トレセン近くの定食屋さん   作:暁海斗

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史実では、宝塚記念でライスシャワーは、予後不良で亡くなってしまいますが・・・

史実は無視して、書いて行きますので誰も故障しません




宝塚記念

 

 

 

俺は、朝食を食べながら新聞を読む・・・

 

大将

「今年の宝塚記念は、誰が出るのかな~?」

 

女将

「タイシンちゃんとライスちゃんが出るみたいね」

 

大将

「あぁ。勝ち負けは二の次で、みんなが無事に走りきってくれるのが一番だよ」

 

女将

「そうね・・・ライスちゃん達はお店に来てくれるかしら」

 

大将

「どうかな・・・ライスとタイシンの気分次第かな」

 

女将

「今回の勝負飯は何かしらね?」

 

大将

「2人の無事を願う料理を考えるか・・・」

 

女将

「勝負運を呼び寄せる料理・・・おにぎりとウインナーが良いんじゃない?」

 

大将

「何か理由があるの?」

 

女将

「おにぎりは、お結びって書くでしょ?」

 

「お結びって字に倣って、良縁に結ばれる・いい結果に結びつく・努力が実を結ぶって意味が有るのよ」

 

「ウインナーは、勝者を意味する言葉と似ているからね。若干ダジャレみたいな感じもするけど」

 

大将

「そうか・・・良し、おにぎりとウインナーに唐揚げと玉子焼きのお弁当を渡すか」

 

「その方が、ゲン担ぎの効果が続きそうだし」

 

女将

「あと、おまじないもね」

 

 

 

その日のお昼過ぎ・・・

 

ライス

「お邪魔します」

 

大将

「いらっしゃい」

 

タイシン

「こんな時間にごめん・・・明日の宝塚記念のレースを走るから、勝負飯をお願いしたいんだけど」

 

ライス

「ライスも勝負飯を食べたいんだ」

 

大将

「今回は、おにぎり弁当を作ったんだ。おにぎりは、努力が実も結ぶ意味・・・ウインナーは、勝者の意味」

 

「唐揚げと玉子焼きは、チキンカツは鳥が勝つって意味をもじって作ってみたんだ」

 

女将

「それと、2人とも明日は無理しないでね」

 

チュ×2

 

ライス

「キャ♪」

 

タイシン

「!?」

 

女将

「勝利の女神のキスよ♪」

 

大将

「それと、ライスとタイシンにお守りだ」

 

ライス

「お守り?」

 

タイシン

「随分と年季入ってるじゃん」

 

大将

「タイシンのお守りは、サンデー達が昔俺にくれたお守りだ」

 

「ライスのお守りは、俺の曾祖母・・・ひい祖母ちゃんがくれたお守りだ」

 

ライス

「お兄さまのひいお祖母さんのお守り?」

 

大将

「俺のひい祖母ちゃんは、それなりに有名なウマ娘でな・・・きっとライスとタイシンを守ってくれる筈だ」

 

「勝ち負けは二の次で良い・・・無事に帰って来いよ」

 

俺は、ライスとタイシンの頭を軽く撫でた・・・

 

ライス

「頑張ってくるね、お兄さま」

 

タイシン

「頑張るよ・・・」

 

 

 

 

 

宝塚記念当日・・・

 

大将

「俺は、レース会場に見に行ってくる。クリーク、咲良の事頼むぞ」

 

クリーク

「お任せください!」

 

女将

「気を付けてね」

 

大将

「俺が気を付けた所で、何も変わらんさ。ライスとタイシンの無事を祈るしか無いさ」

 

「行ってくるよ」

 

 

 

 

 

 

競馬場・・・

 

大将

「凄い人数が集まってるな・・・それだけ注目されているって事か」

 

ブルボン

「マスターも来ていたんですか?」

 

大将

「誰がマスターだ。今日は、ライスとタイシンの無事を祈りに来たんだよ」

 

ブルボン

「ココでは、良く見えないので特別席に行きましょう」

 

大将

「ブルボンにそんな権限有るのか?」

 

ブルボン

「大丈夫です。トレーナーに許可を貰えば可能です」

 

大将

「事後承諾じゃねえか・・・」

 

 

特別観覧席・・・

 

黒沼トレーナー

「先日は、ブルボンの食生活の乱れを指摘していただきありがとう。私も言葉足らずの部分が有った事を思い知りました」

 

大将

「気にしないでください。ライスがブルボンを連れてこなければ分かりませんでしたし」

 

黒沼トレーナー

「それでもだ。今後、食事メニューの相談に行っても構いませんか?」

 

大将

「今は妻が妊娠中で、対応できるか分かりませんが・・・事前に連絡を貰えれば大丈夫だと思います」

 

黒沼トレーナー

「分かりました」

 

ブルボン

「マスター、トレーナー、レースが始まりそうです」

 

大将

「そのマスターの呼び方は辞めなさい」

 

 

 

ライスとタイシンがゲートに収まり・・・他のウマ娘達もゲートに入る・・・

 

ガコンッ!!

 

ゲートが開き、一斉にウマ娘達が走り出す・・・

 

ライスは、先頭集団の後ろに位置取りをして走っている・・・

 

タイシンは、後続集団のかなり後方に位置取りをして様子を伺いながら走っている・・・

 

第3コーナーを過ぎたあたりで、タイシンがペースを上げて先頭集団に食らいついてきた・・・

 

ライスは、少しずつペースを上げて抜け出そうとしていた時・・・少しライスの足がブレた・・・

 

ライス

「足が・・・ついて行かない・・・何で・・・もう少しなのに・・・もう少しで最終コーナーなのに・・・」

 

「勝ちたい・・・勝ちたい・・・絶対に勝ちたい!!」

 

ライスの強い思いに、お守りが反応した・・・

 

ライスのポケットの中に仕舞っておいたお守りから、優しくも温かい感じがする・・・

 

ゴドルフィンバルブ

「アナタは博之に気に入られているね・・・ライスちゃんが怪我をしたら博之が悲しむから・・・私が特別にチカラを貸してあげるわ」

 

「さぁ、ゴールまで頑張りましょう」

 

ゴドルフィンバルブが、ライスの足を復活させる・・・ライスは、足の感覚が戻ったのを確認した瞬間・・・一気に加速して先頭に躍り出た・・・

 

タイシン

「負けてたまるか~!!!」

 

タイシンも最後の全力を振り絞って、ラストスパートを掛ける・・・

 

ダーレーアラビアン

「君の才能は目を見張るモノが有るな・・・」

 

バイアリーターク

「さぁ、最後の勝負といこう」

 

タイシンには、バイアリータークとダーレーアラビアンが背中を押す・・・

 

ライスとタイシンは、競り合いながらライスが頭一つ分先にゴールした・・・

 

 

大将

「ライスが1着で、タイシンが2着か・・・今日は、お祝いの料理を考えるかな」

 

ブルボン

「ライスさんを迎えに行きましょう」

 

大将

「そうだな」

 

黒沼トレーナー

「ブルボン、これを渡してやれ」

 

ブルボン

「花束ですか?」

 

黒沼トレーナー

「表彰台で渡して、一緒に写真を撮ってこい」

 

ブルボン

「分かりました」

 

 

 

 

ライス

「ハァハァ・・・さっきの人がお兄さまのひいお祖母さんなのかな・・・」

 

タイシン

「流石だね・・・勝てなかったよ」

 

ライス

「タイシンさんも最後の追い込み凄かったですよ。もしかしたらライスが負けてたかもしれません」

 

タイシン

「ありがとう・・・表彰台に行こうか」

 

ライス

「はい♪」

 

 

 

 

 

 

ライスシャワーは、宝塚記念を勝ったウマ娘の称号を手に入れた・・・

 

ナリタタイシンは、勝ちは譲ったが・・・宝塚記念で2着と言う立派な結果を残して、しっかりと爪痕を残した・・・

 

 

 

 

 

 

ライス

「お兄さま、ひいお祖母さんの名前ってゴドルフィンバルブだったりする?」

 

大将

「何で知ってるんだ?」

 

ライス

「ライスが、足に力が入らなくなった時に力を貸してくれたみたいなの・・・」

 

大将

「そうか・・・きっと、ライスが怪我しないようにしてくれたんだな」

 

「あとで、仏壇に線香をあげておかないとな」

 

ライス

「ライスもお線香あげても良い?」

 

大将

「その方が喜んでくれるよ」

 

タイシン

「私の時は、違う人が背中を押してくれたけど・・・」

 

大将

「きっと、ひい祖母ちゃんの同期のダーレーアラビアンさんとバイアリータークさんかな」

 

タイシン

「私もお線香あげに行く」

 

大将

「分かった。祝勝会の時に仏壇のとこに案内するよ」

 

ライス

「明日の夕方に行っても良い?」

 

大将

「大丈夫だよ」

 

タイシン

「私も行くから」

 

 

 

 

 

 

次の日の夕方・・・

 

大将

「ココが仏間だよ」

 

ライス

「この写真の人が、ゴドルフィンバルブさん?」

 

大将

「そうだよ。俺のひい祖母ちゃんだ」

 

タイシン

「バイアリータークさんとダーレーアラビアンさんの写真は無いの?」

 

大将

「少し昔の写真だけど、コレがそうかな」

 

タイシン

「・・・やっぱり私の背中を押してくれた人だ・・・」

 

ライス

「ライスに力を貸してくれたのは、ゴドルフィンバルブさんに間違いないよ」

 

大将

「そうか・・・ひい祖母ちゃん、ライスとタイシンを守ってくれてありがとう」

 

ライス

「あの時、力を貸してくれてありがとうございます!」

 

タイシン

「背中を押してくれてありがとうございます」

 

大将

「さて、ささやかだけどお祝いに色々料理作ったから食べてくれ」

 

ライス

「うん♪」

 

タイシン

「ありがとう」

 

 

 

 

 

ライスとタイシンは、友達と一緒に楽しく夕ご飯を食べていた・・・

この作品を完結させた後、この設定を引き継いで、トレーナーのお仕事をメインにした作品を書こうと思っています。最初に担当するウマ娘は誰が良いですか?

  • トウカイテイオー
  • シンボリルドルフ
  • ミスターシービー
  • ライスシャワー
  • メジロラモーヌ
  • メジロアルダン
  • ビワハヤヒデ
  • ナリタタイシン
  • ダイタクヘリオス
  • ナイスネイチャ
  • キタサンブラック
  • オルフェーヴル
  • ドリームジャーニー
  • ヴィブロス
  • コパノリッキー
  • その他
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