トレセン近くの定食屋さん   作:暁海斗

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コントレイルのデビュー前

 

 

 

 

 

 

 

トニービンは、今日はチームスピカの面々に新しい勝負服の注文を受けにトレセン学園に来ていた・・・

 

 

トニービン

「えっと・・・これで全部かな~」

 

「レイちゃんに挨拶していこうっと♪」

 

 

 

 

チーム・サウスの部室・・・

 

沖田トレーナー

「それでだ・・・コントレイルとデアリングタクトのデビューレースを何時にするかを決めたいんだが・・・」

 

トップロード

「やっぱり、新ウマ娘戦が良いんじゃないでしょうか!」

 

レイ

「どのレースが良いかは、良く分からないのでトレーナーさんにお任せしたいです」

 

タクト

「私も、タイミングはトレーナーさんにお任せします」

 

沖田トレーナー

「困ったなぁ・・・」

 

トップロード

「クラシック三冠とトリプルティアラを目指すなら、距離はマイルか中距離が良いと思います!」

 

沖田トレーナー

「そうなると・・・再来月の東京レース場で行う新ウマ娘戦が良いだろうな。距離も2000mでクラシック三冠を目指すにも丁度良いだろうしな」

 

「コントレイルとデアリングタクトもそれで良いか?」

 

レイ

「はい!」

 

タクト

「大丈夫です!」

 

 

バァン!!

 

 

トニービン

「レイちゃん、デビューするの!?」

 

レイ

「トニービンさん!?」

 

トニービン

「デビューするなら、勝負服が必要だよね!?」

 

沖田トレーナー

「流石に、デビューレースで勝負服は速いんじゃないか?」

 

トップロード

「みんな、体操服が多いですよ?」

 

トニービン

「私とサンデーとタイムは、勝負服着てデビューレースに出たよ?」

 

沖田トレーナー

「あの時、目立ってたのはアンタ達だったのか・・・」

 

トニービン

「それでそれで・・・レイちゃんとタクトちゃんの勝負服はどんなのが良いの!?」

 

レイ

「えっと・・・格好いい勝負服が良いかな」

 

タクト

「エアグルーヴ先輩のような、オシャレな勝負服が良いです」

 

トニービン

「流石に、同じようなデザインだとパッとしないし・・・オリジナルで作った方が良いね♪」

 

「一応、一般的な勝負服のデザインが有るんだけど見てみる?」

 

レイ

「見たいです!」

 

タクト

「見たいです」

 

 

トニービンは、デザインカタログを広げていく・・・

 

 

沖田トレーナー

「・・・凄いな」

 

レイ

「・・・この勝負服カッコいい♪」

 

タクト

「お嬢様感が出ている衣装が良いかな・・・」

 

トニービン

「えっと・・・レイちゃんが、ドゥラメンテが使ってる勝負服をモデルにしたいんだね」

 

「タクトちゃんは、お嬢様感のある勝負服だから・・・フリルとかあしらってみる?」

 

タクト

「それが良いです」

 

トニービン

「良し!!今すぐにイメージ図を書いちゃうね!」

 

 

トニービンは、スケッチブックにデザイン画を描き始めた・・・

 

 

レイ

「あの、聞きたい事が有るんですけど・・・」

 

トニービン

「良いよ~♪何でも聞いてね」

 

レイ

「トニービンさん達とパパって、どれ位のお付き合いが有るんですか?」

 

トニービン

「私達と博之?」

 

「えっとね~・・・私達が小学校4年生くらいだったかな~」

 

「南家御一家が今の場所に引っ越してきたんだ~」

 

「暫くして、博之のお父さんが会社の無能上司と盛大にケンカして辞めてきちゃったみたいなんだ~」

 

「無能上司は、優秀な博之のお父さんを辞めさせた責任を取らされて、海外の遠い遠い支店へ飛ばされちゃったみたいだよ」

 

「その後、南や食堂を始めて・・・ご近所付き合いが始まったんだ~」

 

沖田トレーナー

「俺が、トレーナーを始める少し前だな」

 

トップロード

「そんなに前なんですね・・・」

 

トニービン

「セントライトが現役ウマ娘だった時代だからね~。ざっと20年前くらいかな」

 

「その当時から、ウマ娘に人気の食堂だったんだよ~」

 

レイ

「その時のパパってどんな感じでした?」

 

トニービン

「小学生の時の博之はね、少し大人しかったよ。柔道を頑張ってたね」

 

「家が割と近かったから、良く一緒に遊んでたんだ~。サンデー、タイムも一緒に遊んでたから幼馴染なんだ~」

 

タクト

「大将さんの子供の頃って貴重ですね・・・」

 

レイ

「ママも知らない頃だもん」

 

トニービン

「それから、博之は地元の中学校に行って・・・私達は、トレセン学園の中等部に進学したんだよ」

 

「私達は、変わらず博之と遊んでたけどね~。博之が高校に進学して、暫くして怪我しちゃって塞ぎ込んじゃったんだ」

 

レイ

「それって・・・」

 

トニービン

「うん・・・博之の右足の事だね」

 

「それからは、入院している病院に3人で通い詰めたなぁ~」

 

「少しずつ博之が立ち直っていくのと同時に、博之の事が好きになっちゃってね~」

 

レイ

「えぇ!?」

 

トニービン

「3人共、博之の事が好きになっちゃったんだ」

 

「でも、告白は出来なかったんだよ・・・恋心に気付いた時には、博之は県外の大学に行っちゃったし」

 

レイ

「パパとママは、大学生の時に出会ったって言ってたけど・・・」

 

タクト

「大将さんは、トニービンさん達の想いに気付いていたんですか?」

 

トニービン

「・・・気付いていたと思うよ。でも、お互いに幼馴染の関係を壊したくなかったのかもね」

 

「でも、私達もそれぞれ違う大学で今の旦那さんと出会ったんだよ♪」

 

トップロード

「今の旦那さんですか?」

 

トニービン

「そうだよ~。サンデーの旦那さんは、整形外科の先生だね」

 

「タイムの旦那さんは、スポーツ用品のデザイナーさんだよ」

 

「私の旦那さんは、私と同じ服を作るお仕事してるんだ~♪」

 

沖田トレーナー

「随分と大物のウマ娘を嫁にしたもんだな・・・」

 

トニービン

「まぁ、過去の栄光より今の方が大事だしね」

 

レイ

「トニービンさんは、パパの事はまだ好きなんですか?」

 

トニービン

「大好きに決まってるじゃん♪」

 

「私達の旦那さんって、ちょっと変わっててね・・・博之となら時々デートしても良いって言うんだよ♪」

 

「浮気は駄目だけどね~。でも、お互いに家庭を持ってるし、節度を守ったデートを時々してるんだ♪」

 

沖田トレーナー

「確かに変わってるな・・・」

 

トニービン

「実際に、博之と旦那さん達は会ってスグに意気投合しちゃったからね~」

 

「いつも会うと、自分のお嫁さん自慢してるんだよ・・・聞いてるコッチが恥ずかしくなってくるのにね」

 

タクト

「仲が良いんですね」

 

トニービン

「良し!こんな感じでデザインしてみたけど・・・意見を聞かせてくれる?」

 

レイ

「カッコいいです!」

 

タクト

「・・・可愛いです」

 

沖田トレーナー

「ほぉ・・・凄いな」

 

トップロード

「私の勝負服より格好良いじゃないですか!?」

 

トニービン

「そりゃあ、自分の愛娘のように可愛がってたレイちゃんのデビューレースの勝負服だよ!」

 

「気合い入れて、いつも以上に本気出すに決まってるじゃん!」

 

レイ

「この勝負服でお願いします!」

 

タクト

「私もお願いします」

 

トニービン

「は~い♪」

 

「それじゃあ、採寸しちゃうね♪」

 

沖田トレーナー

「俺は、書類仕事が有るからちょっと席を外すからな」

 

トニービン

「は~い♪」

 

 

それからトニービンは、トップロードと一緒にコントレイルとデアリングタクトのスリーサイズを測り始めた・・・

 

 

トニービン

「良し!これでスグに制作に入るから・・・再来月のデビューレースまでには間に合わせるからね!」

 

レイ

「無理しないでくださいね」

 

タクト

「程々で良いので・・・」

 

トニービン

「駄目だよ!このお仕事は、私の一世一代の大仕事なんだから!」

 

「それじゃあね~!!」

 

 

 

トニービンは、大急ぎでチームスピカの部室に行くと・・・

 

バァン!!

 

トニービン

「急に別件の大事な仕事が入っちゃったから、みんなの新しい勝負服の完成は2ヶ月くらい遅れるから!」

 

テイオー

「えぇ~!?」

 

マックイーン

「それは何故ですの!?」

 

ウオッカ

「さっきまで3ヶ月くらいで出来る話だったじゃねぇかよ!」

 

スぺ

「何か有ったんですか?」

 

トニービン

「コントレイルとデアリングタクトの勝負服を本気出して製作するから!!」

 

「それが完成するまで、他の仕事は出来ません!!」

 

スカーレット

「私達の方が先に注文してたじゃない!」

 

トニービン

「待ちに待った大仕事が先なんじゃい!!」

 

「私の一番やりたかった仕事が、博之の愛娘の勝負服を作る事なの!!」

 

「異論は受け付けません!!」

 

スズカ

「私は、以前の新しい勝負服が有るからで大丈夫ですよ」

 

ゴルシ

「目が本気だぜ・・・アタシ等が何言っても無駄だぜ」

 

キタサン

「レイちゃん達の勝負服が楽しみです!」

 

トニービン

「そう言う事で!!」

 

 

トニービンは、現役時代のように凄いスピードで走っていった・・・

 

 

自分の会社に戻ってスグに、勝負服の製作に取り掛かったトニービンだった・・・

 

 

 

 




コントレイルの勝負服は、ドゥラメンテの勝負服デザインをモチーフにして、上着を大空を羽ばたく飛行機をイメージして早く走れそうな感じに

青空カラーを配色した少し短めのハーフパンツをデザインしました。(マックイーンの2着目の勝負服の感じです)

シューズは、走りやすいスニーカータイプとブーツタイプを選択可能に

トニービンがコントレイルの為に丹精込めて作ったオリジナル勝負服です


デアリングタクトの勝負服は、サイレンススズカの最初の勝負服デザインをモチーフにしました。
フリルやリボン、可愛らしさを取り入れつつ・・・シアン色をメインカラーでデザインしました。
名前の由来となったタクト(策士)のような凛々しさを持ち合わせた・・・これまたトニービンが丹精込めて作った勝負服です

この作品を完結させた後、この設定を引き継いで、トレーナーのお仕事をメインにした作品を書こうと思っています。最初に担当するウマ娘は誰が良いですか?

  • トウカイテイオー
  • シンボリルドルフ
  • ミスターシービー
  • ライスシャワー
  • メジロラモーヌ
  • メジロアルダン
  • ビワハヤヒデ
  • ナリタタイシン
  • ダイタクヘリオス
  • ナイスネイチャ
  • キタサンブラック
  • オルフェーヴル
  • ドリームジャーニー
  • ヴィブロス
  • コパノリッキー
  • その他
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