日本のウマ娘が、何十年も挑み続けてきた高い壁・・・フランスの由緒あるレース・・・凱旋門賞・・・
スピードシンボリが最初に挑戦してから、多くのウマ娘達が世界の強いウマ娘達に阻まれてきた・・・
今日、日本の期待を背負った1人のウマ娘が優秀なトレーナーと共に凱旋門賞に挑戦する・・・
凱旋門賞の出走日・・・
秋川やよい
「今宵は、凱旋門賞が行われる!!」
「本来であれば、消灯時間を過ぎているが・・・理事長権限で、食堂でのみテレビ中継を見る事を許可しよう!!」
駿川たづな
「ちゃんと、寮長さんの許可を貰った人だけですよ~」
フジキセキ
「ジュースや甘いお菓子は駄目だよ。虫歯になっちゃうからね」
ヒシアマゾン
「ちゃんと歯磨きする約束をしたウマ娘だけは許可するよ!」
ビワハヤヒデ
「コーヒーや紅茶も駄目だな」
エアグルーヴ
「カフェインは、不眠の原因だからな」
「ノンカフェインのコーヒーと紅茶は、私からの差し入れだ」
ナリタタイシン
「・・・会長と書記は?」
エアグルーヴ
「・・・強いお母様たちに見張られているよ」
ビワハヤヒデ
「ブライアン・・・」
ウイニングチケット
「今年の凱旋門賞は、どんなレースになるのかな~」
グラスワンダー
「大将さんの教え子である、オルフェーヴルさんが出走しますから・・・」
ミホノブルボン
「マスターの教え子であるオルフェーヴルさんが負ける筈が有りません」
ライスシャワー
「ライス達は、テレビの前で応援しようね」
トレセン学園のウマ娘達がテレビの前で、凱旋門賞の出走の時間を待っている・・・
ロンシャン競技場の控室・・・
博之
「緊張してるか?」
オルフェーヴル
「余が緊張する訳が無い」
ドリームジャーニー
「オル、少し表情が硬いよ」
アグネスタキオン
「緊張を解く薬でも飲むかい?」
マンハッタンカフェ
「・・・怪しい薬は駄目です」
メジロラモーヌ
「暫く、控室を離れたけど・・・何か、妨害工作をされていないかしら・・・」
アグネスタキオン
「どれ・・・小型カメラに何か映っているかね~」
タキオンは、小型カメラの映像を確認していく・・・
博之
「どうだ?」
アグネスタキオン
「予想が当たったね」
「飲み水に細工をされたようだ・・・」
「例の錠剤を入れると・・・ほら、透明なミネラルウォーターが蛍光色に早変わりさ」
オルフェーヴル
「余がドーピング検査に引っ掛かるように細工したというのか・・・」
ドリームジャーニー
「ご丁寧に、飲みかけのミネラルウォーターに細工をしたと言う事は、オルが禁止薬を飲んだという証拠を捏造しようとした訳だね・・・愚かな」
博之
「レース直前のドーピング検査と、レース後の検査に引っ掛からなければ問題は無い」
「むしろ、この証拠映像を叩き付けて・・・この愚か者を糾弾する事も可能ってわけだ」
マンハッタンカフェ
「・・・このペットボトルに指紋が付いていれば明確な証拠になりますね」
メジロラモーヌ
「私達は、手袋を着けているから・・・ペットボトルに付着している指紋は、犯人とオルフェーヴルの指紋だけになるわね」
アグネスタキオン
「この証拠を処分されないように保管しておかないといけないね~」
博之
「金庫に入れておこう」
オルフェーヴル
「兄上、余はどうすれば良いのだろうか」
博之
「この愚か者は、オルが明確に脅威になると判断したから、妨害工作を行った訳だ・・・」
「なら、真正面から捻じ伏せれば良い」
「オル、小細工無しで圧倒的な実力で他のウマ娘を捻じ伏せろ」
「今のオルは、金色の暴君と呼ばれていたお前じゃない」
「俺の愛バは優しい王様に生まれ変わったんだ・・・お前の可能性を俺は信じる」
オルフェーヴル
「・・・兄上」
博之
「オルが、現役を続けている限りは・・・俺が近くでサポートしてやる」
「オルフェーヴル・・・俺のトレーナー人生を賭けてでも、お前を凱旋門賞を勝ったウマ娘にしてやる」
「今回で、トレーナーは引退するけど」
ドリームジャーニー
「殺し文句を言われてしまったね♪」
アグネスタキオン
「良いパートナー関係じゃないか♪」
マンハッタンカフェ
「・・・素敵ですよ」
メジロラモーヌ
「ヒロ君、例の仕草の出番よ」
オルフェーヴル
「仕草だと?」
博之は、オルフェーヴルの前で膝をついて・・・
博之
「オル、お前の勝利を信じて・・・女神の祝福を」
オルフェーヴルの手の甲に軽くキスをする・・・
オルフェーヴル
「!?」
ドリームジャーニー
「・・・兄さん、私にもしてくれないかな」
博之
「ジャーニーは、凱旋門賞を走らないから必要無いだろ」
メジロラモーヌ
「咲良さんが勝利の女神なら、ヒロ君は勝負の神様と言う事にしたわ」
「神の加護を受けたら、勝利は間違いないわね」
アグネスタキオン
「カフェ・・・今の写真に収めたかい?」
マンハッタンカフェ
「・・・はい」
アグネスタキオン
「誰にも見せる事は出来ないねぇ」
オルフェーヴル
「・・・余は、検査に行ってくるぞ」
博之
「あぁ・・・観客席で待っているぞ」
部屋を出たオルフェーヴルは・・・博之の唇が触れた手の甲を自分の唇に軽く当てて、顔を真っ赤にして悶絶していた・・・所謂、間接キスと言う奴だ
無事に、ドーピング検査をクリアして・・・ターフに向かう
モンジュー
「今日、日本のウマ娘と勝負出来る事を光栄に思うわ」
ヴェニュスパーク
「師匠に鍛えられた私の走りを舐めないでください」
リガントーナ
「凱旋門賞は、フランスの格式高いレースだ」
「フランスのウマ娘が一番強いと証明してみせよう」
オルフェーヴル
「他者の強さなど些末な問題だ」
「一番重要なのは・・・今まで厳しいトレーニングを積んできた己を信じる事のみ」
「レース前に、他者に対して見栄を張ると弱く見えるぞ?」
モンジュー
「言ってくれるじゃない・・・」
「でも、今回凱旋門賞を勝つのは私達の誰かよ」
ヴェニュスパーク
「その強気な姿勢を見事に打ち砕きます!」
リガントーナ
「お互いに悔いの無いレースにしようじゃないか」
互いに牽制しあいながら、ゲート前に進む・・・
明坂さん
「さぁ!凱旋門賞を実況する為に遥々フランスまでやってきました!」
「本日の一番人気は、モンジュー!」
「二番人気は、リガントーナ!!」
「三番人気は、ヴェニュスパーク!」
「オルフェーヴルは、六番人気になっています!」
細江さん
「日本の期待を背負っていますからね・・・」
「良い結果を期待しています」
明坂さん
「細江さんの注目ウマ娘は居ますか?」
細江さん
「・・・オルフェーヴルですね」
「全体的な仕上がりは素晴らしいですね・・・全体的に金色のオーラを纏っているように見えますね」
明坂さん
「金色の暴君と言われているからでしょうか・・・」
細江さん
「分かりません」
「でも、素晴らしいレースが見られるかもしれませんよ」
観客席・・・
博之
「オル、お前はディープインパクトを既に超えているウマ娘だ」
「世界に日本のウマ娘の実力を見せてやれ・・・さぁ、刮目して見てろよ・・・日本のウマ娘を馬鹿にしたクソ野郎ども」
ドリームジャーニー
「オルが凱旋門賞を勝ったら、兄さんはトレーナーを引退出来なくなりそうだね」
博之
「既に、引退の手続きは済ませてある」
「帰国した時には、もうトレーナーじゃ無い・・・普通の一般人だ」
アグネスタキオン
「外野には関係ないさ」
マンハッタンカフェ
「・・・凱旋門賞トレーナーと言う肩書は、日本で一人しか居ませんから・・・」
メジロラモーヌ
「ダイイチ家とメジロ家が責任を持って、ヒロ君の身辺警護をする事になっているわ」
「警備会社やプロのボディーガードを手配済みよ」
博之
「オルには勝ってもらいたいけど・・・後々、面倒なことになるんだよな・・・」
「半年近く実家に帰るか・・・」
ドリームジャーニー
「その時は、私も一緒に」
博之
「連れて行かないからな」
アグネスタキオン
「長野は、のんびり過ごせそうだねぇ」
マンハッタンカフェ
「・・・酒蔵が多いようなので、甘酒が飲んでみたいです・・・」
博之
「酒粕で作る甘酒は、好みが分かれるぞ」
メジロラモーヌ
「いつか、ヒロ君の実家に遊びに行きましょう」
博之
「連れて行かないぞ~」
そんな事を話していると・・・ファンファーレが鳴り響く・・・
明坂さん
「さぁ、ファンファーレが鳴り響いています!」
「各ウマ娘がゆっくりとゲートに収まっていきます」
細江さん
「緊張しているウマ娘が多いようですね・・・」
明坂さん
「各ウマ娘、体制が整いました・・・」
ガコンッ!!!
明坂さん
「今、凱旋門賞が始まりました!!」
「先頭は、ヴェニュスパーク!!」
「その後ろにモンジュー!!リガントーナが纏まってレースを展開していきます!!」
「そのやや後ろにオルフェーヴルが居ます!」
細江さん
「オルフェーヴルは、得意なレース展開で走っているようですね」
ヴェニュスパーク
「先行が一番私が得意な走り方・・・師匠が相手でも負けるつもりは無い」
モンジュー
「・・・弟子に負ける師匠というのは面目が立たないから負けるわけにはいかないわ」
リガントーナ
「圧倒的な勝利・・・それが結果だ」
オルフェーヴル
「兄上・・・貴方のお陰で余は、この大舞台で走る事が出来ている・・・」
「1年間、余を支えてくれてありがとう・・・」
「その恩返しに、凱旋門賞のトロフィーを兄上に渡そうと思う」
「さぁ、世界に兄上のトレーナーとしての才能と、育てたウマ娘の実力を証明しよう」
「海外のウマ娘を叩き潰す・・・さぁ、道を空けろ・・・雑兵ども」
明坂さん
「第1コーナーを過ぎました!」
「先頭は、依然ヴェニュスパーク!!」
細江さん
「中々のペースでレースが進んでいますね」
明坂さん
「後続のモンジュー!リガントーナも追走していく!!」
「おぉっと!!オルフェーヴルが少しずつ加速しているぞ!!」
細江さん
「少し仕掛けるタイミングが早いですが・・・何か秘策がありそうですね」
ヴェニュスパーク
「この位置から加速・・・まだ距離は1000メートル以上は残ってる!」
モンジュー
「偽りの直線で失速するのが目に見えているわ」
リガントーナ
「日本のウマ娘の実力はこんなものか」
オルフェーヴル
「何を勘違いしている・・・」
「今の余からすれば・・・1000メートル等、一瞬の距離だ」
「さぁ、王の実力にひれ伏すがいい・・・」
「これが、日本のウマ娘の実力だ!!」
オルフェーヴルは、全身から黄金のオーラを完全開放して、一気に脚力を爆発させて加速していく・・・
明坂さん
「まだ第3コーナー手前でオルフェーヴルが一気に加速していく!!」
細江さん
「物凄い加速です!」
明坂さん
「フォルスストレートに差し掛かるが、加速が一切衰えない!!」
ヴェニュスパーク
「速い!?」
「私だって、末脚の切れには自信があるんだ!!」
モンジュー
「若干出遅れたわ・・・」
「でも、まだ勝負は終わってない!!」
リガントーナ
「まだ、可能性はある・・・絶対に追いつく!!」
博之
「行け・・・そのまま走れ!!オルフェーヴル!!」
ドリームジャーニー
「凱旋門賞は目の前だよ・・・オル、一気に走り抜けるんだ!!」
アグネスタキオン
「世の中に不可能なんて無い・・・それを証明するためにも勝ち進め!!」
マンハッタンカフェ
「・・・諦めなければ、必ず勝利の女神は微笑みます・・・」
「世界の頂点に君臨しましょう・・・」
メジロラモーヌ
「さぁ、世紀の瞬間を見守りましょう」
トレセン学園では・・・
秋川やよい
「驚愕!!そのまま走り抜けるんだ~!!」
駿川たづな
「頑張ってください!!」
ウインバリアシオン
「オルフェーヴルさん!!あともう少しっすよ!!!」
ゴールドシップ
「おら~!!!」
「そのまま、逃げ切りやがれ~!!!」
ジェンティルドンナ
「そのまま走り抜けなさい!!」
ライスシャワー
「頑張って!!」
ミホノブルボン
「行ってください!!」
フジキセキ
「行け!」
ヒシアマゾン
「そのまま駆け抜けな!!」
日本が何十年も挑戦し続けて・・・渇望した、最高の名誉を・・・今、世紀の瞬間が訪れる・・・
明坂さん
「第4コーナーを超えました!!」
「先頭は、日本のウマ娘のオルフェーヴル!!」
「後続にヴェニュスパーク!モンジュー!リガントーナが居るが、差が縮まらない!!」
「残り200メートルでさらに加速していくぞ~!!!」
細江さん
「信じられません・・・私達は、夢を見ているのでしょうか・・・」
オルフェーヴル
「貴様らが強いのは認めよう・・・凱旋門賞に出走しているのだからな」
「だが、テイオー殿を3度目の故障から見事に有馬記念で復活させ・・・」
「ピークを過ぎたと言われていたオグリ殿を有馬記念で復活させ・・・」
「アヤベ殿を故障から短期間で日本ダービー優勝まで導いた兄上のサポートを受けた・・・余は、兄上の貴重な時間を使ってもらったのだ・・・」
「その労力に報いる為にも・・・負ける訳にはいかないのだ!!!」
オルフェーヴルは、最後にさらに加速していく・・・
明坂さん
「オルフェーヴルだ!!!オルフェーヴルが後続に6バ身以上の差をつけて・・・凱旋門賞を勝ち取った~!!」
「日本の悲願を見事に達成しました~!!!」
細江さん
「何十年も挑み続けて・・・見事に勝ち取りましたね」
「この世紀の瞬間を直接見る事が出来て、とても幸せです!」
オルフェーヴル
「・・・みんな、余は成し遂げたぞ」
「凱旋門賞を勝ち取ったぞ!!」
オルフェーヴルは、力強くガッツポーズをする・・・
博之
「・・・勝っちまったか」
ドリームジャーニー
「兄さんは、初めから勝つと分かっていたんだろう?」
アグネスタキオン
「1年間もトレーニングを積んだんだ・・・」
マンハッタンカフェ
「・・・努力が報われる・・・とても素敵な事です」
メジロラモーヌ
「でも、この後の記者会見でトラブルが起きたりしないかしら・・・」
博之
「・・・ゴミ野郎が乱入してくるかもな」
アグネスタキオン
「まぁ、その時は格好良く解決しようじゃないか」
「最近、新しい変身アイテムを再現したんだ」
「正義の味方は、悪を退治するものだろう?」
マンハッタンカフェ
「・・・外道は退治するべきです」
ドリームジャーニー
「オルの快挙を邪魔する愚か者は、消してあげないとね・・・」
メジロラモーヌ
「・・・すごく悪い顔をしているわよ」
タキオンは、とある変身ベルトを渡していく・・・
一方、トレセン学園では・・・
秋川やよい
「・・・遂に」
駿川たづな
「・・・やりましたね」
ウインバリアシオン
「オルフェーヴルさんが凱旋門賞を勝ったっすよ~!!」
ゴールドシップ
「勝っちまったぜ・・・」
ジェンティルドンナ
「強いライバルが勝つのは・・・想像以上に嬉しいものですわね」
ライスシャワー
「オルフェーヴルさん、凄いね♪」
ミホノブルボン
「はい、圧倒的な走りでした」
フジキセキ
「まだか、凱旋門賞に勝つとはね・・・」
ヒシアマゾン
「トレセン学園中がお祭り騒ぎになっちまうね♪」
トレセン学園中から大歓声が響き渡って来た・・・
理事長は、お祝いをする為に・・・たづなさんと一緒に祝勝会の計画と準備を始めるのだった・・・
とある自宅では・・・
スピードシンボリ
「・・・日本のウマ娘が凱旋門賞に勝てる日が来るなんて・・・」
「ヒロ君とオルフェーヴルさん・・・悲願を達成してくれてありがとう・・・」
感動しているスピードシンボリの後ろで、簀巻きにされたルドルフとブライアンが転がっていた・・・
地下バ道・・・
博之
「オル、お疲れさん」
オルフェーヴル
「兄上・・・余は凱旋門賞を勝ち取ったぞ・・・」
ドリームジャーニー
「流石、オルだね」
「いや、兄さんのお陰だね」
アグネスタキオン
「この後は、記者会見の予定だが・・・妨害が入るかもしれないから、この変身アイテムを持っていてくれ」
マンハッタンカフェ
「・・・使い方は分かりますか?」
オルフェーヴル
「問題ない」
メジロラモーヌ
「なら、会場に行きましょう」
記者会見の会場・・・
細江さん
「それでは、オルフェーヴルさん・・・凱旋門賞の勝利、おめでとうございます」
オルフェーヴル
「うむ」
細江さん
「トレーナーさん、今回の快挙にはトレーナーさんのご協力が無くてはならなかったと思います」
「凱旋門賞に向けて、特別なトレーニングはしたんですか?」
博之
「特別なトレーニングはしてないと思います」
「あくまで凱旋門賞を自分なりに分析して、どんなトレーニングをして、オルフェーヴルの長所を伸ばそうと考えて、トレーニングメニューを考えました」
「かなり厳しいトレーニングを課してしまったりしたので、トレーニング後のアフターケアにも力を入れました」
細江さん
「アフターケアですか?」
博之
「俺は、元理学療法士なので・・・」
「整骨院でも研修経験も有りますので、筋肉へのダメージもケアしながら、ケガをしにくい体づくりを心掛けましたね」
「そこは、トウカイテイオーの時の経験を活かしました」
細江さん
「なるほど・・・」
「では、今回の凱旋門賞を最後にトレーナーを引退するのは・・・」
博之
「本当ですよ」
「俺の最後の大仕事を、オルフェーヴルが見事に達成してくれましたから思い残すことはありません」
オルフェーヴル
「余は、最後の教え子と言う事になる」
細江さん
「では、最後に・・・日本で中継を見ている人達に、何かメッセージをお願いします」
オルフェーヴル
「余は、厳しいトレーニングを経て凱旋門賞を制覇した・・・」
「他の者達も後に続け・・・」
博之
「俺は、トレーナーを引退しますが・・・アドバイスくらいは受け付けます」
「なので、本当に困った時は声を掛けてください」
細江さん
「はい、本日は本当におめでとうございます!」
「現場の細江でした」
無事に、インタビューを終わらせた時・・・邪魔者が乱入する・・・
愚か者
「異議あり!!」
「オルフェーヴルは、禁止薬物を使用しているぞ!!」
オルフェーヴル
「・・・下らん」
「余は、ドーピング検査を受けて、問題ないと証明されている」
愚か者
「オルフェーヴルは、ミネラルウォーターに禁止薬物を溶かして飲んでいる筈だ!!」
バァン!!
アグネスタキオン
「おや~?」
「可笑しいねぇ・・・何故、オルフェーヴル君が水道水を飲まずに、ミネラルウォーターを飲んでいる事を知っているのかね?」
ドリームジャーニー
「グダグダ言っても仕方がない・・・」
「貴様の愚行を全世界に公開してやろうじゃないか」
マンハッタンカフェ
「・・・皆さん、前方のスクリーンを見てください」
メジロラモーヌ
「面白いものが見れるわよ?」
ラモーヌは、リモコンを操作すると・・・愚か者がミネラルウォーターに細工している映像が映し出された・・・
アグネスタキオン
「ちなみに、お前が細工したミネラルウォーターを持ってきたが・・・蛍光色に発光しているのは、判別薬を入れたからだよ」
博之
「さて・・・お前、今まで同様の手口で何人のウマ娘の人生を狂わせてきた・・・」
ドリームジャーニー
「兄さん、この愚か者にはお仕置きが必要だと思わないかい?」
アグネスタキオン
「私も同感だねぇ」
マンハッタンカフェ
「・・・外道には慈悲はありません」
メジロラモーヌ
「ねぇ、貴方はどんな悲鳴を聞かせてくれるのかしら?」
オルフェーヴル
「貴様・・・余の機嫌を損ねた罪は重いぞ・・・」
博之
「さぁ、罰を受けてもらおうか」
[戦国ドライバー]
[カチドキ!] [フルーツバスケット!]
オルフェーヴル
「・・・貴様は許さん」
[バナナ!]
ドリームジャーニー
「・・・懺悔の時間だ」
[ブドウ!]
アグネスタキオン
「この変身アイテムを使うタイミングが欲しかったのさ」
[レモン!]
マンハッタンカフェ
「・・・貴方は罰を受けるべきです」
[メロン!]
メジロラモーヌ
「・・・お前の罪を数えなさい」
[ドリアン!]
みんな
「変身!!」
[ロックオープン!]
[極アームズ!大・大・大将軍!!]
[バナナアームズ!]
[ナイト オブ スピア~!]
[ブドウアームズ!]
[龍・砲・ハ・ハ・ハッ!]
[レモンアームズ!]
[インクレディブルリョーマ!]
[メロンアームズ!]
[天下御免!]
[ドリアンアームズ!]
[ミスター デンジャラス!]
愚か者
「な、何だその姿は!!!」
博之
「お前に答える義理は無い」
オルフェーヴル
「タキオン殿、必殺技は使えるのか?」
ドリームジャーニー
「気持ち良く必殺技を使いたいですね」
アグネスタキオン
「必殺技なんて使える訳が無いだろう」
「銃刀法違反で捕まりたいのかい?」
マンハッタンカフェ
「・・・ですが、この鬱憤を晴らしたいです」
メジロラモーヌ
「そうね・・・盛大に必殺技を使いたいわね」
アグネスタキオン
「必殺技のエフェクトは、投影されるから気分だけは味わえるよ」
博之
「使えるなら何でも良いさ」
[極スパーキング!]
[バナナスパーキング!]
[ブドウスパーキング!」
[レモンスパーキング!]
[メロンスパーキング!]
[ドリアンスパーキング!]
博之達は、カッティングブレードを3回倒して、必殺技を発動する・・・
みんな
「ハァ~!!!」
愚か者
「ギャ~!!!」
実際に、ライダーキックは当たってないが・・・迫力ある映像で、愚か者は失神した・・・
博之
「まぁ、再現アイテムならこんなもんか」
オルフェーヴル
「・・・余は、不完全燃焼だ」
ドリームジャーニー
「なら、みんなでスイーツを食べに行くかい?」
アグネスタキオン
「少しばかり食べ過ぎても良いんじゃないかな」
マンハッタンカフェ
「・・・コーヒーを飲めば大丈夫です」
メジロラモーヌ
「この愚か者を警察に引き渡してからにしましょう」
誰かが通報して、現場に駆けつけてきた警察に愚か者を引き渡すと・・・博之達は、会場を後にした・・・
後日、警察の取り調べによると・・・愚か者は、これまでにも同じ手口でウマ娘の飲料水に禁止薬物を混ぜて飲ませる・・・悪意ある妨害工作を行っていた事を自白した・・・
愚か者は、全世界から大批判を受けて・・・一生、刑務所の中から出られない人生を過ごすことになる・・・
だが、被害にあったウマ娘関係者達が愚か者を許す事はない・・・
後日、裁判による判決で、天文学的な賠償金を請求され・・・支払う事の出来ない愚か者は、とても怖いマフィアの人達に連行され、非常に危険な仕事をやらされる事になるらしい・・・
ロンシャン競技場を後にして、おしゃれなスイーツ店に向かっていると・・・
モンジュー
「見つけたわよ!」
ヴェニュスパーク
「ようやく見つけました!」
リガントーナ
「見つけたぞ」
博之
「嫌な予感がする・・・」
オルフェーヴル
「兄上、逃げるぞ」
ドリームジャーニー
「もう遅いかな」
アグネスタキオン
「・・・周りを囲まれてしまったようだね」
マンハッタンカフェ
「・・・どういう状況でしょうか」
メジロラモーヌ
「ヒロ君の勧誘・・・もしくは誘拐かしらね」
モンジュー
「トレーナー、貴方の手腕をフランスで発揮して欲しいわ」
ヴェニュスパーク
「私達を鍛えてください!」
リガントーナ
「それなりの報酬を用意するように交渉しよう」
博之
「誰が引き受けるか」
オルフェーヴル
「兄上は、我らと一緒に日本に帰るのだ」
ドリームジャーニー
「私達の邪魔をするのですか?」
アグネスタキオン
「穏便に済ませる方法はないかね~」
マンハッタンカフェ
「・・・ラモーヌさん、帰りの飛行機は何時ですか?」
メジロラモーヌ
「・・・明後日よ」
博之
「・・・どうすんだよ、この状況」
俺達が、この状況をどうするか考えていると・・・
ファインモーション
「貴方達、私のお客人に無礼な事をすることは許しませんよ」
博之
「・・・何で、フランスにファインが居るの?」
ファインモーション
「凱旋門賞を観戦しに来てたんだよ♪」
「この方達は、アイルランド政府が保護します」
「これ以上の手出しをすると・・・立派な外交問題に発展しますよ?」
モンジュー
「・・・分かったわ」
ヴェニュスパーク
「・・・ごめんなさい」
リガントーナ
「・・・日を改めよう」
博之
「日を改めたって引き受けねぇよ」
モンジュー達は帰っていった・・・
ファインモーション
「大将さん!オルフェーヴルさん!凱旋門賞の優勝おめでとう♪」
オルフェーヴル
「殿下、助けていただき感謝する」
ドリームジャーニー
「今すぐに、フランスを発った方が良さそうだね」
アグネスタキオン
「だが、飛行機は明後日だろう?」
マンハッタンカフェ
「・・・日付変更は無理そうですね」
メジロラモーヌ
「チャーター機を用意する時間は無いわね・・・」
ファインモーション
「なら、私が乗ってきたチャーター機で日本に帰らない?」
博之
「大丈夫なのか?」
ファインモーション
「今回の立役者である大将さんとオルフェーヴルさんを守るためなら大丈夫♪」
「アイルランド政府のお墨付きも貰っちゃうんだから♪」
ドリームジャーニー
「今回は、殿下のお言葉に甘えさせてもらおう」
アグネスタキオン
「急いで荷物を纏めてこなければいけないね」
マンハッタンカフェ
「・・・ですが、ホテルまで行けるでしょうか?」
メジロラモーヌ
「変装でいけるかしら」
ファインモーション
「大丈夫♪」
「SPさん達にお願いして、護衛してもらうから」
オルフェーヴル
「殿下、色々と手助けをしていただき感謝する」
博之
「急いで準備をしよう」
ファインモーションに協力してもらい・・・ホテルの荷物を纏めて、トレセン学園のみんなに渡すお菓子をたくさん買い込んで、いくつかのスイーツをテイクアウトして来た・・・
空港・・・
ファインモーション
「アイルランド政府のチャーター機だよ♪」
「ファーストクラス級のサービスを思う存分満喫してね♪」
俺達は、ファーストクラスの飛行機の快適さを体感してしまった・・・
行きの飛行機は、ビジネスクラスだったが・・・ファーストクラスの快適さを満喫しながら、日本への帰路についた・・・
この作品を完結させた後、この設定を引き継いで、トレーナーのお仕事をメインにした作品を書こうと思っています。最初に担当するウマ娘は誰が良いですか?
-
トウカイテイオー
-
シンボリルドルフ
-
ミスターシービー
-
ライスシャワー
-
メジロラモーヌ
-
メジロアルダン
-
ビワハヤヒデ
-
ナリタタイシン
-
ダイタクヘリオス
-
ナイスネイチャ
-
キタサンブラック
-
オルフェーヴル
-
ドリームジャーニー
-
ヴィブロス
-
コパノリッキー
-
その他