トレセン近くの定食屋さん   作:暁海斗

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小さな独占欲

 

 

 

 

 

 

今日は、トレセン学園のグラウンドでウマ娘の走りを見ている・・・

 

 

 

ダイタクへリオス

「王子!!ウチの走ってる時のフォームのチェックよろ!!」

 

博之

「・・・王子って誰の事言ってんの?」

 

ダイタクヘリオス

「目の前の博之ちん・・・他には誰も居ないっしょ♪」

 

博之

「いつから俺は、王子になったんだよ・・・」

 

ダイタクヘリオス

「だってぇ、お嬢と歩いてる時の様子が王子と姫そのものだったんだし!」

 

「だから、王子って呼ぶしか無いっしょ!」

 

博之

「他の誰かの前では呼ぶなよ」

 

ダイタクヘリオス

「そう言えば、咲良ちん・・・何処かお出掛け?」

 

博之

「レイの定期健診に行ってる」

 

「予防接種もしないといけないし」

 

ダイタクヘリオス

「なら、今すぐグラウンドに行くっしょ!!」

 

博之

「その前に、明日の分の出汁の用意だけさせてくれ」

 

 

明日の料理に使う合わせ出汁の準備を済ませた後、咲良にメールを送った後、鍵を閉めてグラウンドに向かう・・・

 

 

 

 

グラウンド・・・

 

博之

「最初に言っておくが、あくまで走っている時のフォームを見て、気になることが有れば言うだけだからな」

 

「トレーニングメニューとかも作らないし、担当トレーナーにもならないぞ」

 

ダイタクヘリオス

「それでOKっしょ!!」

 

博之

「それじゃあ、1600mを好きに走ってみな」

 

ダイタクヘリオス

「よっしゃ~!!」

 

 

ヘリオスは、一気に走り出した・・・

 

 

遠目でヘリオスの走りを見ていると・・・

 

 

ダイイチルビー

「コチラにいらっしゃいましたか」

 

博之

「ルビーか」

 

「今日は、どうしたんだ?」

 

ダイタクヘリオス

「お姿が見えましたので、ご挨拶に伺いました」

 

博之

「そっか」

 

ダイイチルビー

「ヘリオスさんのトレーニングですか?」

 

博之

「違うぞ」

 

「ヘリオスの走ってる時のフォームのチェックを頼まれたから見てるだけだ」

 

ダイイチルビー

「そうですか・・・」

 

 

そんな事を話していると・・・

 

 

ダイタクヘリオス

「お嬢~!!!」

 

ダイイチルビー

「・・・こんにちわ」

 

ダイタクヘリオス

「お嬢も一緒に走るべ!!」

 

ダイイチルビー

「では、私の走りも見て頂けますか?」

 

博之

「見るだけなら良いぞ」

 

ダイイチルビー

「では、参ります」

 

ダイタクヘリオス

「お嬢と一緒に走れる機会はそうそう無いからテンション爆上げ~!!」

 

 

ヘリオスとルビーは、併走しながら1600mの距離を走っていく・・・

 

 

博之

「ヘリオスは、快調に走っていくのに対して・・・ルビーは、一歩一歩を踏みしめて走っているように見えるな・・・」

 

「どことなくシービーの走り方に似てるか・・・」

 

 

2人の走り方の特徴をノートに書いて纏めておく・・・

 

 

 

ダイタクヘリオス

「王子!!ウチの走りはどんな感じ!!」

 

ダイイチルビー

「率直な感想をお聞かせください」

 

博之

「ヘリオスの走りは、同じテンポで快調に走っているように見えたな」

 

「ルビーの走りは、一歩一歩を踏みしめて、芝の良い所を見極めながら走っているように見えたかな」

 

ダイタクヘリオス

「・・・ウチの走りを一回見ただけで、同じテンポで走ってるのを見抜くなんて・・・流石王子!!」

 

ダイイチルビー

「私の心掛けている走りの癖を見抜いた方は初めてです・・・」

 

博之

「それじゃあ、俺のお仕事は終わりって事で」

 

 

博之が帰ろうとした時・・・

 

 

ブチッ!!

 

 

博之

「あ、髪紐が切れちゃった」

 

ダイタクヘリオス

「王子、髪を伸ばしてる理由って何なん?」

 

博之

「最近、髪を切りに行くのが面倒だったから」

 

ダイイチルビー

「ですが、長すぎるのもTPOに相応しくないと思います」

 

博之

「それもそうか・・・」

 

「これを機に、バッサリ切るか・・・いい加減、鬱陶しかったし」

 

ダイタクヘリオス

「なら、ウチがいつも行ってる美容室を紹介したげる!!」

 

博之

「髪切るだけだったら、床屋で十分だろ」

 

ダイイチルビー

「いえ、一度美容室で相応しい髪型にセットしていただきましょう」

 

博之

「・・・拒否権は無いのね・・・」

 

 

ヘリオスとルビーに連行される感じで、美容室に向かう・・・

 

 

ダイタクヘリオス

「王子に一番似合ってるヘアースタイルでよろ!!」

 

「ついでに、ウチと同じ青のメッシュを入れて欲しいなって」

 

美容師さん

「相変わらず、ヘリオスちゃんは乙女ね~♪」

 

「私の美容師人生において、一番の腕の見せ所ね!!」

 

博之

「ヘリオスは、美容師さんに何を頼んでるんだ?」

 

ダイイチルビー

「・・・良く聞こえませんでした」

 

「さりげなく、自分とお揃いのメッシュを入れるのですか・・・」

 

 

それから、髪をカットして・・・カラー染めをしてから、一番似合う髪型に梳きながら調整していく・・・

 

 

美容師さん

「こんな感じで良いかしら?」

 

ダイタクヘリオス

「チョ~似合ってるじゃん!!」

 

博之

「・・・この青のメッシュは何よ・・・」

 

ダイタクヘリオス

「ウチとお揃のメッシュ♪」

 

博之

「あらぬ誤解を招くでしょうが!」

 

ダイタクヘリオス

「良いじゃん!!」

 

「王子、絶対にコッチの方が似合うし!!」

 

博之

「・・・まぁ、髪が伸びる迄は我慢するか・・・」

 

ダイイチルビー

「とてもお似合いですよ」

 

美容師さん

「今回は、とても自信作に仕上がったと思うわ!!」

 

「写真をカットモデルの見本写真に使わせてもらっても?」

 

博之

「まぁ、お好きにどうぞ」

 

美容師さん

「月に一回はカットする事をお勧めしま~す♪」

 

 

美容室を後にして、帰ろうとすると・・・

 

 

ダイイチルビー

「大将さんの耳には、ピアスの跡が有りますが・・・今は、着けているのですか?」

 

博之

「今は、着けてないな」

 

「前まで着けてたピアスが、錆びちゃったから捨てたのよ」

 

「今は、皮膚科で綺麗にして貰ったままだな」

 

ダイイチルビー

「そうですか・・・」

 

「少しお待ちいただけますか?」

 

博之

「別に良いけど・・・」

 

ダイタクヘリオス

「お嬢、買い物でも行くん?」

 

ダイイチルビー

「そうですね・・・少し買いたいモノが有るので」

 

 

ルビーは、少し高そうなアクセサリーショップに入っていった・・・

 

 

博之

「何か、自分でアクセサリーを頼んでたのかね」

 

ダイタクヘリオス

「お嬢・・・まさか、お嬢もウチと同じで・・・」

 

 

暫く待っていると・・・

 

 

ダイイチルビー

「お待たせいたしました」

 

博之

「商品を受け取って来たのか?」

 

ダイイチルビー

「コチラを・・・付けて頂けますか?」

 

「材質は、純チタンが使われているので錆びないですし、金属アレルギーにも配慮しているそうです」

 

博之

「・・・ルビーのウマ耳に付いている花のアクセサリーに似てるな」

 

「デザインしてる職人さんが同じなのか?」

 

ダイイチルビー

「本日のお礼です」

 

「大将さんに是非とも着けて頂きたいです」

 

博之

「折角貰った訳だし・・・付けないのは失礼か・・・」

 

 

博之は、小さな花の形のデザインのピアスを着ける・・・

 

 

ダイイチルビー

「とてもお似合いです」

 

博之

「まぁ、ありがとう」

 

「全然痛くないから、快適だな」

 

ダイタクヘリオス

「お嬢とお揃なんて羨ましすぎ~!!」

 

ダイイチルビー

「ヘリオスさんの分も買ってあります・・・」

 

ダイタクヘリオス

「マジで!?」

 

「お嬢と王子とお揃とかテンション爆上げっしょ!!」

 

 

3人で同じデザインのピアス・アクセサリーを着けている意味は・・・

 

 

ダイイチルビー

「コレで、大将さんを他のウマ娘の要らぬ勧誘から守る事が出来ると思います」

 

ダイタクヘリオス

「お揃のコーデなら、変な虫が付くことは絶対に無いっしょ!!」

 

 

 

少し独占欲を出して来たダイタクヘリオスとダイイチルビーでした・・・

 

 

 

自宅に帰ると、超絶イメチェンをした博之に、咲良が一瞬フリーズして、あまりの格好良さに再び惚れ直したそうな・・・

 

 

 

 

 

この作品を完結させた後、この設定を引き継いで、トレーナーのお仕事をメインにした作品を書こうと思っています。最初に担当するウマ娘は誰が良いですか?

  • トウカイテイオー
  • シンボリルドルフ
  • ミスターシービー
  • ライスシャワー
  • メジロラモーヌ
  • メジロアルダン
  • ビワハヤヒデ
  • ナリタタイシン
  • ダイタクヘリオス
  • ナイスネイチャ
  • キタサンブラック
  • オルフェーヴル
  • ドリームジャーニー
  • ヴィブロス
  • コパノリッキー
  • その他
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