とある昼下がり・・・
ドトウ
「ハァ・・・どうして、私はレースに勝てないんでしょう・・・」
ライス
「あまり悩むのは良くないよ?」
「今日は、美味しいお料理を食べに行こう」
ドトウ
「そうですね・・・行きましょうか」
ガラガラ・・・
大将
「いらっしゃい」
ライス
「お兄さま、ドトウさんに何か美味しいモノを作ってあげて欲しいの」
ドトウ
「お邪魔します・・・」
大将
「ライスにドトウの組み合わせは珍しいな。何が食べたいんだ?」
ライス
「ライスは、煮込みハンバーグ定食のギガ盛かな」
ドトウ
「私は、生姜焼き定食をお願いします・・・」
大将
「ちょっと待ってて」
アイネス
「ニンジンジュースは、サービスなの♪」
ドトウ
「あの、アイネスさんはどんなトレーニングをしていますか?」
「私、レースに勝てなくて・・・どうすれば良いか分からないんです・・・」
アイネス
「あたし?」
「う~ん・・・特別なトレーニングはしてないと思うの。しいて言うなら、パワーとスピードをメインに鍛えていた気がするの」
ドトウ
「パワーとスピード・・・」
ライス
「ドトウさん、あまり思い詰めても駄目だよ・・・少し肩の力を抜かないと・・・」
ドトウ
「でも、これ以上2着がずっと続くのは駄目なんです・・・」
「1着を取らないと・・・」
大将
「お待ちどうさま。ドトウは、どうしても1着が取りたいのか?」
ドトウ
「どうしても1着が取りたいんです・・・」
大将
「ドトウは、燃え尽き症候群って知ってるか?」
ドトウ
「燃え尽き症候群ですか?」
大将
「今までずっと、2着や3着だった人が1着を取るとその後、急にやる気が出なくなるんだよ」
「アスリートでも、時々ある事だ。ドトウの場合、1着を取った場合間違いなく燃え尽き症候群になる可能性が高い・・・」
ドトウ
「そんな・・・」
大将
「その為に、重賞のレースで1着を取る事から始めた方が良い。G1レースで1着を取ったら、達成感でやる気が出なくなるだろう」
ドトウ
「重賞レースは、何度か勝ってるんです・・・どうしても、GIレースで勝ちたいんです!」
大将
「ドトウには、専属のトレーナーは居ないのか?」
ドトウ
「・・・トレーナーさんは居ません・・・」
大将
「そうか・・・自分で考えて、トレーニングしているのか?」
ドトウ
「はい・・・学園では、他のトレーナーさん達が時々担当以外のウマ娘のトレーニングを見に来てくれる時が有るので、その時に色々と聞いているんです」
大将
「そうか・・・トレーナー不足は、深刻な問題か・・・一応、トレーニングを見てくれる人を紹介できる伝手は有るけど、多分相当キツいトレーニングを受ける事になるぞ」
ライス
「お兄さま、誰を紹介するの?」
大将
「俺のお袋の茶飲み友達だが・・・小さい頃から可愛がってもらっていたから頼めば引き受けてくれるだろうけど・・・ハイセイコーさんだ」
ドトウ
「ハイセイコーさんって、凄い有名な方じゃないですか!」
ライス
「お兄さま、有名なウマ娘の人と知り合いなの?」
大将
「割と知り合いっぽい。他にも、スピードシンボリ・テンポイント・トウショウボーイ・カブラヤオー・・・まだ居たような気がするけど、忘れた」
アイネス
「やっぱり博之君とご家族の人脈は可笑しいの」
大将
「俺も最近、可笑しいって自覚してきたぞ」
ライス
「何で、お兄さまの周りには有名なウマ娘の人達が沢山居るの?」
大将
「俺のお袋が、昔トレセン学園で管理栄養士やってたから。その繋がりで、今でも当時トレセン学園に通ってたウマ娘達と仲が良い」
「親父も、昔はこの食堂の大将だから色んなウマ娘と顔見知りだ。だから、俺は子供の頃からウマ娘と知り合いだったりする」
ドトウ
「凄いです・・・」
アイネス
「ハイセイコーさんは、今トレーナーをしているの?」
大将
「今は、サンデーサイレンスの経営してるトレーニング施設でトレーナーをしているらしい。呼べば多分来てくれる筈・・・」
「もしかしたら、テンポイントも来るかもしれないな・・・」
アイネス
「テンポイントさんも、トレーナーさん?」
大将
「テンポイントは、理学療法士だったかな?」
ライス
「理学療法士?」
大将
「簡単に言えば、怪我した時にリハビリメニューを作ったり、リハビリを手伝ってくれる人だな」
「因みに、俺が右足壊したときの担当理学療法士は、テンポイントさんだったりする」
アイネス
「もう驚かないの・・・」
ドトウ
「有名なウマ娘の人達が・・・」
大将
「どうする?今スグに連絡すれば、都合付けて来てくれると思うぞ」
ドトウ
「お願いします!」
大将
「分かった。とりあえず、メールで連絡しておこう」
俺が、サンデーサイレンスとハイセイコーにメールを送ると、スグに返信が返ってきた・・・
大将
「早えな・・・何々」
メール内容
サンデー
「メールの内容は承知した。スグに都合を付けて行かせよう」
ハイセイコー
「ヒロ君が頼ってくれるのは、お姉さん嬉しいわ。社長と相談してスグに行くわね」
大将
「だってさ」
ドトウ
「凄いです・・・」
大将
「ハイセイコーは、一流のトレーナーだからな・・・ライス達も聞きたい事が有れば、色々と聞いてみ」
ライス
「良いのかな・・・」
大将
「大丈夫さ。優しい人だし、可愛いモノが大好きな人だから」
ドトウ
「可愛いモノが好きなんですか?」
大将
「あぁ。ぬいぐるみでも渡せば、イチコロだぞ」
ドトウ
「ぬいぐるみ・・・」
大将
「理事長には、俺から伝えとくから面倒見てもらいな」
ドトウ
「ありがとうございます!」
大将
「料理が冷めちゃうから、早く食べな」
ライス
「いただきます!」
ドトウ
「いただきます」
女将
「何か良い事が有ったの?」
大将
「ドトウに良い事が有るんじゃないかなって」
女将
「良かったね♪」
ドトウ
「はい!」
大将
「たづなさん、近い内にサンデークラブから外部トレーナーが来ると思いますので、よろしくお願いします」
たづな
「分かりました。手配しておきますね」
「因みに、どなたが来るんですか?」
大将
「ハイセイコーです」
たづな
「ハイセイコーさんですね・・・受付で分かるように手配しておきますね」
大将
「よろしくお願いします」
後日・・・
ハイセイコー
「ヒロ君♪早速来ちゃった!」
大将
「お久しぶりです。今日から、暫くトレセン学園でドトウのトレーニングを見てくれるんですか?」
ハイセイコー
「明日からね。今日は、久しぶりの府中だから観光していこうと思ってね」
大将
「そうですか。明日から、ドトウの事よろしくお願いしますね」
ハイセイコー
「任せて。私に教えられる事は、全部教えてあげるから」
大将
「何か食べて行きますか?」
ハイセイコー
「唐揚げ定食をお願いするわ」
大将
「少々お待ちを」
ハイセイコー
「それにしても、小さかったヒロ君がこんなに大きくなって・・・お姉さん、ビックリしたわ」
大将
「何年前の事言ってるんですか・・・出来ましたよ」
ハイセイコー
「いただきます♪」
次の日から、ハイセイコーはメイショウドトウの期間限定の専属トレーナーになった・・・
ハイセイコーの教え方は、非常に分かりやすくドトウは、着実に成長していった・・・
この作品を完結させた後、この設定を引き継いで、トレーナーのお仕事をメインにした作品を書こうと思っています。最初に担当するウマ娘は誰が良いですか?
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トウカイテイオー
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シンボリルドルフ
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ミスターシービー
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ライスシャワー
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メジロラモーヌ
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メジロアルダン
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ビワハヤヒデ
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ナリタタイシン
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ダイタクヘリオス
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ナイスネイチャ
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キタサンブラック
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オルフェーヴル
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ドリームジャーニー
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ヴィブロス
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コパノリッキー
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その他