トレセン近くの定食屋さん   作:暁海斗

606 / 837
積み上げてきた成果

 

 

 

 

 

 

 

 

2ヶ月程で、シンザンが作った特別な蹄鉄がシューズに取り付けされた状態でテイオーの元に届いた・・・

 

 

トウカイテイオー

「この蹄鉄・・・幾らぐらいになるんだろうね」

 

博之

「以前、トウメイの蹄鉄を製作した時は・・・蹄鉄が4つで400万円って言ってたかな」

 

ミホノブルボン

「400万円ですか・・・」

 

ミスターシービー

「でも、400万円で神の蹄鉄が買えるなら安いんじゃない?」

 

シンボリクリスエス

「・・・かなりお買い得では無いのか?」

 

博之

「その時は、まだシンザン鉄の評価は、いま一つだったんだよ」

 

「無駄に長く在籍してた老害トレーナー共が三冠ウマ娘の道楽だって馬鹿にしてた時期もあったけど・・・圧倒的な技術力とセンスで見事に黙らせちまったのはスカッとしたな」

 

トウカイテイオー

「そんな事が有ったんだね・・・」

 

博之

「それ以降、シンザンの腕前が有名になってきた時期の製作料は、工賃込みで蹄鉄のランクにもよるけど、1000万は行くんじゃないか?」

 

「俺も、そこまで深く聞いたことが無いから分からん」

 

トウカイテイオー

「1000万円・・・」

 

ミホノブルボン

「私の口座には、今幾ら有るのか確認しなければいけませんね・・・」

 

ミスターシービー

「・・・アタシは、億は有った筈だけど・・・」

 

シンボリクリスエス

「お願いすれば、買えるだろうか・・・」

 

博之

「シンザンと仲良くする事が出来れば、更に成長できるかもな~」

 

トウカイテイオー

「トレーナー♪」

 

「ボク、早速走ってみたい!」

 

博之

「俺は、野良のトレーナーだから」

 

「いつもみたいに、お兄さん呼びに戻してくれ」

 

トウカイテイオー

「にしし♪ヤダよ~♪」

 

博之

「全く・・・ブルボン、シービー、クリスエス、テイオーの併走に付き合ってやってくれ」

 

「併走トレーニングを終えたら、何か好きなメニューを作ってやるぞ」

 

ミホノブルボン

「では、ミックスフライ定食をお願いします」

 

ミスターシービー

「アタシは、デミグラスハンバーグかな」

 

シンボリクリスエス

「・・・オムライスでお願いする」

 

トウカイテイオー

「ボク、大人様ランチ!!」

 

博之

「はいよ」

 

 

それから、2400mの併走トレーニングを始めた・・・

 

 

トウカイテイオー

「足が軽いよ!!」

 

「ボクって、こんなに速く走れたっけ?」

 

ミホノブルボン

「全開では有りませんが・・・追いつけませんでした」

 

ミスターシービー

「いつもより早めに、スパートを掛けたんだけどなぁ~」

 

シンボリクリスエス

「・・・アメイジング」

 

博之

「・・・想像以上に、シンザン鉄との相性が良かったのかねぇ・・・」

 

「7割の走りで、手加減しているブルボン達を引き離すとは」

 

咲良

「調子はどんな感じ?」

 

博之

「想像以上の仕上がりだな」

 

コントレイル

「ぱ~ぱ~」

 

博之

「はいはい、どうしたんだ~?」

 

コントレイル

「キャッキャ♪」

 

博之

「相変わらず、コントレイルは可愛いな~」

 

咲良

「天使ね♪」

 

トウカイテイオー

「ねぇねぇ、ボクお腹空いちゃったよ~」

 

ミホノブルボン

「マスター、夕食をお願いします」

 

ミスターシービー

「お腹空いちゃった♪」

 

シンボリクリスエス

「・・・速く、オムライスが食べたい」

 

博之

「それじゃあ、晩飯にするか」

 

 

それから、みんなで晩御飯を食べた後・・・テイオー達は、帰っていった・・・

 

 

 

次の日・・・

 

博之

「テイオー、復活レースはどのレースにするか決めたか?」

 

トウカイテイオー

「勿論、有馬記念だよ!!」

 

博之

「なら、沖野トレーナーに手続きを頼んどくんだぞ」

 

トウカイテイオー

「トレーナーは手続き出来ないの?」

 

博之

「俺は、何処にも所属してないんだぞ?」

 

「そんな野良トレーナーが、レース出走の手続きが出来る訳ないでしょ」

 

トウカイテイオー

「それもそうだね~」

 

「なら、トレーナーにお願いして来るね!」

 

 

テイオーは、大急ぎで沖野トレーナーにお願いに行った・・・

 

 

トウカイテイオー

「お願いして来たもんね!!」

 

博之

「それじゃあ、今日は本気で走ってみるか?」

 

トウカイテイオー

「良いの!?」

 

博之

「もう怪我は完治してるし、俺の考えたトレーニングを長期間行った事で、全体的に筋量を増やして、怪我をしにくい体作りも出来たしな」

 

「オマケに、シンザン鉄を使っているから、怪我をしにくい恩恵も有るからな」

 

トウカイテイオー

「怪我をしにくくなるの?」

 

博之

「誰も知らないけどな」

 

「シンザンは、神の祝福を受けてる唯一のウマ娘だから」

 

「そのシンザンが作る蹄鉄には、不思議な力が有るんだよ」

 

トウカイテイオー

「なら、シンザンさんにお礼の何かを渡しに行かないといけないね!」

 

博之

「酒のつまみを渡すと喜ぶぞ」

 

トウカイテイオー

「なら、有馬記念が終わった後にお礼しないとね♪」

 

博之

「さて、ブルボン達を呼んで・・・本気のレースを始めるか?」

 

トウカイテイオー

「うん♪」

 

 

 

サンデースポーツクラブのレース場・・・

 

サンデーサイレンス

「ゲートは、私の方で開けるから思う存分走ると良い」

 

ミホノブルボン

「テイオーさんとの本気のレースですか・・・」

 

ミスターシービー

「燃えてきちゃうね!!」

 

シンボリクリスエス

「・・・ミッションスタート」

 

博之

「今回は、特に俺の方から言う事はない」

 

「自分で考えて、好きに走ると良い」

 

「レースが終わったら、ご褒美にジェラートをご馳走してやるぞ」

 

トウカイテイオー

「頑張っちゃうもんね!!」

 

ブライアンズタイム

「G1レースだと思って走ると良い」

 

「今回は、ビデオ判定も出来るからな・・・本気のレースを見せてみろ」

 

トニービン

「テイオーちゃんの新しい勝負服を作ってきました!!」

 

「復活するって事で、不死鳥をイメージした勝負服にしたよ!!」

 

トウカイテイオー

「新しい勝負服?」

 

博之

「まぁ、トニービンが好きでやった事だから・・・受け取っておくと良いさ」

 

トニービン

「サポーターが見えない様に配慮してるから、思いっきり走れると思うよ!」

 

サンデーサイレンス

「丁度良い。勝負服を着てレースをすると良い」

 

トウカイテイオー

「折角作ってくれたんだし、着ないと勿体ないよね」

 

 

テイオー達は、勝負服に着替えて来る・・・

 

 

サンデーサイレンス

「では、ゲートに入ったのを確認したら・・・スタートさせるぞ」

 

 

テイオー達が、ゲートに入ったのを確認したサンデーサイレンスは・・・ボタンを押す

 

 

ガコンッ!!

 

 

ゲートが開いた瞬間、テイオー達は一斉にスタートする・・・

 

 

ミホノブルボン

「レースは逃げて勝つ・・・」

 

「マスターのトレーニングの効果をお見せします」

 

 

トウカイテイオー

「やっぱり、ブルボンは逃げるよね」

 

「でも、ボクだって先行の脚質なんだから良い勝負が出来るんだよ!!」

 

 

シンボリクリスエス

「やはり、トレーニングの効果は素晴らしい・・・」

 

「私の走りも一段と成長した気がするぞ・・・」

 

 

ミスターシービー

「やっぱり、レースは後方からのぶっこ抜きが醍醐味だよね!」

 

「博之さんのお陰で、鍛えられたアタシの脚力を見せてあげるよ!!

 

 

サンデーサイレンス

「大幅に走り方が変わった様だな」

 

ブライアンズタイム

「以前より、芝を踏みしめた走りをしているのが分かる」

 

トニービン

「前は、バネみたいな走りをしてたけど、今は力強い走りだね」

 

博之

「テイオーの長所を半分潰して、トレーニングで走り方を無理やり変えたからな」

 

「そうでもしないと、再び骨折するリスクが高かったし・・・この選択は必要だったんだよ」

 

サンデーサイレンス

「テンポイントとセントライトと考えた末の結論だ」

 

「名医とゴッドハンドのお墨付きが得られるのは、博之だけだろうさ」

 

ブライアンズタイム

「流石、オレ達の幼馴染だ」

 

トニービン

「凄いよね~」

 

博之

「俺は、コントレイルの為にトレーナー免許を取っただけなんだけどなぁ」

 

 

レースは、後半になって・・・トウカイテイオーが加速して、ミホノブルボンを追い抜きかけていた・・・

 

 

トウカイテイオー

「無敵のテイオー様の復活だ~!!」

 

ミホノブルボン

「ココからの加速・・・私の速力を見くびらないでください!」

 

シンボリクリスエス

「ココで一気に・・・」

 

ミスターシービー

「アタシの全力で受けて立つよ!!」

 

 

サンデーサイレンス

「良い勝負だな」

 

ブライアンズタイム

「・・・全員、最高のレースをしている」

 

トニービン

「みんな、頑張れ~!!」

 

博之

「テイオー、今の走りは1年間のブランクを感じさせない走りだぞ」

 

 

レースの結果は、僅差でトウカイテイオーがギリギリ勝利した・・・

 

 

トウカイテイオー

「ボクの勝利だ~!!」

 

博之

「これで、自信が付いただろう」

 

「有馬記念での復帰レースは、予定通り行けそうだな」

 

トウカイテイオー

「うん!!」

 

「不死鳥の復活だ~!!」

 

 

ミホノブルボン

「やはり、1年間マスターのトレーニングを頑張っていたテイオーさんとの差は短期間では縮まりませんね・・・」

 

シンボリクリスエス

「だが、大将の考えるトレーニングを行えば、更に強くなれる事が証明された」

 

ミスターシービー

「博之さんは、最高のトレーナーさんだね♪」

 

 

サンデーサイレンス

「トウカイテイオーが、有馬記念で復活すれば・・・サポートしたトレーナーである博之が有名になり過ぎる・・・」

 

「先に、博之の名前だけを私の会社に所属させておいた方が守れるな・・・」

 

博之

「俺、あんまり目立ちたくないんだよね」

 

ブライアンズタイム

「サンデーの会社で、トレーナー登録しておけば他所からスカウトを受ける事は無くなるぞ」

 

トニービン

「シンザンの協力も有れば、博之は余裕で守れるよ!」

 

サンデーサイレンス

「博之、念の為に私の会社の所属トレーナーとして登録しておく」

 

「何が有っても、私の方で守ってやるから安心しろ」

 

博之

「今回は、お言葉に甘えさせて貰うよ」

 

ブライアンズタイム

「最悪、サンデーが勝利者インタビューに出れば良いさ」

 

トニービン

「テイオーちゃんにも伝えておかないとね!」

 

博之

「テイオー、ちょっとコッチに来てくれ」

 

トウカイテイオー

「なに~?」

 

博之

「テイオーが有馬記念で勝った時の勝利者インタビューでは、俺の名前は出さない事」

 

「もし、トレーナーの事を聞かれたらサンデーの事を言うんだぞ」

 

トウカイテイオー

「トレーナーが有名になっちゃうと、お仕事が出来ないから困っちゃうんだよね」

 

「分かった!!ボクがレースに勝ってもトレーナーの事は言わないよ!」

 

博之

「約束だぞ」

 

 

テイオーと約束をした後・・・みんなでご褒美のジェラートを食べに行きました・・・

 

 

トウカイテイオーが有馬記念で復活する迄・・・あと数週間・・・

 

 

 

この作品を完結させた後、この設定を引き継いで、トレーナーのお仕事をメインにした作品を書こうと思っています。最初に担当するウマ娘は誰が良いですか?

  • トウカイテイオー
  • シンボリルドルフ
  • ミスターシービー
  • ライスシャワー
  • メジロラモーヌ
  • メジロアルダン
  • ビワハヤヒデ
  • ナリタタイシン
  • ダイタクヘリオス
  • ナイスネイチャ
  • キタサンブラック
  • オルフェーヴル
  • ドリームジャーニー
  • ヴィブロス
  • コパノリッキー
  • その他
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。