ドSの友人が作った改造ポケモンの世界に入ってしまった~逆回りから始めさせられて阿鼻叫喚の連続です~   作:カイガ

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グレンタウン①

 

 水道を抜けて島に上陸した時点でのヒトカゲのレベルは10へと上がっていた。マサラへ往復しつつ、何匹ものメノクラゲを狩りまくったおかげでそれなりに上げることが出来た。

 

 さて、島に着いたは良いが、これからジムに挑むのだろうか?相手はカツラ。確かリメイク版では手持ち最高レベルが47とかだった気がするから、このまま行けば瞬殺されるのが目に見えてる。

 

 それでもプレイヤーはバクラをグレンジムまで歩かせて行った。このまま中へ入るのかと思いきやドアに向かって十字キーを上へ押しても中へ入ることが出来ずにいる。行き止まり扱いとなっていた。

 Aボタンで調べると、『中は鍵がかけられていた…!』と表示された。

 

 ああそういえば、島に着いて早々にジムには行けないんだった。鍵がかかってて入れないんだった。別に人がいないから入れないんじゃなくて、中にいる奴が鍵かけてやがるんだよな。何の為かは知らんけど。

 で、鍵を開けるにはジムの西にあるポケモン屋敷ってところのどこかに落ちてる秘密の鍵ってやつを使わないといけないんだっけな。

 

 というわけで早速ポケモン屋敷へ入っていく。てかここの野生ポケモンとかトレーナーとかのレベルって30を超えてた気がするんだが、改造版のストーリーに沿ってちゃんとバランス調整してるのだろうか?

 

 などと考えてる間にバクラが屋敷内を歩き回っているのだが、一向に野生ポケモンと遭遇しない。

 

 ………まさかここも、1番道路の草むらゼロと同じ、野生ポケモンが一切出てこない仕様になってるのか!?

 

 俺と同じことを思ったのか、プレイヤーはバクラをテキトーに動かし続けて、ポケモンと遭遇しないか検証し続けていく。しかし何分間歩き続けてもポケモンとのエンカウントエフェクトがかかることはなかった。

 やっぱり、ダンジョン内でも遭遇しないようブロックルーチンみたいなのがかけられてるようだ。ったく優しいのか鬼畜なのか、現段階では判断しづらいな。

 

 野生ポケモンとの遭遇を諦めたところで、屋敷内の本格的探索が開始される。二回に上がって秘密のボタンというやつを押して、屋敷の仕掛けを解きつつ目的のアイテムを探していく。

 

 その道中、テーブルの近くに人…短パンこぞうが歩いてるのを見つけた。あいつは確か、通常だったら話しかけたらバトルになるんだが、どうなんだ…?

 

 バクラが短パンこぞうに近づいて、話しかけると、

 

 『びっくりした!おばかかと思った!』

 

 というセリフの後、戦闘画面へ切り替わっていった。

 

 おお、ライバル以外の初めてのトレーナー戦だ!

 ……てかどうでもいいんだけど、こいつさっき何て言ってた?「おばか」つったのか?おばけじゃなくて?わざとなの?ただの言い間違い?

 

 そんなこんなで始まった初の野良トレーナーバトル。出てくるポケモンのレベルはありがたくも、現在のストーリー進行度に応じたレベル…大体5〜7といったものだった。

 ヒトカゲの活躍によって短パンこぞうに勝利したバクラ

 

 『必死過ぎ、ワロタ』

 

 負けた短パンこぞうのセリフが、相手を煽るもので少しイラっとした。

 

 『もしかして君、ポケモン一匹しか持ってないの?w』

 

 バトルが終わった後に話しかけると短パンこぞうはそんな煽り文句を言いやがった。何だこいつ、ムカつくなぁ。ていうかキサラヅがムカつくなぁ。このセリフ考えたのもアイツだろ。人をイラつかせるセリフ用意しやがって。

 てかポケモン一匹なのも、お前がヒトカゲに変な細工したせいだろうが!!

 

 

 

 探索は順調に進んでいき、さらに深部へ進んだところで、またトレーナーを発見した。今度のトレーナードットは、なんかよく分からんおじさん。 

 バトルしようと話しかけると、

 

 『私は、若い子が好きなロリコン紳士だ』

 

 うん、これは流石にアウトだろキサラヅ。

 

 いや何こいつ、出会い頭に自分がロリコンだって暴露してんだよ。明らかにヤベー奴じゃねーか。かなり引いたわ。

 

『ポケモントレーナーのタキシードが勝負を仕掛けてきた!』

 

 何だよその名前、タキシードって。姿はドラゴン使いだし。何だよこの濃過ぎるキャラは。こいつも本当にモブトレーナーなのか?

 

 タキシードはラッタ、コイル、そしてカントーには存在しないラルトスを繰り出してきた。さっきの短パンこぞうよりも強く、危うく負けそうになりもした。体力赤ゲージとギリギリのところでようやくタキシードに勝利したのだった。

 

タキシード『ブーラブラ!!』

 

 やかましいわ!何をブラブラさしとんじゃ!早く逮捕されちまえ!

 

 バトルを終えた後、再び話しかけると、

 

タキシード『いずれ私の正体が分かる時がくる』

 

 などと意味深なセリフを言ったのだった。

 

 何だよ正体って。お前はただのロリコン変態野郎じゃないのかよ。何だ?タキシードってまさかこのゲームの重要人物になり得るのか?ロリコンなのに?

 

 謎多きトレーナー、タキシードと別れた後、屋敷中をくまなく探して、ひみつのカギを入手したバクラ。

 そばに落ちていたあなぬけのヒモで屋敷の出入り口前へ瞬間移動。

 これでようやく、グレンジムに挑戦が出来るようになった。

 

 ジム施設にたどり着くと、バクラは立て看板を調べた。ジムリーダーの名前は炎ポケモンの使い手のカツラ………

 

『グレンジムのジムリーダー、キョン むしポケモンの使い手』

 

 いや、キョンって誰!?

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