トレセン近くの定食屋さん   作:暁海斗

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魔法少女

 

 

 

 

とある日・・・

 

スイープ

「ヒック・・・ヒック・・・」

 

大将

「そんなに泣いて・・・何があったんだ?」

 

スイープ

「前に、厨房を壊しちゃったから・・・今日、紅茶が飲みたくてお湯を沸かしてたの・・・」

 

「ちゃんとフジさんに見てもらってたんだけど・・・調理員さんに凄く怒られたの・・・」

 

「フジさんが説明してくれたけど・・・辛くて逃げてきたの・・・」

 

大将

「そうか・・・前は悪い事をしちゃったけど、今回はスイープは何も悪い事はしてないもんな」

 

「今日は、ウチに泊っていきなさい。フジには俺の方から事情は説明しておくから」

 

スイープ

「・・・うん」

 

 

 

 

 

女将

「スイープちゃん、落ち着いた?」

 

スイープ

「・・・もうちょっと・・・」

 

女将

「はいはい♪」

 

クリーク

「スイープちゃん、お菓子も有りますよ~♪」

 

スイープ

「・・・食べる」

 

レイ

「ね~ね~」

 

スイープ

「・・・抱っこしても良い?」

 

女将

「優しくしてあげてね」

 

スイープ

「・・・温かい・・・ママに会いたいよ・・・」

 

女将

「今日だけは、ママでも良いわよ」

 

スイープ

「ママ~!!」

 

女将

「よしよし♪」

 

 

 

 

 

 

大将

「そういう訳で、スイープを暫くコッチで預かるから」

 

フジ

「了解したよ。大将さんの所に行っていたのが分かって安心したよ」

 

「たづなさんが間に入ってくれて、調理員さんを注意してくれたからとりあえずコッチは大丈夫だから」

 

大将

「分かった。とりあえず、スイープの心の傷が癒えたら寮に戻るように伝えるから、外泊扱いにしておいてくれ」

 

フジ

「了解したよ」

 

 

 

 

 

大将

「スイープ、暫くはウチに居ても良いから。フジに許可も取ったし、気が向いたら寮に帰るんだぞ」

 

スイープ

「うん・・・今日は、ママと一緒に寝ても良い?」

 

女将

「良いわよ♪」

 

クリーク

「私も一緒に寝ましょうか?」

 

スイープ

「・・・お願い」

 

クリーク

「あら~♪」

 

アイネス

「いつもワガママなスイープちゃんがしおらしくなっちゃったの・・・」

 

大将

「言ってやるな・・・少女は繊細なんだよ。お年頃の女の子だから優しく見守ってやろう」

 

アイネス

「あたしだって、まだ少女なの」

 

大将

「そうだな・・・アイネスも咲良に甘えていくか?」

 

アイネス

「恥ずかしいからやらないの」

 

大将

「まぁ、気が向いたら甘えれば良いさ」

 

アイネス

「・・・そうするの」

 

 

 

 

 

 

 

スイープ

「おじさん・・・お料理教えてくれる?」

 

大将

「料理を作れるようになりたいのか?」

 

スイープ

「うん・・・カレーの作り方を教えて貰いたいの・・・」

 

大将

「カレーか・・・家庭的なカレーで良いのか?」

 

スイープ

「うん・・・」

 

大将

「コッチにおいで。一緒に作ろう」

 

スイープ

「うん♪」

 

 

 

 

台所・・・

 

大将

「流石に、厨房の設備だとスイープには使いにくいだろうから、一般家庭の台所でやるぞ」

 

「作りたいカレーは、チキンカレー・ポークカレー・ビーフカレー・シーフードカレー・野菜カレーのどれが作りたいんだ?」

 

スイープ

「ママがいつも作ってくれたのは、ポークカレーだったからポークカレーが作りたい・・・」

 

大将

「ポークカレーだな・・・材料は残ってたかな・・・」

 

俺は、冷蔵庫の中を探していると・・・

 

「あ、豚肉が無い・・・買いに行かないと駄目だな」

 

「ちょっと買い物に行ってくるわ。スイープも一緒に行くか?」

 

スイープ

「行く!!」

 

 

 

 

近くのスーパー

 

大将

「カレー用の豚肉を買って・・・スイープの家のカレールウはどれを使ってるんだ?」

 

スイープ

「ママは、いつもこの○○まろカレーの甘口を使ってたと思うわ」

 

大将

「コレだな・・・ついでに福神漬けとラッキョウも買っていくか・・・」

 

スイープ

「・・・コレ、新しいの出てたんだ・・・」

 

大将

「何だ?〇〇〇スターを集めてるのか?」

 

スイープ

「うん・・・魔法少女が使ってる宝石みたいで好きなの・・・」

 

大将

「そうか・・・1個好きなの選びな。買ってあげるから」

 

スイープ

「・・・ありがとう・・・コレにするわ」

 

大将

「これで必要なモノは揃ったし、帰るか」

 

 

 

 

 

 

 

台所・・・

 

大将

「スイープ、ちゃんと手を洗ったか?」

 

スイープ

「ちゃんと石鹸で洗ったわ!」

 

大将

「これからカレーを作ります。まずは、お野菜を切りましょう」

 

スイープ

「じゃがいもとニンジンの皮は包丁で剥くの?」

 

大将

「流石に危ないから、このピーラーを使うのよ。上から下に動かせば皮が剥けるからこんな感じでやってみ」

 

スイープ

「こんな感じで良い?」

 

大将

「そうそう。野菜の皮を剥いたら、包丁で切っていきましょう」

 

「まず最初に、お手本を見せるので同じように切っていきましょうね」

 

スイープ

「ん・・・切りにくいわ・・・」

 

大将

「最初は、縦半分に切ってから平らな面の下にして、乱切りで切っていきましょう」

 

スイープ

「これで良いの?」

 

大将

「そんな感じで大丈夫だ。ジャガイモは、縦に切った後、平らな面を下にしてもう一度立てに切ります」

 

「次に、横に切ればジャガイモが一口サイズになりました」

 

スイープ

「玉ねぎは、みじん切りにすれば良いの?」

 

大将

「ドライカレーなら、みじん切りでも良いけど・・・今回は、くし切りで切りましょう」

 

スイープ

「くし切りってコレで合ってる?」

 

大将

「合ってるぞ。野菜を切った後は、お鍋で野菜とお肉を炒めましょう」

 

スイープ

「炒める順番は・・・火が通りにくいジャガイモから?」

 

大将

「そうだな・・・今回は、先に豚肉から炒めます。豚肉の後に、ジャガイモとニンジンを入れて炒めます」

 

「玉ねぎは、火を通し過ぎると溶けて無くなっちゃうから最後に炒めます」

 

スイープ

「これで良いのね・・・」

 

大将

「玉ねぎに火が通ってきて、透き通ってきたら次にお水を800mlを入れて煮込みましょう」

 

スイープ

「まだカレールウは入れないの?」

 

大将

「まだジャガイモとニンジンに火が通っていないので、15分位煮込みます」

 

スイープ

「この灰色のは何?」

 

大将

「これは灰汁って言うんだよ。この灰汁は雑味の元になるから、お玉で掬い取りましょう」

 

スイープ

「綺麗に・・・掬い取る・・・」

 

大将

「ある程度煮込んだら、竹串でお野菜を刺してみましょう」

 

スイープ

「竹串が刺されば良いの?」

 

大将

「野菜にしっかりと火が通ったかの判断をする為だよ」

 

「竹串が刺さったら、火を止めてカレールウを入れて溶かします。カレールウが溶けたら完成です」

 

スイープ

「これで完成?」

 

大将

「ココで隠し味を入れます」

 

スイープ

「隠し味?」

 

大将

「インスタントコーヒーをスプーン一杯くらい入れます。これでカレーの味に深みが出ます」

 

「これで完成です」

 

スイープ

「出来た・・・」

 

大将

「ご飯は炊けてるから、食べるか?」

 

スイープ

「食べる!」

 

大将

「なら、好きな量のご飯を盛っておいで」

 

スイープ

「これくらい食べるわ!」

 

大将

「カレーを掛ければ・・・出来上がり。福神漬けとラッキョウは好きなだけ使いな」

 

スイープ

「いただきます!」

 

大将

「自分で作ったカレーの味はどうだ?」

 

スイープ

「美味しいわ♪」

 

大将

「そうか・・・良かったな」

 

スイープ

「みんなにも分けたいわ!」

 

大将

「だってさ。みんな晩御飯だぞ~」

 

クリーク

「美味しそうなカレーの匂いですね♪」

 

アイネス

「お腹が空くいい匂いなの♪」

 

女将

「上手に出来たのね♪」

 

レイ

「まんま」

 

大将

「それじゃあ、いただきます!」

 

 

その日の夕ご飯は、いつもより美味しかった・・・・

 

 

 

 

次の日・・・

 

大将

「スイープ、寮に戻るのか?」

 

スイープ

「うん・・・戻らないといけないから」

 

大将

「なら、スイープに良い物をあげよう。部屋でも使える小型の電気ケトルだ」

 

スイープ

「・・・部屋で使ったら怒られるもん」

 

大将

「これは、お湯しか沸かせないから怒られることは無いさ」

 

「心配なら、フジに管理して貰えば安心だろ?」

 

スイープ

「・・・うん」

 

大将

「今度から、ご飯食べる時はウチに来れば朝ご飯・お昼ご飯・夕ご飯全部作ってあげるからな」

 

スイープ

「今度から毎日ココに来るからね♪」

 

大将

「あぁ。辛い事とか嫌な事が有った時は、いつでもおいで」

 

スイープ

「ありがとう・・・パパ♪」

 

大将

「気を付けてな」

 

女将

「無理しちゃ駄目だからね」

 

スイープ

「大丈夫よ、ママ♪」

 

クリーク

「ルドルフちゃんに一言伝えておきますね」

 

スイープ

「大丈夫よ♪ありがとう、お姉ちゃん♪」

 

アイネス

「副会長達にも、スイープちゃんのサポートをお願いしておくの」

 

スイープ

「お姉ちゃん、ありがとう♪」

 

レイ

「ね~ね~」

 

スイープ

「コントレイルちゃんもありがとう・・・また来るね」

 

 

 

この日から、スイープはフジキセキと一緒にお茶を飲むようになった・・・

 

 

食堂には、あまり行かなくなり・・・大将の食堂に毎日行くようになった・・・

 

 

大将達と一緒に居る時間が長くなったお陰か、スイープトウショウはワガママをあまり言わなくなったそうだ・・・

 

 

この作品を完結させた後、この設定を引き継いで、トレーナーのお仕事をメインにした作品を書こうと思っています。最初に担当するウマ娘は誰が良いですか?

  • トウカイテイオー
  • シンボリルドルフ
  • ミスターシービー
  • ライスシャワー
  • メジロラモーヌ
  • メジロアルダン
  • ビワハヤヒデ
  • ナリタタイシン
  • ダイタクヘリオス
  • ナイスネイチャ
  • キタサンブラック
  • オルフェーヴル
  • ドリームジャーニー
  • ヴィブロス
  • コパノリッキー
  • その他
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