トレセン近くの定食屋さん   作:暁海斗

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思い出の料理

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は、朝から良い香りが漂っている・・・

 

 

ライス

「お兄さま、朝から何を作ってるの?」

 

大将

「コレか?」

 

「俺の思い出の料理だぞ~」

 

ライス

「お兄さまの思い出の料理?」

 

大将

「親父が昔、良く作ってた鶏そぼろだ」

 

「高校の時に、良く弁当に入れてくれてた思い出深いメニューだ」

 

ライス

「お兄さまのお父さま?」

 

大将

「俺の前に、この食堂の大将をやってたのが親父だからな」

 

「前に、エルが凱旋門賞に出走する時に、俺が付き添いで一緒にフランスに着いて行った時が有っただろ」

 

「その時に、俺の代わりに食堂で料理作ってたのが親父だ」

 

ライス

「ライス、お父さまに凄く可愛がってもらったよ♪」

 

大将

「お袋も一緒に居たと思うぞ」

 

ライス

「お母さまには、お団子貰ったよ♪」

 

大将

「まぁ、ライスは凄く良い子だからな・・・親父とお袋も、可愛がりたくなるだろ」

 

「セントライトの現役時代の食事管理をしていた、数少ない関係者だからな・・・ウマ娘に対しての愛情は、凄いと思うぞ」

 

ライス

「セントライトさんのご飯を管理してたの!?」

 

大将

「お袋は、元々は管理栄養士だったからな」

 

「親父は、サラリーマンだったけど・・・無能上司と大喧嘩して、会社を辞めて脱サラで食堂を始めたからな」

 

「当時のトレセン学園に通ってた、ウマ娘達からは絶対の信頼を寄せられてたらしい」

 

ライス

「でも、お兄さまの作ってくれるお料理も、食べると元気が出るんだよ♪」

 

大将

「ありがとね」

 

「咲良も、管理栄養士の資格を持ってるし・・・俺も、ある意味脱サラしてから食堂を受け継いだからな」

 

「俺と親父は、同じような生き方をしてるな」

 

ライス

「お兄さまは、何で会社を辞めちゃったの?」

 

大将

「同じ会社のクソ野郎に、罪を擦り付けられて辞めたのよ」

 

「俺が辞めた後、その会社は潰れちゃったよ~」

 

ライス

「お兄さまも大変だったんだね・・・」

 

大将

「まぁ、後悔はしてないけどな」

 

「あんな会社、潰れる運命だったんだよ・・・経営者達が、総じて横領で捕まるような会社だ」

 

ライス

「横領??」

 

大将

「ライスは、難しい事は気にしなくて良いんだぞ~」

 

「ほれ、和風出汁でコトコト煮込んで作った鶏そぼろ丼だぞ」

 

ライス

「・・・お出汁の良い香りだね・・・いただきます」

 

 

ライスは、木のスプーンで鶏そぼろ丼をゆっくり味わっていく・・・

 

 

大将

「漬け物・味噌汁も有るからな~」

 

ライス

「お出汁の優しい味付けに、お醤油の味と程よい甘みが有って凄く美味しいよ・・・こんなに美味しい鶏そぼろが、お弁当に入ってるなんて羨ましいね」

大将

「親父の方が美味かったんだよな・・・何かが足りない気がするんだ」

 

ライス

「ライスは、ゴマとネギが乗ってるのが好きだよ♪」

 

大将

「薬味は、色々試したんだけどな・・・」

 

女将

「お酢が足りないのよ~」

 

ライス

「お姉さま♪」

 

女将

「ライスちゃん、いらっしゃい♪」

 

大将

「酢か・・・そう言えば、親父の作る鶏そぼろはサッパリしてたな」

 

女将

「前に、お義父さんが博之は、この鶏そぼろが大好きなんだって教えてくれたのよ」

 

ライス

「思い出のお料理は、ちゃんと作り方が残っているんだね♪」

 

大将

「試しに、酢を小さじ一杯を入れてみるか」

 

 

作った鶏そぼろに、お酢を小さじ一杯入れて見ると・・・

 

 

女将

「懐かしい味付けでしょ?」

 

大将

「・・・コレだ!!」

 

「この懐かしい味付け・・・親父の作ってくれた鶏そぼろだ!」

 

ライス

「お兄さま、おかわりしても良い??」

 

大将

「好きなだけ食べなさい!!」

 

ライス

「いただきます♪」

 

 

ライスは、おかわりした鶏そぼろ丼を味わいながら食べていくと・・・

 

 

ライス

「さっきより、サッパリしてるのに・・・病み付きになっちゃう美味しさだよ♪」

 

女将

「私も、頂きま~す♪」

 

 

ライスと咲良が、お昼ご飯を食べていると・・・

 

 

オグリ

「とても美味しそうな香りがするぞ!!」

 

タマ

「あかん・・・お腹が空き過ぎて、限界や」

 

クリーク

「あらあら・・・速く、ご飯にしましょうね~」

 

 

大将

「・・・米は、かなり多めに炊いてあるな・・・」

 

女将

「今日の、オススメは鶏そぼろ丼で~す♪」

 

オグリ

「一番大きい器に、たっぷり鶏そぼろを乗せてくれ!」

 

タマ

「・・・大盛で頼むで!」

 

クリーク

「私も、大盛でお願いしますね♪」

 

大将

「はいよ」

 

 

 

 

 

今日は、思い出の鶏そぼろ丼を美味しく頂きました・・・

 

 

 

 

この作品を完結させた後、この設定を引き継いで、トレーナーのお仕事をメインにした作品を書こうと思っています。最初に担当するウマ娘は誰が良いですか?

  • トウカイテイオー
  • シンボリルドルフ
  • ミスターシービー
  • ライスシャワー
  • メジロラモーヌ
  • メジロアルダン
  • ビワハヤヒデ
  • ナリタタイシン
  • ダイタクヘリオス
  • ナイスネイチャ
  • キタサンブラック
  • オルフェーヴル
  • ドリームジャーニー
  • ヴィブロス
  • コパノリッキー
  • その他
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