トレセン近くの定食屋さん   作:暁海斗

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未知なる挑戦

 

 

 

 

 

 

 

アドマイヤベガの日本ダービーが終わってから数日後・・・

 

 

秋川やよい

「たづな、大将君の成績は一体どのようになっているんだろうか・・・」

 

駿川たづな

「・・・今まで担当したトウカイテイオーさん・オグリキャップさん・アドマイヤベガさん・・・」

 

「3人がG1レースで勝利していますね」

 

秋川やよい

「驚愕!!トレーナーの免許を取得してから、素晴らしい結果を残している!」

 

「大将君なら、日本のトレセン学園の皆が長い間、何度も挑戦して高い壁に阻まれて来た・・・凱旋門賞に勝つ事が出来るかもしれない」

 

駿川たづな

「ですが、大将さんは断られると思いますよ」

 

秋川やよい

「・・・だが、僅かにも可能性が有るのなら・・・」

 

駿川たづな

「・・・理事長は、いつも勝手に行動するので・・・ちゃんと大将さんに相談された方が良いと思いますよ」

 

秋川やよい

「・・・大将君の予定を聞いて、相談の機会を設けよう」

 

 

後日・・・

 

秋川やよい

「本日は、貴重な時間を割いて貰って感謝しかない」

 

博之

「言っておきますけど、トレーナー関連の仕事はしませんよ」

 

「俺一人で対応できるウマ娘のサポートくらいならダイイチルビーの許可が貰えればやりますけど」

 

ダイイチルビー

「私は、何も聞いていませんよ」

 

秋川やよい

「・・・大将君は、凱旋門賞を知っているかな・・・」

 

博之

「フランスのロンシャン競技場で行われるレースの事だろう」

 

「日本のウマ娘が何回も挑んでは、高い世界の壁に阻まれる・・・2着が最高記録だったか」

 

ダイイチルビー

「日本の芝とフランスの芝が明確に違う様で、その違いに合せるのが大変だそうです」

 

秋川やよい

「我々、トレセン学園の関係者が憧れてやまない・・・凱旋門賞を勝つ事である」

 

博之

「・・・おい、まさか・・・」

 

駿川たづな

「・・・そのまさかですね・・・」

 

秋川やよい

「大将君の成績は、トレーナーになったばかりの成績ではない!!」

 

「今まで、優秀なトレーナーと優秀なウマ娘が何人も凱旋門賞に挑んで来た!!」

 

「だが、今年は通年とは明らかに違う点がある!!」

 

博之

「お断りします」

 

ダイイチルビー

「そうですね・・・私も大将さんの生活を守る義務が有りますのでお断りする方向で反対させて頂きます」

 

秋川やよい

「・・・やはり駄目か・・・」

 

駿川たづな

「理事長、トレセン学園のトレーナーさんでも凱旋門賞に挑む方はほんの一握りです」

 

「その重圧を大将さん一人に背負っていただくのは間違っていると思います」

 

博之

「・・・何で俺なんですか?」

 

「中央トレセン学園には、俺以上にG1レースに勝つウマ娘を育てているトレーナーは何人も居るでしょうに」

 

秋川やよい

「大将君の成績は、今までの歴史の中で最短記録でG1レースに勝利している!!」

 

「しかも!担当した3人のウマ娘が皆、有馬記念や日本ダービーを勝利している!!」

 

博之

「元々、テイオーは沖野トレーナーの所でトレーニングしてたから、手柄を横取りした感が否めない」

 

「オグリとアヤベは、専属のトレーナーは居なかったけど、元々G1レースに勝ってたり、勝てるポテンシャルは有った訳だし、俺の実力なんて微々たるもんだろ」

 

ダイイチルビー

「大将さんのトレーナーとしての素質は、かなりのモノだと思いますよ」

 

「実際にトレーニングのサポート役として参加したウマ娘の実績がかなり上がっていますから」

 

秋川やよい

「後生の頼みである!!」

 

「今回だけで良い!!凱旋門賞に挑むウマ娘を育成して欲しい!!」

 

「報酬も何かしら用意しよう!!」

 

博之

「あのねぇ、俺は本職が有るんです!!」

 

「本職を疎かにしたら、本末転倒なんです!!」

 

「分かりますか?」

 

ダイイチルビー

「名誉の為に、大将さんの生活を蔑ろにする事は認められませんよ」

 

駿川たづな

「理事長、コレで諦めが付きましたか?」

 

秋川やよい

「だが、千載一隅のチャンスであることは間違いない!!」

 

「私が協力出来る事は、可能な限り協力しよう!!」

 

博之

「ルビー、何とかしてくれないかね」

 

「俺も無理と言ったら、無理なんだわ」

 

ダイイチルビー

「そうですね・・・」

 

「では、交換条件を提示してみましょう」

 

秋川やよい

「交換条件とな?」

 

ダイイチルビー

「トレセン学園の全てのウマ娘が全員、美味しいと納得する料理を作れる料理人を1週間以内に探してください」

 

「この条件をクリアした場合は、私が大将さんに交渉をします」

 

駿川たづな

「それは、殆んど不可能なのでは・・・」

 

ダイイチルビー

「凱旋門賞を勝つ事が出来る可能性があるウマ娘を育成するとなると、半年以上の期間はお店を空ける事になります」

 

「凱旋門賞のレースの1週間前には、フランスに行く必要も有るので、大将さんへの負担が増加します」

 

「そのデメリットを容認する事は出来ません」

 

「約1年間は大目に見て、その間のウマ娘の方達の胃袋を満足させる事が出来る料理人の方は居ないと思いますが・・・」

 

秋川やよい

「グヌヌ!!」

 

「非常に難しい条件であるが・・・何とかしてみよう!!」

 

博之

「あ、俺の親父は駄目ですよ」

 

秋川やよい

「駄目なのか!?」

 

博之

「当たり前でしょうが」

 

「初代大将の親父を連れて来るだけなら、難しい交換条件が意味を成さないでしょうが」

 

「俺の身内以外で探してください」

 

秋川やよい

「唯一の希望が・・・」

 

駿川たづな

「理事長・・・諦めてくださいね」

 

秋川やよい

「一生で一度のお願いじゃ~!!!」

 

「大将君の身内で何とかしてくれないか~!!!」

 

博之

「だから、それだと意味無いでしょ」

 

「せめて、1週間は探す努力をしてくださいよ」

 

秋川やよい

「・・・探す努力をしたら、協力してくれるのか?」

 

博之

「理事長の本気度合いによります」

 

「たづなさんに理事長の様子を記録して貰います」

 

「その記録を見て、判断しますので頑張ってくださいね~」

 

駿川たづな

「ちゃんと理事長の様子は事細かに記録しておきますね」

 

ダイイチルビー

「大将さん、今後の事を色々と打ち合わせしておきましょう」

 

 

この後、1週間は理事長が色んな伝手を辿って、大忙しだったのは言うまでもない・・・

 

 

 

 

 




凱旋門賞の話を終えた時点で、本編に戻ろうと思います

なるべくキリの良い話数で、トレーナー編を終わらせたいと思います

この作品を完結させた後、この設定を引き継いで、トレーナーのお仕事をメインにした作品を書こうと思っています。最初に担当するウマ娘は誰が良いですか?

  • トウカイテイオー
  • シンボリルドルフ
  • ミスターシービー
  • ライスシャワー
  • メジロラモーヌ
  • メジロアルダン
  • ビワハヤヒデ
  • ナリタタイシン
  • ダイタクヘリオス
  • ナイスネイチャ
  • キタサンブラック
  • オルフェーヴル
  • ドリームジャーニー
  • ヴィブロス
  • コパノリッキー
  • その他
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