トレセン近くの定食屋さん   作:暁海斗

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併走トレーニング

 

 

 

 

 

 

 

テイオーのリハビリを始めて、半年が経過した頃・・・

 

 

博之

「今日から、併走トレーニングを始めようと思う」

 

トウカイテイオー

「誰と走るの?」

 

博之

「テイオーと脚質が違うウマ娘を連れて来た」

 

トウカイテイオー

「ボクは、先行が得意だもんね♪」

 

博之

「逃げの脚質のミホノブルボン・・・」

 

「追込の脚質のミスターシービー・・・」

 

「差しの脚質のシンボリクリスエス・・・」

 

 

ミホノブルボン

「テイオーさん、一緒に強くなりましょう」

 

ミスターシービー

「博之さんにご褒美の約束をして貰っちゃったから、頑張らないとね♪」

 

シンボリクリスエス

「ミッションスタート」

 

 

博之

「全ての脚質を揃えてみた」

 

トウカイテイオー

「・・・ボク、頑張れるかな・・・」

 

博之

「併走トレーニングを頑張ったら、期間限定のハチミーをご馳走しよう」

 

トウカイテイオー

「本当!?」

 

「ボク、併走トレーニング頑張るね!」

 

咲良

「ブルボンちゃん達に、何のご褒美をあげたの?」

 

博之

「ブルボンには、ライスと一緒にディズニーランドにご招待」

 

「シービーには、夜景の綺麗な場所までドライブの約束」

 

「クリスエスには、一緒に猫カフェに行く約束をした」

 

咲良

「年頃の女の子らしいご褒美ね♪」

 

博之

「そう言う訳で、近い内にご褒美の約束を守らないとな~」

 

トウカイテイオー

「ねぇ、このサポーターを着けたまま走るの?」

 

博之

「そうだな」

 

「今までのトレーニングは、テイオーの長所を潰すトレーニングになっている」

 

トウカイテイオー

「ボクの長所を潰すトレーニングなんて、酷いよ!!」

 

博之

「セントライト・テンポイント・俺の3人でテイオーのレース映像を見て、気付いた事が有る」

 

「3人で出した結論だが・・・テイオーの長所は、柔軟な足を活かした走りだ」

 

「でも、それが逆にテイオーの脚を壊していると言ったらどうだ?」

 

トウカイテイオー

「どういう事?」

 

博之

「柔らかいバネのような走りは、パワーを込めればそれだけ反発力で加速するイメージだ」

 

「だが、反発力が有るという事は・・・逆のチカラも働いている事になる」

 

咲良

「そう言う事ね・・・」

 

トウカイテイオー

「え?え?」

 

博之

「簡単に言えば、パワーを込めて走る度に自分の脚を痛めつけながら走っている事になる」

 

「テイオーの長所は、諸刃の剣だったんだよ」

 

トウカイテイオー

「そんな・・・」

 

博之

「でも、俺がテイオーに行ったトレーニングは、本来のバネのような柔軟さを半分失った代わりに、それを支える土台になる筋力を増やすトレーニングだ」

 

トウカイテイオー

「筋力を増やすトレーニング?」

 

咲良

「走る時に足に掛かる負担を減らしながら、それを支える筋力を増やす事で足に掛かっていた負担が相殺するのね」

 

博之

「そう言う事だ」

 

「これは、殆んどのウマ娘に言える事だろうが・・・走る度に自分の足の寿命を消費していると言っても良い」

 

「走る事で消費する寿命を限りなくゼロにする為のトレーニングをしていけば、故障は減らせるかもしれない」

 

「その理論を検証している感じにはなるけど、今回の併走トレーニングでテイオー自身が何かを感じられる位にはなっている筈だ」

 

トウカイテイオー

「ボク、カイチョ―に勝てるようになれる?」

 

博之

「それは分らんよ」

 

「テイオー自身の努力の結果になるだろうさ」

 

トウカイテイオー

「・・・ボク、もっと頑張るよ!!」

 

博之

「なら、併走トレーニングを始めるぞ」

 

「テイオーは、7割くらいのパワーで走る事」

 

「ブルボン・シービー・クリスエスは、テイオーに合せて走ってくれ」

 

「くれぐれも本気で走らない事」

 

「約束を破ったら、ご褒美は無しだから」

 

ミホノブルボン

「任務を遂行します」

 

ミスターシービー

「ペースを合せて走れば良いんでしょ?」

 

シンボリクリスエス

「ラジャー」

 

博之

「それじゃあ、ゲートが開いたらスタートね」

 

 

ガコンッ!!

 

 

テイオー達は、一斉にスタートした・・・

 

 

トウカイテイオー

「確かに、少し走りづらいけど・・・安定感と加速感が前より良くなってる気がする・・・」

 

ミホノブルボン

「以前より、バランスが良くなっていますね・・・」

 

ミスターシービー

「ルドルフと一緒に走ってるみたいだね」

 

シンボリクリスエス

「・・・本気で走ってみたいな・・・」

 

 

博之

「やっぱり、テイオーに走り方は以前より安定してきている感じだな」

 

「土台を支える筋力を増やしたお陰で、以前よりバネのような走り方が出来なくなっても、パワーが増しているから力強い走りが出来ている」

 

「この調子で、丁寧にトレーニングをしていけば年末位にはレースに復帰できるか」

 

咲良

「年末・・・有馬記念が有力かしら」

 

博之

「そこは、テイオーと要相談だな」

 

 

併走トレーニングを終えて、テイオー達が戻って来たので・・・感想を聞いてみると・・・

 

 

トウカイテイオー

「前より、凄く走りやすくなってたよ!!」

 

ミホノブルボン

「最初から最後まで、安定して走れていました」

 

ミスターシービー

「本気で走りたくなっちゃったな~」

 

シンボリクリスエス

「パワー感が良い・・・」

 

博之

「テイオー、足に違和感は有るか?」

 

トウカイテイオー

「全然ないよ」

 

「サポーターを着けてるから、若干走りづらいけど問題無く走れてるもん♪」

 

咲良

「リハビリが無事に終わったと思っても良いかしらね」

 

博之

「今月は、併走トレーニングをしながら、レースの感覚を取り戻す方向で行こう」

 

「筋力を増やしながら、テイオーの持ち味を生かせるような走りが出来るように調整していくぞ」

 

トウカイテイオー

「うん!」

 

ミホノブルボン

「マスター、私達はまだ走れますが」

 

ミスターシービー

「もっと走りたいな」

 

シンボリクリスエス

「トレーニングをしたい」

 

博之

「なら、テイオーと一緒にトレーニングをしてみるか?」

 

ミホノブルボン

「そうですね・・・」

 

「新しい視点からのトレーニングをする事が出来れば、更に成長できるかもしれませんね」

 

ミスターシービー

「ルドルフとエースをあっと驚かせるくらいに強くなりたいな~」

 

シンボリクリスエス

「パワーアップ・・・」

 

 

 

併走トレーニングのお陰で、自分の新しい走りに気付き始めたテイオーなのでした・・・

 

 

 

 

この作品を完結させた後、この設定を引き継いで、トレーナーのお仕事をメインにした作品を書こうと思っています。最初に担当するウマ娘は誰が良いですか?

  • トウカイテイオー
  • シンボリルドルフ
  • ミスターシービー
  • ライスシャワー
  • メジロラモーヌ
  • メジロアルダン
  • ビワハヤヒデ
  • ナリタタイシン
  • ダイタクヘリオス
  • ナイスネイチャ
  • キタサンブラック
  • オルフェーヴル
  • ドリームジャーニー
  • ヴィブロス
  • コパノリッキー
  • その他
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