トレセン近くの定食屋さん   作:暁海斗

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蜂の子

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は、長野に住んでいる祖父ちゃんから一本の電話が有った・・・

 

 

祖父ちゃん

「博之、大きなスガレの巣が採れたぞ」

 

 

※スガレ・・・長野県でクロスズメバチの事をスガレ・地蜂と言ったりします

 

 

博之

「スガレか・・・昔、良く一緒にクロスズメバチの巣を探しに山に採りに行ったのを思い出すな」

 

祖父ちゃん

「敏文にも分けておいた」

 

博之

「親父にも分けたのね・・・」

 

祖父ちゃん

「博之も要るなら分けておくぞ」

 

「まだ生きているから、新鮮な蜂の子だぞ」

 

博之

「分かった。明日、貰いに行くよ」

 

祖父ちゃん

「なら、クーラーボックスを持ってくるんだぞ」

 

博之

「はいよ」

 

 

 

次の日・・・

 

博之

「ちょっと、長野の祖父ちゃんの所にクロスズメバチの幼虫とかを貰いに行ってくる」

 

咲良

「蜂の子って、今が旬なのかしら?」

 

博之

「3月~11月の間が採れる期間らしい」

 

オグリキャップ

「クロスズメバチ・・・長野県で食べられる蜂の子の事なのか・・・」

 

タマモクロス

「オグリ・・・蜂の子が食べたいんか?」

 

オグリキャップ

「蜂の子は珍味なのだろう・・・是非とも食べてみたいぞ」

 

博之

「持って帰ってきたら、蜂の子の佃煮とホイル焼きを作ってやるよ」

 

オグリキャップ

「一緒に長野に行けば、新鮮な蜂の子が食べられたりするのだろうか・・・」

 

博之

「まだ生きてるって言ってたし、新鮮では有ると思うぞ」

 

タマモクロス

「大将、オグリを連れて行ってくれんか・・・多分、オグリは絶対に着いて行こうとするで」

 

オグリキャップ

「流石タマだな・・・私の事を良く分かっている」

 

タマモクロス

「食べ物の事になると、目の色を変えるやないか」

 

オグリキャップ

「そんなに褒めないでくれ」

 

タマモクロス

「褒めてへん!!」

 

博之

「まぁ、一緒に行くのは良いけれど・・・蜂の巣から蜂の子を抜くのが大変だから、手伝ってくれよ」

 

オグリキャップ

「美味しい珍味が食べられるなら、喜んで手伝うぞ!」

 

博之

「そう言う訳で、今から長野に行ってくる」

 

咲良

「気を付けてね」

 

博之

「タマモクロスも一緒に来てくれ・・・オグリを制止する抑え役が必要だ」

 

タマモクロス

「・・・しゃあないな」

 

「今回は、長野のご当地料理を奢ってくれるので手を打とうやないか」

 

「珍味は無しやで!」

 

博之

「安心しろ・・・珍味以外にも美味いご当地料理は色々と有るからな」

 

飛鳥

「パパ、僕もお祖父ちゃんに会いに行きたい」

 

博之

「良し・・・今すぐに準備していこう」

 

 

急いで準備をして、マイカーに乗り込んで出発した・・・

 

 

 

5時間位掛けて、無事に長野県の祖父ちゃんの家に到着した・・・

 

 

祖父ちゃん

「飛鳥も一緒に来たんだな~」

 

飛鳥

「お祖父ちゃん、遊びに来たよ~」

 

祖父ちゃん

「そうか~」

 

「なら、縁側で祖父ちゃんと祖母ちゃんと一緒に色々とお話をしような~」

 

祖母ちゃん

「あらあら・・・飛鳥は、ジュースが良いのかね~」

 

博之

「飛鳥は、麦茶かリンゴジュースが好きだぞ」

 

祖父ちゃん

「地バチの巣から、食べる分の蜂の子を適当に摘まみだして、持って行くと良い」

 

博之

「はいよ」

 

 

飛鳥は、ひい祖父ちゃん・ひい祖母ちゃんと一緒にお煎餅を食べながら、どんな風に幼稚園で過ごしているのかを話し始めた・・・

 

 

博之

「さて、最初に蜂の巣から蜂の子をピンセットで優しく摘まみ出すのが重要な仕事だ」

 

オグリキャップ

「この蜂の子が全部食べられるのか・・・」

 

タマモクロス

「オグリ、落ち着きや」

 

博之

「全部食べれば、甲殻類アレルギーを発症するリスクが跳ね上がる」

 

「蜂の子は、大量に食べるもんじゃない」

 

「小皿に乗った分をちまちま食べるものだ」

 

オグリキャップ

「そうなのか・・・」

 

タマモクロス

「しかし、こう見ると中々に気持ち悪いな・・・」

 

博之

「慣れれば大丈夫だ」

 

「ほれ、ピンセットで優しく摘まみ出してみ」

 

 

オグリキャップは、楽しそうに・・・タマモクロスは、少々気持ち悪そうに・・・蜂の子を摘まみ出していく・・・

 

 

 

オグリキャップ

「大将!!こんなに採れたぞ!」

 

タマモクロス

「えらい大量に採れたで・・・」

 

博之

「コレだけ採れれば十分だろ」

 

 

博之達が、蜂の子と取り出していると・・・

 

 

「飛鳥が遊びに来ていると聞いて、顔を見に来たぞ」

 

「随分と大きくなったのね」

 

飛鳥

「じぃじ!ばぁば!」

 

「相変わらず、可愛い孫だな」

 

「本当に可愛いわね」

 

博之

「親父にお袋・・・その手に持っている大量の荷物は何だ・・・」

 

「家で作った梅干し・野沢菜漬け・沢庵・地元の味噌蔵で作られた信州味噌・地酒・最近美味いと話題のソーセージだ」

 

「折角、長野に来たんだから持って行きなさい」

 

オグリキャップ

「いつも定食に付いてくる梅干しは、大将の両親が作っていたのか」

 

タマモクロス

「えらい美味い梅干しやったで」

 

「手塩にかけて作ってるのよ」

 

「今年は、良い梅を沢山貰ったからな・・・梅酒も作ってみたぞ」

 

「梅干しは、ハチミツ梅を作ってみたわ」

 

博之

「帰ったら、みんなで食べるとするかね」

 

オグリキャップ

「・・・このタッパーに入っているのは?」

 

「蜂の子の佃煮だ」

 

「ホイル焼きも作って来たのよ」

 

祖父ちゃん

「丁度良い。先日、山菜が出始めたからな・・・春のご馳走を作るとしよう」

 

祖母ちゃん

「タケノコも採れたから、タケノコご飯と天ぷらを作りましょうね~」

 

「折角、プロの料理人が大勢居るんだ・・・各々が食べたい料理を作るとしよう」

 

「栄養面のバランスは、理想的な形にしましょう」

 

オグリキャップ

「大将の祖父も料理人なのか?」

 

博之

「言ってなかったか?」

 

「元、和食の料理人だぞ」

 

祖父ちゃん

「既に、引退して隠居している爺だ」

 

祖母ちゃん

「お祖母ちゃんは、料理学校の先生をやっていたんだよ~」

 

タマモクロス

「筋金入りの料理人の一族やないか!!」

 

博之

「さて、パパっと作りますかね」

 

 

それから、物凄いスピードで春の食材を使った料理が出来上がっていく・・・

 

 

 

博之

「ほい、春の食材をふんだんに使ったご馳走御膳の出来上がり」

 

「オグリが食べたがってた、蜂の子の佃煮も有るからな」

 

飛鳥

「美味しそう~」

 

タマモクロス

「とんでもないご馳走やないか・・・」

 

オグリキャップ

「早速、頂こう!」

 

みんな

「いただきます!」

 

 

オグリキャップ

「蜂の子の佃煮は、美味しいな」

 

博之

「割と高級料理だからな・・・ゆっくり味わって食べなさい」

 

タマモクロス

「見た目はグロい・・・でも、味は悪くないで・・・」

 

「見た目から敬遠されがちだが、珍味だからこその美味さが有る」

 

祖父ちゃん

「スガレの巣を見つける労力も掛かっている分、感慨深い美味さが有る・・・」

 

「イナゴの佃煮・ザザ虫の佃煮も有るんだけどね・・・」

 

祖母ちゃん

「イナゴとザザ虫の方が、見た目が生々しいのがちょっとねぇ・・・」

 

博之

「無理に食べる必要なないさ」

 

「美味しいと思えるモノだけ食べればな」

 

「料理は、美味しく食べるのが一番だからな」

 

祖父ちゃん

「さぁ、冷めないうちに食べなさい」

 

 

この日は、豪華なお昼ご飯を食べました・・・

 

 

 

その後・・・

 

 

博之

「タマモクロスが希望した、長野県のご当地メニュー・・・安養寺味噌を使った味噌ラーメンだ」

 

タマモクロス

「味噌ラーメンがご当地グルメなんか?」

 

オグリキャップ

「凄く美味しいぞ!!」

 

タマモクロス

「オグリは、もう少し味わって食べんかい!!」

 

飛鳥

「美味しいね~」

 

博之

「安養寺味噌って言う、長野県の一部で作られたご当地味噌だな」

 

「コク深い味わいが特徴だな」

 

タマモクロス

「・・・ホンマに美味いやないか・・・」

 

博之

「さて、ラーメンも食べたし・・・帰るか」

 

 

親父たちから渡されたお土産を車に詰め込んで・・・府中に帰りました・・・

 

 

 

次の日、1日だけ蜂の子の佃煮がメニューに加わりましたとさ・・・

 

 

 

この作品を完結させた後、この設定を引き継いで、トレーナーのお仕事をメインにした作品を書こうと思っています。最初に担当するウマ娘は誰が良いですか?

  • トウカイテイオー
  • シンボリルドルフ
  • ミスターシービー
  • ライスシャワー
  • メジロラモーヌ
  • メジロアルダン
  • ビワハヤヒデ
  • ナリタタイシン
  • ダイタクヘリオス
  • ナイスネイチャ
  • キタサンブラック
  • オルフェーヴル
  • ドリームジャーニー
  • ヴィブロス
  • コパノリッキー
  • その他
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