大将
「今日の日替わりは、何を作ろうかな~」
「良し!また長野県の名物料理のソースカツ丼にしよう!」
女将
「ソースカツ丼は、長野県の名物なの?」
大将
「全国各地に、ソースカツ丼は有るけど・・・やっぱり駒ケ根ソースカツ丼が一番好きだな」
女将
「長野には、ヒロのお爺さん達が居て一緒に住んでたんでしょ?何でコッチに越して来たの?」
大将
「そうだな・・・小さい頃は、長野に居たけど・・・親父の転勤でコッチに来て、親父がクソ上司の無茶振りにブチ切れて、会社を辞めたんだよなぁ」
「その後、この定食屋を始めたのが俺が料理人の道を歩むキッカケだな」
女将
「そっか・・・でも、お陰で私と出会って結婚してくれたんだよね♪」
大将
「間違いではないな。咲良と出会えて良かったよ」
女将
「私も♪」
ガラガラ!!
タキオン
「大将君!!ご飯を食べさせておくれよ!!」
大将
「来たな!マッドサイエンティストめ!」
タキオン
「随分な言い方じゃないか!?」
大将
「毎回怪しい薬を持ってくる奴は、十分マッドサイエンティストだろうが!」
タキオン
「そんな毎回怪しい薬を作っている訳じゃないさ!たまには、役に立つ薬も有るんだぞ!!」
大将
「前回、体が七色に光る薬を持ってきたのは何処のどいつだ!!」
タキオン
「あれは、トレーナー君にお遊びで飲ませようと思っていた薬さ!」
大将
「そんな奇妙な薬を毎回作るな!!」
タキオン
「今日は、怪しい薬は何も持って来ていないんだぞ!!」
大将
「科学者を自称するなら、せめて人類の役に立つモノを作ってからにしろよ」
タキオン
「そんな大将君の為に、良い物を持ってきたんだ♪」
「ゴミの匂いを消せる強力消臭剤さ!」
「自然由来の消臭成分を使っていて、調理場で使っても安心さ!!」
大将
「・・・それはマジで欲しいかも」
女将
「まぁまぁ♪タキオンちゃん、今日は何を食べるの?」
タキオン
「今日は、日替わりのソースカツ丼をお願いするよ」
大将
「冷蔵庫からジュース出して勝手に飲んでて良いぞ~」
タキオン
「なら、遠慮なく頂くよ♪」
女将
「タキオンちゃんも、変な薬を作らなければ美少女なのにね♪」
タキオン
「私にとって、研究は生き甲斐だからね♪今更止められないのさ!」
女将
「そっか♪でも、今後は変なモノは作っちちゃ駄目だからね。私との約束だよ」
タキオン
「咲良さんに言われると嫌と言えないねぇ・・・約束するよ」
咲良
「タキオンちゃんは、良い子だね~♪」
タキオン
「恥ずかしいよ!?」
大将
「お待ちどうさま。おかわりは出来るから、遠慮なく言ってくれよ」
タキオン
「いただくよ」
ガラガラ・・・
スカーレット
「あ!タキオンさん、こんにちわ♪」
タキオン
「スカーレット君じゃないか。今日は、トレーニングは良いのかい?」
スカーレット
「今日は、オフの日なんです♪」
大将
「いらっしゃい。1人で来るのは珍しいね」
スカーレット
「大将さん、女将さん、こんにちわ♪」
「今日は、ウオッカがバイク博覧会に行くみたいで、みんな一緒に行っちゃったんです」
「だから、今日は私だけ残っちゃったんです」
女将
「スカーレットちゃんは、何か好きな事は無いの?」
スカーレット
「そうですね・・・トレーニングメニューを考える事が好きですね」
女将
「もう・・・女の子なんだから、トレーニングだけを考えてちゃダメよ」
「折角、スカーレットちゃんはこんなに可愛いのに・・・良し!今から私とお買い物に行きましょう♪」
スカーレット
「今からですか!?」
女将
「私は、この後暇だからスカーレットちゃんに似合うお洋服を選んであげるわ♪」
「それと、お化粧もしてみましょう♪」
スカーレット
「えっと・・・よろしくお願いします」
女将
「そう言う事で、後はよろしくね♪」
大将
「気を付けて行ってら~」
女将は、スカーレットを車に乗せて、近くの大型商業施設に向かった・・・
タキオン
「咲良さんは元気だね~」
大将
「思い立ったが吉日の性分だからな。きっと帰ってくる頃には、スカーレットちゃんは別人に生まれ変わってるんじゃないかな」
タキオン
「それは楽しみだね。大将君、おかわりを貰えるかい?」
大将
「ちょっと待ってな・・・はいよ」
タキオン
「ソースカツ丼は、初めて食べたけど濃い味でご飯が進むねぇ・・・」
「ジュースは、もう一本飲んでも良いのかい?」
大将
「好きに飲んでくれ」
タキオン
「大将君・・・相談に乗ってくれないかな」
大将
「相談?」
タキオン
「実は、今度皐月賞に出る事が決まってねぇ・・・」
大将
「クラシックの最初のレースか・・・」
タキオン
「最近、夢を見るのさ・・・走っている途中に、足が壊れてしまう夢を・・・」
大将
「それは、鮮明な夢なのか?」
タキオン
「かなり鮮明さ・・・ゴール目前で、足が壊れてしまう夢を・・・」
大将
「そうか・・・コレは俺の昔話なんだが・・・俺は、学生の頃とあるスポーツをやっていたんだが」
タキオン
「スポーツかい?」
大将
「あぁ。練習中に予測できない事が起きて、俺は重傷を負ったんだ」
タキオン
「重傷・・・」
大将
「投げた相手が俺の足に落ちて来て、右足の骨がバキバキに折れちまったんだよ。手術の跡が今でも残ってる」
タキオン
「・・・今は治っているのかい?」
大将
「一応な。ボルトが今でも埋め込まれているよ」
「タキオン・・・正夢がこの世に有るのなら、それを覆せば良いんだよ」
タキオン
「覆す・・・そんな非科学的な事・・・」
大将
「いや出来るね。この世は科学で解明できない事が山ほど有るんだ」
「正夢だからって、それを甘んじて受け入れる未来なんてクソ食らえだね!!」
「タキオン!!君の夢は何だ?」
タキオン
「・・・愚問だね。私の夢は、日本ダービーで優勝して、偉大な科学者になる事さ!」
大将
「なら、今から不安要素を限りなく無くして行けば良い。足に不安が有るなら、病院に行って検査を受けろ」
「そんでもって、体の不安を抱えている所を全部治していくんだ」
「何も問題なければ、足にサポーターを付ける方法も有る。多少動きは制限されるが・・・足を壊すより何百倍も良い」
タキオン
「考えてもいなかったね・・・」
大将
「悪い夢の事は、トレーナーには話しているのか?」
タキオン
「話していないね。不確定な夢を話して、心配させたくないからね・・・」
大将
「今スグにトレーナーに夢の事を話しに行け。そんでもって、トレーナーと一緒に困難を乗り越えろ」
「ウマ娘とトレーナーは、運命共同体・・・一心同体なんだろ?」
タキオン
「そうだね・・・この後、トレーナー君に相談してみるさ」
大将
「皐月賞までは、まだ一ヶ月有るんだろ?それまでに万全の状態にして最高のレースをしてこい」
「ただし、少しでも体が可笑しいと感じたらレースを辞退する事も考えておくんだぞ」
「一時の出来損ないの覚悟程当てにならないモノは無い。本当の覚悟ってのは、自分の全てを賭けても成し遂げたい時に出来るものだからな」
タキオン
「大将君、ありがとう・・・皐月賞と日本ダービーのレースを見に来てくれるかい?」
大将
「タキオンがトレーナーと協力して走るならな」
タキオン
「約束するさ」
大将
「なら、俺も見に行くよ。レースが終わったら、お祝いで好きな物をなんでも作ってやるよ」
タキオン
「見ていてくれたまえ・・・アグネスタキオンの雄姿を!」
タキオンは、学園に戻った後・・・スグにトレーナーに相談して、あらゆる手を尽くして皐月賞当日を迎えた・・・
皐月賞は、サポーターを付けた状態での参加だったが、不良馬場を一切感じさせないレース展開で見事1着でゴールをした・・・
続く日本ダービーは、名だたる強敵を蹴散らす力強い走りを見せて、後続に5馬身の差を付けて走りきる見事なレースを見せ、その年のコースレコードを叩きだす快挙を成し遂げた・・・
因みに、レース後にタキオンのトレーナーからは後日お礼として、かなり高級な料理包丁を貰った・・・
大将
「この包丁って、頼むと出来上がるのに年単位で時間掛かる業物の包丁じゃね・・・こんなの貰って良いのかな・・・」
実際のアグネスタキオンは、ダービーを走っていませんが、あくまで創作作品なので
ご都合主義で史実を捻じ曲げています
ご了承ください
この作品を完結させた後、この設定を引き継いで、トレーナーのお仕事をメインにした作品を書こうと思っています。最初に担当するウマ娘は誰が良いですか?
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トウカイテイオー
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シンボリルドルフ
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ミスターシービー
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ライスシャワー
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メジロラモーヌ
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メジロアルダン
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ビワハヤヒデ
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ナリタタイシン
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ダイタクヘリオス
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ナイスネイチャ
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キタサンブラック
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オルフェーヴル
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ドリームジャーニー
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ヴィブロス
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コパノリッキー
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その他