ドSの友人が作った改造ポケモンの世界に入ってしまった~逆回りから始めさせられて阿鼻叫喚の連続です~ 作:カイガ
『ぼくとお話ししようよ』
ショップに入るとカウンター内に立っている店員に声をかけられる。原作はこんなセリフなかったはず、ここもまさかの改造導入されてるな。
ていうかお話ししようよってどこかで聞いたフレーズだな。あれはそう確か…ドナル……いや、やめておこう。
店員『らんらんるー』
いや結局言うんかい!くそ、昔CMでよく見てたし聞きもしてたよ!
その後店員はオーキド博士に渡すようお届け物を渡してきた。
お届け物をもらったことでトキワシティの南…マサラタウンから来た道を引き返すことに。
草むらが一つも無いからサクサクと進んで、すぐにマサラへ帰ることが出来た。
研究所を訪問すると奥にオーキド博士がいて、彼に話しかけるとバクラはお届け物を渡す。
オーキド『おお、これは………
中身は確か、特注のモンスターボールだったような
オーキド『6000万の請求書……!(ゴクリ)』
はあ!?中身は請求書だったんかい!しかもめちゃくちゃ高額じゃねーか!何やらかしたらそんな額請求されるんだよ!てかそれ架空請求とかいうやつじゃね?弁護士か誰かに相談した方がいいぞ、オーキドのじいさんよ。
俺の想いが伝わったのか、オーキドはそれ以上請求書にふれることなくスルーし、バクラにモンスターボールをいくつかあげたのだった。
てかボールくれたのは良いんだけど、この先も野生ポケモンが出てこなかったらこれただ要らない物になるぞ?このゲームちゃんとポケモンを捕まえられるのだろうか?
モンスターボールを手に入れたところでライバルのすごいひとも研究所にやってきて、オーキドに呼び出されたと話しかける。
そこからは原作通りの話が進み、バクラとすごいひとにそれぞれポケモン図鑑が託される。
図鑑集めなぁ、初代のうちは150程度、リメイク版のこのゲームは390近く、それ以降だと400、500…と増えていくんだよなー。これを全部埋めるのは大変だけど、楽しくもあるんだよな。
ん?今のポケモンって全部で何匹いるんだっけ?てか現在はポケモン何世代まで進んでるんだ?
俺はいつの時代から、ここにとばされてきたんだろうか………。何も、全く思い出すことが出来ない………。
俺がそんな考えごとをしているうちにゲームの話は原作通り進んでいき、すごいひとが意気揚々といった様子で先に研究所を出て行った。
さて、ここからが主人公の本格的な冒険の旅となるわけだな。
キサラヅ曰くこのゲームは鬼畜高難易に改造されているときく。制作者がドSときてるくらいだから、さぞ難しく鬼畜なストーリーや戦闘が用意されてるのだろう。
俺はドMとかじゃないから、あまりにも理不尽を強いられるとそこで嫌になって折れてしまうかもしれない。
主人公をバクラを動かしているプレイヤーがMなのかSなのかは知らないが、まあ頑張ってクリアしてくれ…としか言えない。
ていうかクリアしてくれないと困るんだけどな!もしゲームクリアを挫折してしまって俺がここから一生出られなくなるとかなったら最悪過ぎるからな…!
マサラタウンの東にあるライバルの家を訪れて、彼の姉ナナミからタウンマップをもらってから、まずは再びトキワシティへ移動する。
相変わらず草むらが一つも無いお陰でサクサク進むことが出来、あっという間に街に到着。
えーと確か………さっきは行かなかったけどトキワの北へ行こうとしたら酔っ払いのじじいに行く手を阻まれて進めなかったのが、酔いが醒めたお陰で先へ進めるようになってるはず。
北へ行くと案の定、寝転んでいたじじいが起き上がっていて、主人公の行く道を空けてくれていた。
ここから先が2番道路となっていて、トキワの森へと続くんだったな。何だ、どんな鬼畜ゲーかと身構えていたものの、今のところはレベル上げが出来ないこと以外は普通だな。いやまぁ、ライバル戦が変に鬼畜なところはあるにはあったんだけど………。
と、バクラも勢いづけて先へ進もうとしたのだが………
………え?
じじいをよけた先に、さらに障害物が行く手を塞いでいた。具体的に言うと、目の前に池が不自然にできており、先へ進めなくなってしまっているのだ。
ちょ、なんだよこれ!?何でこんなところに池があるんだよ?これじゃあ先へ進めない……っ
すると池の隣に看板が立っていたので、バクラがそれを調べると、
『ヒント:マサラの南』
と書かれていた。
マサラの……南?何だよ、マサラタウンへまた戻れってか?逆走しろってのかよ。ここまで来て無駄足とか、だりーな。まぁこのゲームはキサラヅっていうドSの奴が制作したっていうし、これくらいの嫌がらせは普通にありそうだな。
またまたマサラタウンへ戻ることになったのだが、バクラはここでトキワの西…セキエイこうげんがあるところへ進路を変えた。この先はジムバッジが無いと先へ進めなくなっているのだが、この段階でそこへ進むとライバルとのバトルイベントが発生するのだ。
経験値を稼ぐには丁度いいイベントなんだけど……こっちのヒトカゲはいまだにレベル5のままで全く成長していないんだよな。だからここは避けた方が良いと思うんだけど。、バクラはそれでも22番道路へ足を進めていった。
しかし道路を歩いてすぐに、バクラは進行を諦めざるを得なくなった。
はあ?また行き止まり??
目の前には崖マップとなって先へ進めなくなっていた。すぐそこに看板があり、調べると、
『諸事情により、セキエイこうげんおよびポケモンリーグは 取り潰されました』
な、何いぃいいいい!?ポケモンリーグが無くなっただとぉおおお!?
マジかよ、このゲームのゴールが無くなってるってこと!?じ、じゃあこのゲームのゴールって、いったいどうなるってんだよ………。
俺の不安をよそにバクラは南を下ってマサラタウンへ帰り着く。
はぁ、ポケモンリーグのこと凄く気になるけど、今は目の前の攻略に集中するか。確か、マサラの南っていうヒントだったよな。マサラの南つったら………
バクラは南へ進んで行き、やがてひでんマシンなみのりがないと先へ進めない海にたどり着く。
…いや、まさか。そういうことなのか?
俺と同じ予想をしたのか、プレイヤーは現状行き止まりとなっている海の向こうへ歩を進める――――――