうだ!あの時だ!
トキワのフレンドリィショップ店員にお使いを頼まれて、その中身が6000万円の請求書だったんだ!
あの意味不明な請求、ここからきてたのかよ!まさかの伏線だったああああああ!
という感じで、オーキド戦を終えたのだった。