トレセン近くの定食屋さん   作:暁海斗

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モデル

 

 

 

 

 

 

今日は、金曜日・・・

 

週末の営業日は意外に暇だったりする・・・

 

 

大将

「アイネスは、最近家族の所に帰ったりしてるのか?」

 

アイネス

「夏休みと冬休みの時に、実家に帰ってるの。小さい弟と妹が居るから、お土産いっぱい買っていくの」

 

女将

「アイネスちゃんは、凄いお姉ちゃんだもんね♪」

 

アイネス

「お姉ちゃんは大変なの♪」

 

大将

「今度、実家に帰る時はクッキーを大量に作ってやるから持って行くと良いよ」

 

アイネス

「ありがとうなの♪」

 

 

ガラガラ・・・

 

 

シチー

「やっほ~」

 

大将

「いらっしゃい」

 

シチー

「ねぇ、博之って明日暇だったりする?」

 

大将

「レイの成長を見守るから忙しい。それに、咲良とレイとお出掛けしたい」

 

シチー

「・・・無理だと思うけど、明日モデルの撮影会が有るんだけど・・・手伝ってくれない?」

 

大将

「嫌だ」

 

シチー

「何でよ・・・博之は、モデルでも十分活躍できると思うのに」

 

大将

「昔、大学生の頃にモデルのバイトを一回だけやった事が有る・・・正直最悪だった」

 

女将

「そんな事やってたの?」

 

大将

「バイクの部品を買う金が無くて、ダチの淳也と雄介と一緒に1日だけやったんだよ・・・酷い現場だった」

 

「カメラマンがドタキャン・・・メイクもドタキャン・・・スタイリストは悪い意味で個性的・・・トラウマ物だった」

 

「だから、俺はモデルのバイトはやりたくない」

 

シチー

「今回の撮影は、私がいつもお世話になってる会社からの仕事だから大丈夫だって」

 

「それに、マネジが吟味して選んでくれた仕事だからトラブル持ったスタッフは居ないから」

 

大将

「嫌だ!」

 

アイネス

「なら、見学に行ってみるの」

 

女将

「そうね・・・現場の雰囲気を感じればトラウマは無くなるかもね」

 

クリーク

「お出掛けの準備出来ましたよ~♪」

 

女将

「クリークちゃん、予定変更でシチーちゃんのお仕事を見学に行くわよ♪」

 

クリーク

「モデルのお仕事ですか?」

 

女将

「何か面白そうだし♪」

 

アイネス

「そうとなれば出発なの♪」

 

大将

「いってらっしゃい。俺は、ちょっと所用が・・・」

 

シチー

「良いから来なって♪」

 

大将

「嫌だ~!!!」

 

シチーは、大将の腕を掴んで連れて行く・・・

 

 

 

 

 

 

撮影スタジオ・・・

 

シチー

「マネジ、博之達連れてきちゃったけど良いよね?」

 

マネージャー

「シチーの恩人の人だから大丈夫よ。でも、相手のモデルが二日酔いで遅れてるって・・・」

 

シチー

「ハァ!?」

 

マネージャー

「何か、あまり良い噂を聞かないメンズモデルらしいんだけど・・・彼しか確保できなかったらしくて・・・」

 

シチー

「二日酔いで遅刻って・・・有り得ないでしょ」

 

マネージャー

「うん・・・良く寝坊しかけてるシチーには言われたくないんじゃないかな・・・」

 

シチー

「うっ・・・それは言わないで・・・」

 

 

 

 

 

カメラマン

「ふざけんじゃないわよ!!マネージャーのアンタがしっかりしてくれないと困るのよ!」

 

男マネージャー

「すみません・・・今コッチに向かっているそうで・・・」

 

カメラマン

「瞬くん、最近弛んでるんじゃないの!!遅刻は、今回が初めてじゃないでしょ!」

 

男マネージャー

「本当にすみません・・・」

 

カメラマン

「遅刻男を待ってなんていられないわ・・・この周辺でイケメンを調達するわよ!」

 

アシスタント

「雅也さん、本当に見つけるんですか?」

 

カメラマン

「今まで、街角撮影でイケメン達を見つけてきたじゃない!!今回も、それで乗り切るのよ!」

 

アシスタント

「はぁ・・・」

 

 

 

 

 

 

シチー

「最悪なんだけど・・・」

 

マネージャー

「ちゃんと吟味した仕事だったんだけど・・・こんな事になるなんて想像もしてなかったわ」

 

シチー

「マネジ、瞬って誰?」

 

マネージャー

「最近、売れっ子モデルらしいんだけど・・・素行が悪いみたい」

 

シチー

「有り得ないんだけど・・・」

 

 

 

 

カメラマン

「ん?・・・ちょっと良いかしら?」

 

大将

「はい?」

 

カメラマン

「アナタは、見学の人?」

 

大将

「シチーに連れてこられました」

 

カメラマン

「お願いが有るの!!臨時のモデルになってほしいの!」

 

大将

「断る!!」

 

「俺は、大学時代のクソみたいなモデルのバイトを経験してからトラウマなんだよ」

 

「だから、モデルの仕事は嫌だ!」

 

カメラマン

「そこを何とか!!このままじゃ、仕事が終わらないのよ!」

 

「私達もこの後、他の現場が有ったりして困ってるの!どうかお願い!」

 

女将

「アナタ、今回だけ協力してあげて。スタッフの人達も困ってるし・・・」

 

レイ

「ぱ~ぱ~」

 

クリーク

「レイちゃんが初めておしゃべりした言葉が、パパなんですね♪」

 

アイネス

「パパって呼ばれちゃったからには、頑張るしかないの♪」

 

大将

「・・・分かりましたよ・・・今回だけですよ」

 

カメラマン

「ありがとう!!みんな、急いで準備しましょう!」

 

 

それから、シチーと俺の撮影会が始まった・・・

 

 

 

 

※ココからは、大将の表記が博之に変わります・・・

 

カメラマン

「シチーちゃん、もっと肩を寄せてみて!」

 

シチー

「は~い」

 

カメラマン

「博之くん、シチーちゃんを抱き寄せてみて~!」

 

博之

「マジかよ・・・」

 

シチー

「ねぇ・・・もっと強く抱きしめて・・・」

 

博之

「バカな事言ってるんじゃねぇよ」

 

カメラマン

「次は、アッチの階段に行きましょう!」

 

シチー

「は~い」

 

カメラマン

「そうしたら、手を繋いで並んで~!」

 

シチー

「・・・博之の手って大きいね・・・」

 

博之

「別に、普通だろ」

 

カメラマン

「は~い!!一度休憩を挟みましょう!」

 

 

咲良

「お疲れ様。お茶飲む?」

 

博之

「サンキュ」

 

クリーク

「大将さんは、スカウトとかされなかったんですか?」

 

アイネス

「博之君なら、芸能界からスカウトが来そうなの」

 

博之

「そんなスカウトに興味はねぇよ。仮にスカウトされたとしても断ってるよ」

 

咲良

「料理人になりたかったから?」

 

博之

「芸能界に興味が無かっただけだ。俺は、普通に好きな事をして生きて行きたかっただけだよ」

 

咲良

「ヒロが芸能界に入ってたら、私は結婚できなかったかもしれないね」

 

博之

「そうだな・・・ある意味、この選択は正解だったって事だ」

 

マネージャー

「博之さん、急なお願い申し訳ありません」

 

博之

「今回だけですからね・・・本来は、こういう目立つ事嫌いなんですから」

 

マネージャー

「分かっています・・・今回のお礼は必ずさせて頂きます」

 

カメラマン

「次は、最後の撮影をしましょう!」

 

「博之くんとシチーちゃんは、お互いに見つめあう感じで撮りましょう!」

 

シチー

「こうして真正面から見つめ合うのは初めてだね・・・」

 

博之

「そうだな」

 

カメラマン

「良い感じよ♪次で最後にしましょう!」

 

「最後は、お姫様抱っこで1枚撮りましょう!」

 

博之

「幾ら仕事でも、それはやり過ぎだろ・・・」

 

シチー

「私は気にしないから」

 

博之

「ったく・・・嫁入り前の女の子が簡単に体を触らすなよ・・・」

 

シチー

「私は、博之なら大丈夫だし」

 

カメラマン

「良いわよ~!!」

 

「はい!今日の撮影はこれで終了よ♪」

 

博之

「疲れた・・・」

 

シチー

「お疲れ、ありがとね」

 

 

「遅くなりました~♪」

 

カメラマン

「アンタの仕事は無いわよ。もう撮影は終わったから帰って良いわよ?」

 

「ハァ!?」

 

「この俺が居ないのに、撮影始めたのかよ!?」

 

「お、シチーちゃん♪初めまして♪」

 

シチー

「うわ・・・気持ち悪い。私に近寄らないで」

 

「そんな事言わないでさ~今度、一緒に食事でも行かない?」

 

「美味しい酒知ってるんだよ♪一緒に景色の良いレストランでディナーでもしようよ♪」

 

シチー

「アンタみたいな男は生理的に無理・・・近づかないで」

 

「そんな事言わないでよ~♪後悔させないからさ~♪」

 

シチー

「いい加減にして!!アンタみたいなキモイ男お断りだっての!!」

 

博之

「それ位にしとけ・・・シチーが嫌がってるだろ」

 

「あぁ?」

 

「今、俺がシチーちゃんと話してるんだからさぁ・・・邪魔すんじゃねぇよ!!」

 

瞬は、博之に殴りかかってきたが・・・

 

博之

「遅い・・・人に殴りかかってきた以上・・・ボコられる覚悟は有るんだろうな!!」

 

博之は、腕を掴むと一本背負いで床に叩きつけた・・・

 

「ガハッ!!」

 

「何で、格闘技やってる俺が投げられるんだよ・・・俺はプロの格闘家なんだぞ!」

 

博之

「その程度の実力で、偉そうにすんな・・・クソガキが」

 

「他人に暴力を振るおうとした時点で、テメェはプロ失格だ・・・一昨日きやがれ!」

 

クリーク

「今の一連の出来事はウマホで録画しちゃいました♪」

 

アイネス

「シャカールちゃんに送って、拡散してもらうの♪」

 

クリーク

「そうですね♪女の敵は、社会的に追放しちゃいましょう♪」

 

咲良

「あ~あ・・・ヒロにケンカ売るから・・・」

 

「ふざけんな!!今すぐにそのウマホを寄越せ!!」

 

クリーク

「えい!!」

 

グルンッ!!

 

「ゴハッ!!」

 

クリーク

「ごめんなさい・・・私、合気道の経験者なんです♪」

 

「何でだ・・・何で俺がこんなに負けるんだよ!!」

 

博之

「バ~カ!!お前みたいな半端モノが格闘家を名乗ってるんじゃねえよ・・・格闘技に謝れ」

 

「クリーク、早速このクソガキの行いを拡散だ!」

 

クリーク

「ハ~イ♪」

 

クリークがエアシャカールに動画を送ると・・・エアシャカールがあっという間に編集して動画サイトに投稿すると・・・あっという間に拡散されて、批判が殺到した・・・

 

アイネス

「動画サイトで大炎上なの♪」

 

「チクショー!!」

 

 

 

 

シチー

「博之、助けてくれてありがとう・・・」

 

博之

「格闘技を自分の欲望を満たすだけに使う外道を懲らしめただけだ」

 

マネージャー

「あの馬鹿の事務所に正式に抗議しておくからね」

 

シチー

「ありがとう」

 

マネージャー

「博之さん、コレは今回のお礼です」

 

博之

「何ですか?」

 

マネージャー

「新しいエプロンと、包丁を幾つかお礼としてお渡しします」

 

博之

「・・・中々良い包丁ですね・・・有難くいただきます」

 

シチー

「咲良さん・・・博之に何かお礼したいんだけど・・・」

 

咲良

「なら、ヒロに似合いそうな服を選んであげて。ヒロって、自分の事は後回しにしちゃうから」

 

シチー

「任せて。一番似合いそうな服をコーディネートするから」

 

咲良

「お願いね♪」

 

 

シチーは、博之に似合いそうな服を何着か選んでプレゼントした・・・

 

 

 

 

後日、シチーと博之がモデルになって撮った写真が掲載された雑誌は、大人気で即売り切れたそうだ・・・

 

 

因みに、シチーに近づいた瞬は・・・動画サイトに晒されたせいで事務所をクビになり芸能界から追放された・・・




異世界でチート能力から、一部会話内容を参考にさせた頂きました

この作品を完結させた後、この設定を引き継いで、トレーナーのお仕事をメインにした作品を書こうと思っています。最初に担当するウマ娘は誰が良いですか?

  • トウカイテイオー
  • シンボリルドルフ
  • ミスターシービー
  • ライスシャワー
  • メジロラモーヌ
  • メジロアルダン
  • ビワハヤヒデ
  • ナリタタイシン
  • ダイタクヘリオス
  • ナイスネイチャ
  • キタサンブラック
  • オルフェーヴル
  • ドリームジャーニー
  • ヴィブロス
  • コパノリッキー
  • その他
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