トレセン近くの定食屋さん   作:暁海斗

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少し無理やりな感じになってしまった・・・


チーム・リギルpart2

 

 

 

 

 

チーム・リギルは、今日は全体トレーニングをしている・・・

 

東条トレーナー

「次の併走で終わりにするわよ」

 

ルドルフ

「次は、本気で行くとしよう」

 

エアグルーヴ

「次は負けません」

 

ブライアン

「皇帝の称号を失う時だ」

 

フジキセキ

「私の本気を見せてあげるよ」

 

アマゾン

「アタシの全力を目に焼き付けな!」

 

エル

「全力全開で行くデス!!」

 

シャトル

「最初から、トップギアで行くデ~ス!!」

 

グラス

「私の実力をお見せしましょう」

 

マルゼン

「スーパーカーの名に恥じない走りを見せてあげるわ!」

 

東条トレーナー

「始め!!」

 

ルドルフ達は、一斉に走り始めた・・・

 

 

先頭は、マルゼンスキーが死守する形でゴールした・・・

 

 

マルゼン

「1着で気分はチョベリグね♪」

 

ルドルフ

「最後の加速で追いつけなかったか・・・」

 

エアグルーヴ

「最初に、出遅れなければ・・・」

 

ブライアン

「まだまだか・・・」

 

フジキセキ

「マルゼンの逃げは凄いね・・・追いつけなかったよ」

 

アマゾン

「一体どんな足してるんだい・・・」

 

エル

「全然追いつけなかったデ~ス!!」

 

シャトル

「早くて追いつかないデ~ス!!」

 

グラス

「参りました・・・」

 

東条トレーナー

「みんな、ストレッチはしっかりするのよ」

 

 

バキンッ!!!

 

 

ルドルフ

「!?」

 

「蹄鉄が割れてしまった・・・」

 

エアグルーヴ

「こんなに綺麗に割れるのか・・・」

 

ブライアン

「私の蹄鉄が割れた・・・」

 

フジキセキ

「珍しいね・・・蹄鉄が割れるなんて・・・」

 

アマゾン

「何だか不吉じゃないか・・・」

 

エル

「蹄鉄が真っ二つデ~ス!!」

 

シャトル

「きっと良くない事が起こる予兆デ~ス!!」

 

グラス

「お祓いをしてもらいましょう」

 

マルゼン

「困っちゃうわね!!もう!!」

 

東条トレーナー

「急いで、装蹄師に蹄鉄を付けてもらいましょう」

 

 

 

装蹄師

「まだ随分と派手に割れてるなぁ・・・このタイプの蹄鉄はもう作られていないから、違うタイプの新しい蹄鉄になるけど良いかい?」

 

東条トレーナー

「もうこの蹄鉄は、手に入らないの?」

 

装蹄師

「この蹄鉄を作っていた職人さんが引退しちゃったんですよ。だから、この蹄鉄はもう手に入らないんですよ」

 

東条トレーナー

「少し考えさせて貰っても良いかしら」

 

装蹄師

「大丈夫ですよ」

 

 

 

 

 

東条トレーナー

「困ったわね・・・今と同じ蹄鉄がルドルフとブライアンに合っていて調子が良いのだけれど・・・」

 

ルドルフ

「この際、違う蹄鉄に変えていくのも仕方ないんじゃないかな」

 

エアグルーヴ

「ですが、コンディションを出すのにどれ程の時間が掛かるか・・・」

 

ブライアン

「当分の間は、レースは無理か・・・」

 

フジキセキ

「困ったねぇ・・・」

 

アマゾン

「でも、量産品の蹄鉄だと調子が出ないんだろ?」

 

エル

「自分達で、選んで付けますのも有りデ~ス」

 

シャトル

「以前、自分の直感で選んだ蹄鉄は合いませんでしたよね・・・」

 

グラス

「どなたかこの蹄鉄と同じモノを作る事は出来ないんでしょうか・・・」

 

マルゼン

「いっその事、大将君に聞いてみるのも有りね・・・ちょっと行ってくるわね♪」

 

バビュ~ン!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズルズルズル!!!(麺をすする音)

 

大将

「夏の残り物のそうめんでも、めんつゆを工夫すれば何パターンも味わいが変わるから、食べていても飽きないな」

 

アイネス

「ホントなの・・・サッパリした梅つゆ・濃厚なゴマダレ・旨味の強い濃い出汁を使った鶏南蛮のつゆが有れば幾らでも食べられるの」

 

ライス

「美味しいね・・・薬味も沢山有るから、アクセントになるね。ネギとショウガが好きかな」

 

ブルボン

「初めての味ですね・・・梅つゆがサッパリしていて好きです」

 

大将

「そうめんが無くなれば、うどんと蕎麦と冷や麦も有るぞ~」

 

ライス

「ライス、おうどんが食べたいかな」

 

ブルボン

「讃岐うどんが食べてみたいです」

 

アイネス

「次は、冷たいうどんなの」

 

大将

「讃岐うどんは、今日は有りません。普通のうどんで我慢してくれ」

 

ブルボン

「そうですか・・・では、普通のうどんをお願いします」

 

大将

「ちょっと待ってろよ~」

 

 

うどんを茹で中・・・

 

 

大将

「ほい、有るだけ茹でてきたぞ」

 

アイネス

「いつもオグリちゃんが食べている量なの」

 

ライス

「ライスがいつも食べる量かな」

 

ブルボン

「私は、この半分の量を食べています」

 

大将

「ウマ娘の食べる量と比較するな。俺らからすれば、この量は大体8人前のうどんだ」

 

アイネス

「意外なの」

 

大将

「早めに食べないと、うどんがくっ付いちゃうぞ~」

 

ライス

「いただきます♪」

 

ブルボン

「いただきます」

 

アイネス

「いただきますなの」

 

ズルズルズル!!!(麵をすする音)

 

 

ガラガラ!!!

 

マルゼン

「大将君!緊急事態よ!」

 

大将

「コッチは、今食事中だぞ」

 

マルゼン

「それはごめんなさい・・・でも、緊急事態なの!」

 

「ルドルフとブライアンの蹄鉄が壊れちゃったのよ!」

 

アイネス

「前も言ったけど、トレセン学園に装蹄師の人が居る筈なの」

 

マルゼン

「私達の蹄鉄は、特別製なのよ♪」

 

大将

「へぇ~」

 

ライス

「ライスが使ってる蹄鉄も、少しカスタムしてあるよ」

 

ブルボン

「私の、蹄鉄も若干カスタムしています」

 

アイネス

「あたしの蹄鉄は、既製品なの。お金無かったから」

 

大将

「みんなそれぞれ、色んな蹄鉄を使ってるんだな・・・」

 

マルゼン

「それでね・・・大将君なら、凄腕の装蹄師を知らないかな~って」

 

大将

「知り合いで、装蹄師は居るけど・・・アイツは、若干気難しい所が有るからなぁ・・・」

 

「この前、頼んだばかりだし・・・断られるだろうから無理!」

 

マルゼン

「そこを何とか!!」

 

大将

「だったら、ココに書いてある連絡先に自分達で連絡しなさい。そんでもって、自分達で交渉しなさい」

 

「それで断られたら諦めなさい。俺が出来るのはココまでです!」

 

マルゼン

「分かったわ!!それじゃあね」

 

 

ガラガラ!!!ピシャ!!

 

 

アイネス

「誰の連絡先を渡したの?」

 

大将

「シンザンの連絡先」

 

アイネス

「交渉は上手くいくの?」

 

大将

「無理だろうな。シンザンは、初対面の相手にはあんまり関心を示さない」

 

アイネス

「でも、先日のスカーレットちゃんの時は、そんな感じはしなかったの」

 

大将

「基本的に、俺が仲介すれば上手くいく。スカーレットの事も結構気に入ってると思うぞ」

 

「じゃなきゃ、あんなに一からワンオフの蹄鉄を作る事なんてしないからな」

 

「チーム・スピカには連絡先を渡したって言ってたし・・・割とスピカの面々の事も気に入っているんだろ」

 

アイネス

「なら、チーム・リギルの蹄鉄の作成は無理そうなの・・・」

 

大将

「サイン位なら、普通にしてくれるけどな」

 

ライス

「お兄さまが直接交渉すると何で上手くいくの?」

 

大将

「シンザンが、食うに困っている時に飯をご馳走したからな。それ以来、俺の頼みは結構な確率で聞いてくれる良い先輩だな」

 

ブルボン

「では、マスターからお願いして貰えば私の蹄鉄も作ってもらえますか?」

 

大将

「シンザンに気に入られれば、問題なく作ってくれると思うぞ」

 

「手土産に、渋いおつまみを渡せば案外交渉が優位に進むぞ」

 

ブルボン

「渋いおつまみですか・・・」

 

大将

「鮭とば・干し貝柱・サラミ・チー鱈・燻製チーズが良いと思うぞ」

 

「シンザンは、酒に弱いくせに酒を飲むからな・・・酒飲みに愛される肝臓を助ける飲み物もセットにしておくともっと喜ばれるぞ」

 

ブルボン

「なるほど・・・参考にします」

 

大将

「ライスは、間違いなくシンザンに気に入られるな」

 

ライス

「ライスは、気に入られるの?」

 

大将

「シンザンは、基本的に良い子には優しいからな。ライスのレースは見ていたって言ってたし」

 

ライス

「ふぇええ・・・ライスも蹄鉄を変えたらもっと速くなるかな・・・」

 

大将

「シンザンの蹄鉄は、使用者のポテンシャルをフルに発揮させる神のアイテムだからな。おまけに怪我をしにくくなる特性も有るし」

 

「だから、全国のウマ娘から蹄鉄を作ってくれって依頼が来るのさ」

 

アイネス

「大体、どれ位の注文が来るの?」

 

大将

「正確に聞いたことは無いけど・・・何万件は来るって言ってたぞ」

 

「でも、実際に依頼に応える件数はかなり少ない・・・新規の客より、繋がりの有る顧客を優先する職人タイプだからな」

 

ライス

「マルゼンさん達は、どうなるのかな?」

 

大将

「適当に言い負かされて、断られるんじゃないか?」

 

「結局、俺の所に泣きついてくると思う・・・かなりの高確率でな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マルゼン

「大将君から、装蹄師の連絡先を貰ってきたわよ♪」

 

ルドルフ

「早速、連絡をしてみよう・・・」

 

 

プルプルプル・・・・

 

 

シンザン

「知らない番号だけど、誰かしら?」

 

ルドルフ

「初めまして、トレセン学園の・・・」

 

シンザン

「悪いけど、新規の注文を受けるつもり無いから。馴染みの有るお客じゃない限り仕事はしない主義なの」

 

「分かったら、直接工房にアポでも取りに来なさい」

 

ガチャ・・・

 

ルドルフ

「・・・門前払いをされてしまった・・・」

 

マルゼン

「もう一度電話してみましょう!」

 

東条トレーナー

「辞めておきなさい。かえって逆効果よ」

 

マルゼン

「でも!!」

 

東条トレーナー

「諦めなさい。新しい蹄鉄でコンディションを出すしかないわ」

 

ブライアン

「だが、何週間掛かるんだ・・・」

 

フジキセキ

「大将さんに取り次いでもらうしかないんじゃないかな・・・」

 

アマゾン

「そうだね・・・大将から連絡先を貰ってきたんだろ?」

 

マルゼン

「自分達で交渉しろって言われて受け取って来たわ」

 

ルドルフ

「大将君にお願いしよう・・・何か手土産を持って行こうか・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大将

「ライス達は、まだ食べるか?」

 

ライス

「もう少し食べたいかな・・・」

 

ブルボン

「次は、蕎麦を食べたいです」

 

アイネス

「あたしは、もうお腹いっぱいなの」

 

大将

「なら、ライスとブルボンの分の蕎麦を茹でれば良いか・・・」

 

蕎麦を茹で中・・・

 

 

大将

「とりあえず、2人前茹でたから食べてくれ。足りなければ、また茹でるから」

 

ライス

「いただきます♪」

 

ブルボン

「いただきます」

 

ズルズルズル!!

 

ライス

「やっぱりお蕎麦は、蕎麦つゆが一番合うね」

 

ブルボン

「うどんと違って、出汁の旨味が強いですね」

 

大将

「うどんと蕎麦のつゆは、作り方が違うからな。満足するまで食べてくれ」

 

 

ガラガラ・・・

 

 

大将

「今日は、店は休みだぞ」

 

ルドルフ

「申し訳ない・・・」

 

大将

「その様子だと、門前払い食らったろ」

 

エアグルーヴ

「分かってて、交渉させたのか・・・」

 

大将

「たまには、自分達で何とかする事も覚えなきゃダメだぜ」

 

ブライアン

「交渉すら出来なかったぞ・・・」

 

フジキセキ

「新規の注文は受けるつもりは無いって言われちゃったよ・・・」

 

エル

「そんなに凄い人なんデスか?」

 

シャトル

「ちょっと怖かったデ~ス・・・」

 

グラス

「一体誰なんですか?」

 

アマゾン

「ちょっとくらい、話を聞いてくれても良いじゃないか・・・」

 

マルゼン

「お姉さん、怒っちゃうぞ」

 

大将

「そんな事、直接言ってみろ・・・マジで面倒な事になるぞ」

 

東条トレーナー

「さっきの連絡先は、誰の連絡先なの?」

 

大将

「伝説の蹄鉄を付けてた奴」

 

ルドルフ

「非常に申し訳ないが・・・大将君に取り次いでもらいたいんだ・・・」

 

 

大将

「ったく、仕方ねぁなぁ・・・断られても文句言うなよ。文句言ったら嫌いなモノを全部ぶち込んだフルコース料理食わせるぞ」

 

俺は、仕方なくシンザンに電話を掛け始めた・・・

 

大将

「もし~」

 

シンザン

「急に電話掛けて来て・・・何かあったの?」

 

大将

「俺の知り合いが、蹄鉄ぶっ壊れたから作って欲しいんだってさ」

 

シンザン

「スピカのメンバーじゃないのよね?」

 

大将

「アイツ等に連絡先を渡しているなら直接電話するだろ」

 

シンザン

「それもそうね・・・」

 

大将

「今、蹄鉄の製作頼んだら出来るか?」

 

シンザン

「今、ダンツフレームから注文を受けた蹄鉄を作ってるのよ。暫くは無理よ」

 

大将

「どれくらい時間が掛かるんだ?」

 

シンザン

「最低でも、3日は掛かるわ」

 

大将

「3日後なら、いけるのか?」

 

シンザン

「条件によるわ。人数に応じて、それなりの代金は払ってもらわないと無理ね」

 

大将

「人数が、2人なんだけどよ」

 

シンザン

「2人一気に作るなんて無理よ。最低でも1人に最低でも1週間は掛かるわ」

 

大将

「なら、4日後に一度コッチに来てくれ。報酬はクライアントと話して決めてくれ」

 

シンザン

「・・・分かったわ。その代わり、またタダ飯とタダ酒を奢りなさい」

 

「後、一応その2名の名前を教えて」

 

大将

「シンボリルドルフとナリタブライアンだ」

 

「タダ飯とタダ酒は、好きな物全部奢ってやるから頼むぞ」

 

 

ピッ!!

 

 

大将

「とりあえず、4日後にコッチに来てくれる・・・その後の話は一切分からん」

 

「後は、そっちで何とかしなさい」

 

ルドルフ

「ありがとう・・・」

 

ブライアン

「感謝する・・・」

 

 

 

 

 

大将

「ライスとブルボンは、4日後ウチに来ると良いよ。俺がアイツに紹介してやるから」

 

ライス

「良いのかな・・・」

 

ブルボン

「ありがとうございます、マスター」

 

 

 

 

 

 

 

4日後

 

シンザン

「約束通り来たわよ」

 

大将

「お疲れさん。先客の蹄鉄は完成したのか?」

 

シンザン

「問題なく完成させたわ。今回のクライアントの所に案内してくれる?」

 

大将

「その前に、ライスシャワーとミホノブルボンだ」

 

ライス

「は、初めまして!ライスシャワーです!」

 

ブルボン

「ミホノブルボンです。これはお近づきの印に・・・」

 

シンザン

 

「ありがとう。おつまみ系が沢山有るのね・・・嬉しいわ」

 

「ライスシャワーにミホノブルボンね・・・レースは見てたわよ」

 

「今度、蹄鉄が壊れたりしたら、私に連絡してくれれば都合を付けて蹄鉄を作ってあげるわ」

 

「また、2人のレースも見せて欲しいわ」

 

ライス

「ひゃい!!」

 

ブルボン

「分かりました」

 

シンザン

「それじゃあ、行くわよ」

 

大将

「へいへい」

 

 

 

 

チーム・リギルの部室・・・

 

大将

「たのも~」

 

東条トレーナー

「開いてるわ」

 

大将

「ココだ。後はよろしく~」

 

シンザン

「待ちなさい。アンタも残りなさい」

 

大将

「え~・・・仕込みしないといけないのに・・・」

 

シンザン

「手短に済ませるから、ココに居なさい」

 

大将

「へいへい」

 

 

シンザン

「それで、蹄鉄を作ってもらいたいってのは誰」

 

ルドルフ

「私とナリタブライアンです」

 

ブライアン

「よろしく頼む」

 

シンザン

「名前だけは言っておくけど、シンザンよ」

 

「事前に、今までのレース映像を見たけど・・・良くあのレースで満足できているわね」

 

ルドルフ

「どういう事ですか・・・」

 

シンザン

「蹄鉄が、使用者のポテンシャルを大幅に押し殺してる・・・走りの癖を考慮して、蹄鉄を調整していない」

 

「定期的に蹄鉄をメンテナンスしていない・・・言いたい事はまだ有るけど、今は何を言っても意味は無いわね」

 

ブライアン

「私達が全力で無いと言っているのか・・・」

 

シンザン

「あれで全力だと勘違いしているのね・・・本当に使用者に合せた蹄鉄を使えば、走りは圧倒的に変わるわ」

 

「有馬記念の時の、ダイワスカーレットのようにね」

 

東条トレーナー

「今まで、使っていた蹄鉄は装蹄師に調整して貰っていましたが・・・」

 

シンザン

「走り方の癖で、蹄鉄は変形するわ・・・それを考慮して調整しなければ、寿命は縮むし、破損するわ」

 

ルドルフ

「・・・メンテナンスはしていませんでした・・・」

 

シンザン

「私は、自分がレースで学んで来た事を活かして装蹄師として工房を開いているわ」

 

「私の持論を基に、今まで何百人のウマ娘の蹄鉄を製作してきたけど・・・全てのウマ娘が走りが変わって実力を存分に発揮出来るようになったわ」

 

「トレーナーと二人三脚で日々トレーニングをしていれば、少しの違和感に気付いて調整する時間も有ったと思うけど?」

 

ルドルフ

「・・・確かに、踏み込みが少し手ごたえが無い気はしていましたけど・・・」

 

ブライアン

「最後のコーナー手前で、いつも手ごたえが一瞬無くなる事は有ったが・・・」

 

シンザン

「細かい事はこの際如何でも良いわ。私が蹄鉄を作る以上、私の言う事には従ってもらうわ」

 

「それが出来なければ、この話は無しよ。私も暇じゃないの」

 

東条トレーナー

「分かりました。よろしくお願いします」

 

シンザン

「アナタ達もそれで良いわね」

 

ルドルフ

「よろしくお願いします」

 

ブライアン

「よろしく頼む」

 

 

大将

「俺もう帰っても良い?」

 

シンザン

「良いわよ。暫くは、私の食事の面倒見てもらうから」

 

大将

「はいはい。頑張ってくれよ」

 

 

シンザン

「時間が無いから、2人とトレーナーは車に乗りなさい。私の工房まで行くから」

 

シンザンは、ルドルフ達を車の乗せて工房に向かった・・・

 

 

 

 

 

シンザンの工房・・・

 

シンザン

「時間が無いから、大急ぎでデータを採るわ。今すぐに用意しなさい」

 

ルドルフ

「はい」

 

ブライアン

「分かった」

 

それから、暫く色んなデータを採っていく・・・

 

 

 

シンザン

「どっちも走る時に、体がコーナーと反対側に若干傾く癖が有るわね・・・それを考慮して蹄鉄を調整するの」

 

「これから、アンタ達が自分でメンテナンスする事になるんだからよく見ておきなさい」

 

ルドルフ

「こんな精密な調整を・・・」

 

ブライアン

「これを私達がやるのか・・・」

 

シンザン

「こんな緻密な研磨作業がアンタ達に出来る訳ないでしょ・・・毎日使っていて、少し違和感を感じたり、小さな亀裂とかを確認するのよ」

 

「それが分からなければ、この先レースで勝ち続ける事なんて出来ないわよ」

 

ルドルフ

「分かりました・・・」

 

ブライアン

「頑張る・・・」

 

シンザン

「トレーナーも定期的に、装蹄師にチェックさせなさい。蹄鉄の不調は、即故障に繋がる一番大事なサインよ」

 

「それを管理出来ないトレーナーは、三流以下よ」

 

東条トレーナー

「分かりました」

 

 

それから急ピッチで蹄鉄を製作していく・・・

 

 

1週間後・・・

 

シンザン

「これで最終調整は終わりよ。今月いっぱいは、調整に専念しなさい」

 

「本気でレースで走るのはその後よ」

 

東条トレーナー

「急な依頼を引き受けていただきありがとうございました」

 

ルドルフ

「ありがとうございました」

 

ブライアン

「感謝する」

 

シンザン

「私は、仕事をしただけよ。コレ、今回の依頼料と製作費と技術料・・・なるべく早めに振り込んでくれると助かるわ」

 

ルドルフ

「スグに確認します」

 

ブライアン

「・・・かなりの金額だな」

 

東条トレーナー

「ウソ・・・私の給料3か月分は有るわ・・・」

 

シンザン

「当然よ。2人分作ったんだし・・・究極の蹄鉄をこの値段で作ってもらえる事は無い事よ」

 

「博之の仲介だから、特別割引をしてこの値段なんだから」

 

東条トレーナー

「非常に助かります・・・」

 

シンザン

「それと、今後蹄鉄の製作を依頼する時はこの番号に連絡しなさい。この番号は、工房の注文を受ける専用のダイヤルだから」

 

「今後は、正規価格での対応になるけど・・・差し入れを持って来れば多少は割引するわ」

 

「さぁ、私の作った蹄鉄で自分の本気の走りがどれ程のモノなのかを体感しなさい・・・驚くわよ♪」

 

 

 

 

 

ルドルフ達は、トレセン学園に戻った・・・

 

 

新しい蹄鉄でレースに挑んだ結果・・・今までとは比べ物にならないレベルの走りをする事が出来た・・・

 

普通にコースレコードを10秒近く更新する事が出来たらしい・・・

 

 

 

シンザンは、大将の店で散々タダ飯とタダ酒を平らげて、満足して帰っていった・・・

 

 

大将

「シンザンの奴・・・タダ飯とタダ酒だからって食い過ぎなんだよ!!」

 

「代金は、東条トレーナーに請求しとくか・・・」

 

東条トレーナーは、シンザンが使った飲食代の請求書を見て卒倒したらしい・・・因みに、金額は10万越えだったらしい・・・

この作品を完結させた後、この設定を引き継いで、トレーナーのお仕事をメインにした作品を書こうと思っています。最初に担当するウマ娘は誰が良いですか?

  • トウカイテイオー
  • シンボリルドルフ
  • ミスターシービー
  • ライスシャワー
  • メジロラモーヌ
  • メジロアルダン
  • ビワハヤヒデ
  • ナリタタイシン
  • ダイタクヘリオス
  • ナイスネイチャ
  • キタサンブラック
  • オルフェーヴル
  • ドリームジャーニー
  • ヴィブロス
  • コパノリッキー
  • その他
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