トレセン近くの定食屋さん   作:暁海斗

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勝負飯

 

 

 

今日は、開店直後からサラリーマンや地元の人達が大勢来店して忙しかったが、ピークを過ぎて一服出来る程には落ち着いてきた・・・

 

大将

「ハァ~・・・このタバコカプセルはマズイな・・・いつもの奴に戻そう」

 

「後味が悪すぎるだろ・・・良くこんな不味い奴売ってるな・・・」

 

テイオー

「おじさ~ん!」

 

大将

「テイオーか。今日は如何したんだ?」

 

テイオー

「僕ね、明日レースに出るんだ♪」

 

大将

「そうか。頑張れ~」

 

テイオー

「それでね、レースに勝てるご飯とか無い?」

 

大将

「ゲン担ぎか・・・無い事も無いぞ」

 

テイオー

「ホントに!?」

 

大将

「中に入りな。男の勝負飯をご馳走してあげるよ」

 

テイオー

「ありがと~!」

 

 

大将

「男の勝負飯と言えば、カツ丼だな」

 

テイオー

「カツ丼?」

 

大将

「カツと勝つを掛けたシャレみたいなもんだな。昔から、勝負の日に食べる勝負飯だ」

 

テイオー

「カツ丼を食べれば、僕はレースに勝てる?」

 

大将

「それは、テイオー次第だな。あくまでもカツ丼は、キッカケ程度に考えてくれ」

 

テイオー

「そっか・・・僕ね、明日が復帰レースなんだ。この前、骨折しちゃってさ」

 

大将

「復帰戦か・・・テイオーは、レースに出たくないのか?」

 

テイオー

「勿論出たいよ!でも、みんなが期待してくれてるのに、勝てなかったら如何しようって考えちゃうんだ・・・」

 

大将

「勝ち負けなんて考えるな!一番大切なのは、本人が後悔せずにレースを走りきる事だ!」

 

「誰かの期待に応える事は確かに、ウマ娘の子達には大切なことかもしれない・・・でも、その為に自分を追い詰める事はするな!」

 

「自分が壊れちまったら、夢を追いかけられなくなるんだぞ・・・そんな悲しい事を誰かが望んでる訳ないだろ・・・」

 

テイオー

「おじさん・・・」

 

大将

「俺から言える事は1つだけだ・・・順位に関係なく、レースを楽しんで来い」

 

テイオー

「・・・うん!僕、明日は楽しんでくるよ!」

 

大将

「それで良い。さて、カツ丼食べるか?」

 

テイオー

「食べる!!」

 

大将

「ちょいとお待ちを~」

 

10分後・・・

 

「おかわりも出来るから、明日の為に食べてくれよ」

 

テイオー

「いただきま~す!」

 

 

 

 

ガラガラ・・・

 

マックイーン

「テイオー、ココに居ましたのね」

 

テイオー

「マックイーンもご飯食べに来たの?」

 

マックイーン

「テイオーの姿が見えないから、探しに来たんですよ」

 

テイオー

「心配掛けてゴメンね。もう大丈夫だからさ」

 

マックイーン

「それなら良いですけど・・・」

 

大将

「ウチは、初めてかい?」

 

マックイーン

「前に一度、来た事が有りますわ」

 

大将

「何か食べてくかい?」

 

マックイーン

「出来れば、軽食が有れば良いのですが」

 

大将

「軽食ね・・・おにぎり・サンドイッチ・パンケーキ・パフェ系の洋菓子が少し位かな」

 

マックイーン

「パフェ!?」

 

「パフェをお願いしますわ!」

 

大将

「時間掛かるけど待っててくれよ」

 

女将

「ただいま~。旬の果物の盛り合わせが美味しそうだから買ってきちゃった♪」

 

大将

「良いタイミングだぜ。咲良、果物少しだけ分けてくれ」

 

女将

「構わないけど・・・高級な奴は残しておいてね」

 

大将

「分かってるよ」

 

 

「お待たせ。季節のフルーツのパフェだ」

 

マックイーン

「いただきますわ♪」

 

テイオー

「マックイーン、今減量中でしょ」

 

マックイーン

「1日位、問題ありませんわ♪」

 

女将

「あら~?ダイエット中に過度なカロリー摂取は禁物なのよ~」

 

「マックイーンちゃんのお腹はどんな感じかしら~♪」

 

ムニュ・・・

 

「これは・・・中々の太り気味ね」

 

マックイーン

「食べた後、走り込めば問題ありませんわ!」

 

テイオー

「そう言って、先週から走り込んでるのに痩せないよね~」

 

マックイーン

「うぐっ・・・」

 

テイオー

「マックイーンは、太りやすいんだから。もっとカロリー計算しないと駄目じゃない?」

 

女将

「トレセン学園の学食は、管理栄養士さんが居るんでしょ?」

 

テイオー

「居るけど・・・マックイーンの場合は、スイーツを食べ過ぎるから」

 

大将

「そりゃあ、スイーツ全般は高カロリーだから無理ないわな」

 

マックイーン

「疲れた時は、甘いものが食べたくなってしまうのがいけないんですわ!」

 

大将

「はぁ・・・今度、カロリーの低いクッキー作ってあげるからそれを食べなさい」

 

「毎回、スイーツばっか食べてると体のバランスがおかしくなるぞ」

 

マックイーン

「・・・分かりましたわ」

 

テイオー

「ご馳走様でした!おじさん、明日のレース見ててね!」

 

大将

「頑張れよ~」

 

女将

「気を付けてね~」

 

 

大将

「それでマックイーン、明日から甘いものが食べたくなったら、おからクッキーを食べなさい」

 

「そうじゃないと、体重増でレースに出られなくなるぞ」

 

マックイーン

「・・・分かりましたわ。メジロ家の悲願を達成するためにも痩せなければいけませんから」

 

大将

「それと、ご飯を食べる時はバランス良く食べる事。偏った食事を摂っているとベストコンディションは出ないからな」

 

マックイーン

「分かっていますわ」

 

大将

「後は、自分のトレーナーと相談して決めなさい」

 

女将

「頑張ってね~」

 

マックイーン

「お2人にメジロ家の凄さをお見せしますわ!」

 

 

マックイーンは、決意に満ちた顔で帰っていった・・・

 

 

 

 

 

次の日のトウカイテイオーのレースは、ダービーウマ娘の実力を発揮して、後続に6馬身の差を付けて圧勝したらしい

この作品を完結させた後、この設定を引き継いで、トレーナーのお仕事をメインにした作品を書こうと思っています。最初に担当するウマ娘は誰が良いですか?

  • トウカイテイオー
  • シンボリルドルフ
  • ミスターシービー
  • ライスシャワー
  • メジロラモーヌ
  • メジロアルダン
  • ビワハヤヒデ
  • ナリタタイシン
  • ダイタクヘリオス
  • ナイスネイチャ
  • キタサンブラック
  • オルフェーヴル
  • ドリームジャーニー
  • ヴィブロス
  • コパノリッキー
  • その他
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