ドSの友人が作った改造ポケモンの世界に入ってしまった~逆回りから始めさせられて阿鼻叫喚の連続です~ 作:カイガ
う………海の上を、歩いてるぅううううっっ
す、すげぇ!何だこのシュールな絵!不自然にも程がある!こんなのそれこそ改造チートを使ったプレイ動画でしか見たことないっての。あ、このゲーム、改造ポケモンだったわ………。
まぁとにかく、水の上を歩いてこのまま21番水道を下っていくことになるわけだな。えーと、この水道を下った先にあるのは………グレンじまだったな。
………ん?まて、いきなりグレンじまへ向かうことになってんのかこのゲーム。まてまて、グレンじまってさぁ、野生ポケモンでもレベル30超えてなかったっけ。トレーナーは30後半、ジム戦にいたっては40台ばかりだったような………。
………。
まさかこれ、
本家のストーリーを逆回りからプレイさせられてるのか…!?
だってそうじゃん、さっきのトキワシティ、2番道路への道が封鎖されてたし、ついでに22番道路も封鎖されてたし。
正規の道が封鎖されてる以上、キサラヅが用意した不正規の道を進むしか方法が無いってわけだ。ったく、あいつの手の上で踊らされる気がして面白くないけど、このまま進むしかないんだよな……。
ていうかこれ、レベル差大丈夫?ここから出てくるポケモンが全部すごいひとのゼニガメよりも上だったら完全に詰みなんだが。それ以前に野生ポケモンとか出てくるのかこれ………。
なんてことを考えていると、野生ポケモンとのエンカウントのエフェクトが発生して、画面が切り替わっていった。
おお、とうとう野生ポケモンと遭遇した!あとはレベルの差次第なんだが………
現れたポケモンはメノクラゲ、レベルは………3となっていた。
よし、これならレベル5のヒトカゲでも勝てそうだ!ここでようやく経験値を稼ぐことが出来る!ここである程度稼いでおきたいところだ!
そうしてヒトカゲとメノクラゲとのバトルが始まる。2・3ターンを費やしてメノクラゲを倒すことに成功する。経験値もちゃんと入った。
んー、このペースだとレベル10まで上げるのにも苦労しそうだな……。まあ気長にちびちびと上げていくしかないだろうな。
そう思っている間に二匹目と遭遇する。ひっかくでたいりょくを削った後、バクラはバッグを選択してモンスターボールを選んだ。
なるほど!そういえばモンスターボールもらってたんだった!ここなら一番強い個体を捕まえて同じように育てれば、良い戦力になりそうだ。メノクラゲの進化系はドククラゲ、けっこう使えそうだな…!
などと考えてるうちに捕獲が終わったかと思ったが、まだバッグの画面となっていた。何をしているのかと不審に思って画面をよく見ると、
ヒトカゲ『私じゃ物足りないっていうの!?酷いわ!』 →『やめる』
………は?何このセリフ??
やめるボタンしか表示されておらず、それを押したあとモンスターボールにもう一度Aボタンを押すが、
ヒトカゲ『私じゃ物足りないっていうの!?酷いわ!』 →『やめる』
もういちど押す。
ヒトカゲ『私じゃ物足りないっていうの!?酷いわ!』 →『やめる』
プレイヤーはボタンを連打した。
ヒトカゲ『私じゃ物足りないっていうの!?酷いわ!』 →『やめる』
ヒトカゲ『私じゃ物足りないっていうの!?酷いわ!』 →『やめる』
ヒトカゲ『私じゃ物足りないっていうの!?酷いわ!』 →『やめる』
ヒトカゲ『私じゃ物足りないっていうの!?酷いわ!』 →『やめる』
ヒトカゲ『私じゃ物足りないっていうの!?酷いわ!』 →『やめる』
いや何これ!?何なんだよヒトカゲは!?お前性別オスだろ何お前までライバルみたいにホモこじらせて
その時、俺の脳裏にふと、研究所でのあるやり取りを思い出す。
そう、あの時……バクラがどのヒトカゲを選んでいるかってところ。そうだ確か、真ん中のヒトカゲを選んだ時に、キサラヅが………
(キサラヅ「お前はヒトカゲと結ばれる運命なのさ!」)
………。
おい待て!まさかあれ、右真ん中左の個体によって変わってくるのか!?
じゃあこのヒトカゲ……真ん中の奴は、主人公にホモな個体ってことなのか……?
ヒトカゲ『私じゃ物足りないっていうの!?酷いわ!』
やかましいわ!答えになってねぇんだよ!!
あーもう最悪じゃねーか!まさか全部違う個体になってて、しかもよりにもよって一番ハズレっぽいオカマかホモかの個体を引いちまってさぁ!
つーかこれどうすんの?モンスターボールをいくら選択してもヒトカゲのセリフに邪魔されて使えなくなってるし。
え、これってまさか、野生のポケモンとは戦えても、ボールで捕獲することは出来ないってこと?何なんだよこのゲームは!!
俺が頭を抱えてる間、バクラは捕獲を諦めて仕方なくメノクラゲを倒した。その後も出現してくるメノクラゲを倒す他なかった。
途中マサラタウンへ戻って自分の家で回復を挟みつつ、目的地を目指して行った。ちなみに道中でトレーナーらしき人物がちらほらいたのだが、改造の影響なのか話しかけることが出来なかった。途中の陸地へ上がることも出来ず、ただまっすぐ南へ下る他なかった。
そんなこんなでバクラはグレンじまに到着した。