トレセン近くの定食屋さん   作:暁海斗

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メジロアルダン

 

 

 

 

 

 

今日は、比較的お客さんの流れが緩やかだ・・・

 

大将

「暇だな・・・」

 

アイネス

「暇なの・・・」

 

大将

「俺らも飯にするか」

 

アイネス

「親子丼が食べたいの」

 

大将

「はいよ」

 

 

ガラガラ・・・

 

 

アルダン

「ごきげんよう、お兄さま」

 

大将

「あのなぁ・・・俺は、メジロ家のお兄さまじゃないの」

 

「俺には、確かに妹は居るけど・・・メジロ家の妹は居ません」

 

アルダン

「良いではありませんか♪ライスシャワーさんもお兄さまと呼んでいますし」

 

大将

「ライスは特別なの。ブライトもアルダンも、勝手に呼んでるだけでしょうが」

 

アルダン

「呼んでは駄目ですか?」

 

大将

「・・・好きにしなさい」

 

アイネス

「博之君は、最終的に沢山の妹が出来そうなの」

 

大将

「俺の妹は、由奈だけだ」

 

「それで、何か食べるのか?」

 

アルダン

「その、お兄さまはお菓子作りが得意だとお聞きしました」

 

大将

「まぁ、趣味の範疇だけどな。一応、洋菓子は大体作れるぞ」

 

アルダン

「お願いが有るんですが・・・」

 

大将

「なんだ?」

 

アルダン

「・・・クッキーの作り方を教えて頂けませんか?」

 

大将

「クッキーの作り方?」

 

アルダン

「実は、トレーナーさんの誕生日が近いんです・・・それで、トレーナーさんに手作りのクッキーを渡したいんです」

 

大将

「・・・メジロ家のお嬢様も、1人の恋する乙女か・・・」

 

アルダン

「恋だなんて!?・・・でも、トレーナーさんのお陰でココまで来れましたから・・・」

 

大将

「分かった。でも、誕生日ならクッキーよりケーキのほうが良いんじゃないか?」

 

「クッキーを渡す意味って知ってるか?」

 

アルダン

「クッキーを渡す意味ですか?」

 

大将

「ホワイトデー限定だと思うが、クッキーを渡す意味は・・・アナタとは軽い関係・アナタとは友達って意味だ」

 

アルダン

「そうなんですか!?」

 

大将

「自分の好意を伝えるなら、ドーナツ・マカロン。告白するなら、マロングラッセが良いんじゃないか」

 

アイネス

「どんな意味が有るの?

 

大将

「ドーナツは、アナタが好き。マカロンは、アナタは特別な人。マロングラッセは、永遠にアナタへの愛を誓いますって意味になる」

 

「ドーナツとマカロンは、誕生日に渡せるスイーツだぞ」

 

アルダン

「マロングラッセは、どんな時に渡すんですか?」

 

大将

「バレンタインやホワイトデーに渡す事が多いんじゃないか。主に、日本では意味を知ってる人しか渡さないと思うぞ」

 

アルダン

「トレーナーさんは、意味に気付いてくれるでしょうか・・・」

 

大将

「常日頃、アルダンがトレーナーに好意をアピールしていれば気付いてくれるかもな」

 

アルダン

「分かりました・・・私は、トレーナーさんにマロングラッセを作って渡したいです」

 

大将

「なら、それなりに有名なお店で買ってきた方が良いぞ。手作りのマロングラッセは、案外上手くいかないぞ」

 

アルダン

「・・・それでも、自分で作ってみたいです」

 

大将

「・・・分かったよ。出来る事は教えるよ」

 

アイネス

「お店は、閉店にするの」

 

 

 

 

 

 

 

 

大将

「さて、流石に栗を茹でて、皮を剥いて、渋皮を剥くのは面倒くさいので、市販のむき栗を買ってきました」

 

「今回は、大人向けにラム酒を使います」

 

アルダン

「お兄さま、ココからどうすれば良いのですか?」

 

大将

「最初に、小さめの鍋を用意します。鍋に栗を入れたら、栗が隠れる位の水を入れます」

 

「水を入れたら、栗8個に対して砂糖をスプーン3杯を入れます」

 

「砂糖を入れたら、ラム酒を鍋に一周くらい入れたら、弱火で煮ます」

 

「鍋を揺らしながら、砂糖を完全に溶かします。砂糖が溶けたら、落し蓋をして煮ます」

 

アルダン

「マロングラッセは、煮込むだけなんですか?」

 

大将

「基本的には、煮るだけだが・・・砂糖を溶かしてあるから非常に焦げやすいから少し神経を使うんだよ」

 

「だから、手作りはあんまりおススメ出来ないの」

 

アルダン

「そうなんですね・・・」

 

大将

「30分くらい水気が無くなるまで煮たら、一旦味見をします」

 

アルダン

「このカラメルみたいなのを味見するんですか?」

 

大将

「それしか味見するモノが無いでしょ。栗を丸ごと1個味見するにはデカすぎるし」

 

「味見して、甘みが強ければラム酒と水を少し入れて調節します。好みの味になったらもう一度煮詰めます」

 

「煮詰まったら、クッキングシートにくっ付かない様に並べて冷まします」

 

「完全に冷めたら、袋か箱に詰めてプレゼントしましょう」

 

アルダン

「お兄さま、行ってまいりますわ!」

 

 

アイネス

「アルダンさんの思いは伝わるの?」

 

大将

「如何だろうな・・・洋菓子の意味を知ってるのは極一部だろうし、意味が伝わるかは分からんな」

 

 

 

 

トレーナー室

 

アルダン

「トレーナーさん、これお誕生日プレゼントです・・・」

 

アルダンのトレーナー

「ありがとう!」

 

「・・・アルダン、マロングラッセを渡す意味って知ってる?」

 

アルダン

「・・・はい」

 

アルダンのトレーナー

「・・・今はまだ無理だけど、君の夢を一緒に叶えたら・・・答えを伝えるよ・・・指輪を持ってね」

 

アルダン

「トレーナーさん♪」

 

 

 

 

 

 

 

大将

「アイネス、晩御飯は何食べたいんだ?」

 

アイネス

「ナポリタンが食べたいの」

 

大将

「別に、夜の営業は無いんだから寮に帰っても良いんだぞ」

 

アイネス

「咲良さんに博之君が無理しなうように見ていてくれって頼まれたの」

 

大将

「さいですか・・・ほれ、鉄板焼きナポリタンだ」

 

アイネス

「美味しそうなの♪」

 

 

ガラガラ!!

 

アルダン

「お兄さま!!トレーナーさんに思いが伝わりました♪」

 

大将

「良かったじゃないか。お祝いに何か奢ったるよ」

 

アルダン

「では、焼うどんを下さい」

 

大将

「また、渋いの頼むなぁ・・・醤油味とソース味が有るけど?」

 

アルダン

「醤油味でお願いします」

 

大将

「はいよ」

 

 

「お待ちどうさま。焼うどんだ」

 

アルダン

「いただきます♪」

 

 

 

この日、1人の少女と一人のトレーナーの明るい未来が約束された・・・

 

因みに、アルダンとトレーナーさんの結婚式は物凄い規模になるらしいぞ・・・

この作品を完結させた後、この設定を引き継いで、トレーナーのお仕事をメインにした作品を書こうと思っています。最初に担当するウマ娘は誰が良いですか?

  • トウカイテイオー
  • シンボリルドルフ
  • ミスターシービー
  • ライスシャワー
  • メジロラモーヌ
  • メジロアルダン
  • ビワハヤヒデ
  • ナリタタイシン
  • ダイタクヘリオス
  • ナイスネイチャ
  • キタサンブラック
  • オルフェーヴル
  • ドリームジャーニー
  • ヴィブロス
  • コパノリッキー
  • その他
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