トレセン近くの定食屋さん   作:暁海斗

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雨宿り

 

今日は、朝から雨が降っている・・・

 

大将

「雨が全然止まないなぁ・・・今日は、早めに店仕舞いするかな」

 

俺は、暖簾を仕舞って閉店の準備を始めると・・・

 

 

 

ライス

「待って~!!」

 

大将

「ありゃ?ライスちゃんが1人で来るのは珍しいね」

 

ライス

「まだお店やってますか?」

 

大将

「今、店仕舞いしようかと思ってたけどね。中に入りな」

 

ライス

「お邪魔します」

 

 

大将

「傘も差さずに走って来るなんて・・・風邪ひいたら如何するのよ」

 

ライス

「うぅ・・・どうしてもお兄さまのお店に行きたくて・・・」

 

大将

「全く・・・バスタオル貸してあげるから、髪の毛拭きなさい」

 

ライス

「ありがとう・・・」

 

 

大将

「お~い!ちょっとコッチに来てくれ~!」

 

女将

「なに?どうかしたの?」

 

大将

「ライスちゃんがびしょ濡れで来たから、お風呂入れてあげてくれ。制服も乾かしてあげないといけないし」

 

女将

「あらら~。何で傘を差さずに来ちゃったのかな」

 

ライス

「お兄さまのお料理が食べたくて・・・」

 

女将

「コッチにいらっしゃい。まずは冷えた体を温めないとね」

 

ライス

「ありがとうございます」

 

 

因みに、女将は俺の奥さんだ

 

名前は、南咲良と言う。面倒だから、女将って呼んでくれ

 

 

女将

「ライスちゃんの制服は乾燥機に掛けたから、スグ乾くわ」

 

大将

「サンキュー。俺は、温まるモノでも作るかな・・・」

 

 

暫くして・・・

 

 

ライス

「お風呂、ありがとうございました」

 

女将

「髪も乾かさないとね。アナタ、櫛って何処にあったかしら?」

 

大将

「ん?つげ櫛が戸棚に入ってるぞ。椿油もセットでな」

 

女将

「ありがとう」

 

女将は、ライスの髪を梳かしながら乾かしていく・・・

 

 

女将

「はい、もう大丈夫よ」

 

ライス

「凄い・・・髪がサラサラで艶々だよ・・・」

 

大将

「ライスちゃん、ホットミルクと味噌汁どっちが良い?」

 

ライス

「ホットミルクを下さい」

 

大将

「はいよ。熱いから気をつけてね」

 

女将

「ライスちゃん、何で雨の中傘を差さずに来たの?」

 

ライス

「その・・・トレーニングしてたら、食堂の空いてる時間に間に合わなくて・・・慌てて走ってきたから」

 

女将

「そう・・・慌てなくても、裏口のインターホン鳴らしてくれれば大丈夫だからね。私達は、大体お店に居るからね」

 

ライス

「ごめんなさい・・・」

 

大将

「トレセン学園の方には、連絡入れておくからゆっくりしていきな」

 

俺は、トレセン学園の寮長に電話を掛けた・・・

 

 

ヒシアマゾン

「おう!如何したんだい?」

 

大将

「突然電話して悪いね。ライスちゃんがずぶ濡れで店に来たから、暫く面倒見ておくから後で迎えに来てくれるかな?」

 

ヒシアマゾン

「了解したよ!3時位に迎えに行くよ」

 

 

 

大将

「アマさんが3時位に迎えに来てくれるから、それまで何か食べていくかい?」

 

ライス

「なら、お蕎麦が食べたいです・・・」

 

大将

「丁度良かった。今朝おっちゃんから蕎麦を仕入れたんだけど、全然お客さんが来ないから余るかと思ってたんだ」

 

「沢山食べてくれると助かるよ」

 

ライス

「いっぱい食べても良いの?」

 

大将

「店を潰す勢いで食べてくれると非常に助かるよ」

 

女将

「私も食べても良い?」

 

大将

「もう暖簾は仕舞っちまったからな。俺らも昼飯にするか」

 

「ライスちゃん、暖かい蕎麦でも良いかい?」

 

ライス

「暖かいお蕎麦が良いです!」

 

女将

「トッピングは何か有る?」

 

大将

「そうだな・・・流石に今からキツネ蕎麦用の揚げを仕込むには時間が足りないし・・・山菜の天ぷらと大根おろしと山芋が有るからトロロが出来るかな」

 

女将

「天ぷら揚げるなら、天丼が食べたいです!」

 

ライス

「ライスも天丼が食べたいです!」

 

大将

「仕方ねぁな・・・今日は、天ぷらそばと天丼のセットだ!」

 

女将

「ヤッタ~♪」

 

ライス

「お蕎麦と天丼のセット・・・楽しみ♪」

 

 

俺は、急いで天ぷら粉を作って山菜と野菜と鶏肉を揚げ始めた・・・

 

女将は、蕎麦を茹で始めた・・・

 

 

大将

「咲良、蕎麦は出来たか?」

 

女将

「丁度良い頃合いね♪アナタの方はどんな感じ?」

 

大将

「結構良い感じだな。蕎麦は、一度に大量に茹でておけば少し温め直すだけで食べられるだろう」

 

「まぁ、コシが無くなっちまうのが難点なんだけどな」

 

女将

「少し硬めに茹でておくから大丈夫よ」

 

大将

「良し!ライスちゃんお待たせ!」

 

女将

「掛け蕎麦お待ちどうさま♪」

 

大将

「天丼も出来たよ!天ぷらの盛り合わせも有るから、天ぷらそばに出来るよ」

 

ライス

「こんなに美味しそうなお料理がいっぱい・・・いただきます!」

 

女将

「アナタ、最近お出汁の取り方変えた?」

 

大将

「あぁ。出汁取る材料も少し変えたんだよ」

 

女将

「結構うま味が濃く出てるわね。私的には好きな味よ」

 

ライス

「ライスも好きな味です!お母様の味に少し似ていて落ち着きます・・・」

 

大将

「最近は、お客さんに寄り添った味付けを目指してるんだよ。いつまでも同じ味付けだと飽きられちまうからな」

 

ライス

「美味しいです・・・久しぶりにお母様に会いたいな・・・」

 

女将

「お母さんもきっとライスちゃんの顔を見たいんじゃないかな?」

 

ライス

「今度の休みにお母様とお父様に会いに行ってきます」

 

大将

「もし地元に帰るなら、お土産を用意するよ。日持ちする奴が良いだろうから、焼き菓子かな」

 

ライス

「その時はお願いしますね。このお蕎麦と天丼は凄く美味しいです!」

 

「天ぷらもサクサクで、凄く美味しいです♪」

 

大将

「天ぷらは、俺の得意料理だからね。自信を持って提供出来る料理の1つだぜ!」

 

女将

「そろそろ最後のお蕎麦ね・・・ライスちゃん、食べる?」

 

ライス

「いただきます!」

 

 

ヒシアマゾン

「3時になったから迎えに来たよ~って、みんなして蕎麦を食べてるのかい?」

 

大将

「悪いね、アマさん。アマさんもお蕎麦と天ぷら食べる?」

 

ヒシアマゾン

「折角だし、頂こうかね」

 

女将

「最後のお蕎麦と天ぷらだけど、ゴメンね~」

 

ライス

「心配掛けてごめんなさい」

 

ヒシアマゾン

「スグに大将から連絡が来たから大丈夫さ。それにしても、かなり出汁のうま味が強いね・・・何で出汁を取ってるんだい?」

 

大将

「サバ節と宗田節と昆布で出汁を取ってるんだよ。最近、材料を変えてから評判良いんだぜ?」

 

ヒシアマゾン

「勉強になるねぇ・・・今度、出汁の取り方を見せておくれよ」

 

大将

「別に構わないよ。都合の良い日に来ると良いよ」

 

ヒシアマゾン

「助かるよ。それじゃあご馳走様」

 

「ライス、帰るよ」

 

ライス

「お兄さま、お姉さま、ご馳走様でした!」

 

大将

「またいつでも食べにおいで」

 

女将

「今度は、傘を差してきてね」

 

ライス

「お邪魔しました!」

 

ヒシアマゾン

「またよろしく頼むよ」

 

 

ライスとヒシアマゾンは、お店を後にした・・・

 

 

大将

「さて、また学園に提出する請求書作らないとなぁ・・・どうせなら、トレセン学園の敷地内に移転すれば毎度請求書作る必要ないんじゃないのか?」

 

女将

「そんな事したら、他のお客さんが来れなくなるでしょ?」

 

大将

「それもそうだな。今日は、請求書作って寝よう」

 

 

俺は、明日提出する請求書を作った後・・・仕込みを済ませて眠ることにした

 

 

 

次の日・・・

 

大将

「コチラ、今週の請求書になります」

 

たづな

「毎回お手数をお掛けします。実は、来月から制度が変わりましてFAXで請求書を送っていただくだけで大丈夫になりましたのでFAXを使ってくださいね」

 

大将

「それは助かります。では、次からはそのように」

 

 

 




若干ライスの口調が違いますが、原作に忠実に沿って行くと結構書きにくくなるので、原作のキャラとは若干の違いは出ると思います

この作品を完結させた後、この設定を引き継いで、トレーナーのお仕事をメインにした作品を書こうと思っています。最初に担当するウマ娘は誰が良いですか?

  • トウカイテイオー
  • シンボリルドルフ
  • ミスターシービー
  • ライスシャワー
  • メジロラモーヌ
  • メジロアルダン
  • ビワハヤヒデ
  • ナリタタイシン
  • ダイタクヘリオス
  • ナイスネイチャ
  • キタサンブラック
  • オルフェーヴル
  • ドリームジャーニー
  • ヴィブロス
  • コパノリッキー
  • その他
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