トレセン近くの定食屋さん   作:暁海斗

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メジロラモーヌ

 

 

 

 

今日は、午前中からとても美しいウマ娘が食堂に来ている・・・

 

大将

「ラモーヌ、こんな時間から如何したんだ?」

 

ラモーヌ

「あら、用が無ければ来ちゃいけないのかしら?」

 

大将

「そんな事は言ってないだろうが。珍しい時間に来てたから、聞いただけだ」

 

ラモーヌ

「細かい事は良いじゃない。ねぇ、アルダンが婚約したのは本当なの?」

 

大将

「俺が告白させる機会を作ったから、本当だろ」

 

ラモーヌ

「どうやったの?」

 

大将

「愛を伝えるお菓子の作り方を教えた・・・それだけだ」

 

ラモーヌ

「どんなお菓子を作ったの?」

 

大将

「やけに聞いてくるな・・・」

 

女将

「おや~♪ラモーヌちゃんにも、好きな人が居るのかな~?」

 

ラモーヌ

「・・・居ても良いでしょ」

 

大将

「まぁ、誰が誰を好きになるかは自由だしな。あんまり詮索してやるなよ」

 

女将

「は~い」

 

ラモーヌ

「・・・ねぇ、私って魅力が無いのかしら・・・」

 

大将

「どうした?」

 

ラモーヌ

「以前から、さりげなくアピールしているのだけれど・・・全く反応が無いのよ」

 

大将

「ラモーヌ程の美人に反応なしか・・・その相手は、きっと鈍感なんだろうな」

 

「そうじゃなければ、メジロ家の至宝と呼ばれたラモーヌに振り向かないわけない」

 

女将

「そうね・・・普通にしていれば、誰もが振り向く美人さんだし・・・おかしいわね」

 

ラモーヌ

「普通にしていればッて・・・少し傷付く言い方ね・・・」

 

大将

「その相手の特徴は、どんな感じの人なんだ?」

 

ラモーヌ

「料理が上手で・・・」

 

女将

「うんうん」

 

ラモーヌ

「背が高くて、イケメンで・・・」

 

大将

「ほおほお・・・」

 

ラモーヌ

「妻子持ちで・・・」

 

女将

「うん?」

 

ラモーヌ

「トレセン学園近くで、食堂をやっているわ」

 

大将

「ちょっと待て・・・ラモーヌは、妻子持ちの相手に好意を寄せているのか?」

 

ラモーヌ

「駄目かしら?」

 

女将

「それに、今のキーワードで割りだされるのって・・・博之の事よね?」

 

ラモーヌ

「えぇ・・・そうなるわね」

 

大将

「咲良・・・俺って、ラモーヌに好意を寄せられてたか?」

 

女将

「全然そんな場面は無かったわね」

 

ラモーヌ

「時々、熱い視線を送っていたわよ?」

 

大将

「分かるか!!」

 

女将

「きっとあれね・・・ラモーヌちゃんは、恋愛ザコザコさんなのね」

 

ラモーヌ

「私の視線に気づかないなんて・・・」

 

大将

「シチーみたいに、好意全開でアピールして来るなら分かるけど・・・正直言って、ラモーヌからそんな感じの雰囲気は全く感じなかったわ」

 

ラモーヌ

「可笑しいわね・・・男性は、このやり方でメロメロだと恋愛指南所に書いてあったのだけど・・・」

 

大将

「そんな出来損ないの指南書は、捨てちまえ!!」

 

女将

「ラモーヌちゃん・・・ヒロは、人の感情に凄く敏感だけど・・・それに引っ掛からないって事は、全然効果が無かったって事よ」

 

ラモーヌ

「そんな・・・」

 

大将

「ラモーヌは、もう少し恋愛ってものを勉強して来い」

 

「そんなんじゃ、誰とも付き合えないぞ・・・」

 

ラモーヌ

「そうね・・・猛勉強して来るわ」

 

大将

「言っておくが、俺はこれ以上は受け入れられないから・・・咲良とシチーの2人で定員オーバーです」

 

ラモーヌ

「関係ないわ。欲しいモノは、必ず手に入れてみせるから」

 

大将

「悪い事は言わん・・・諦めろ」

 

女将

「ラモーヌちゃん・・・シチーちゃんみたいに、好意全開で接する事が出来ないと意中の相手を気付かせるのは無理よ」

 

「諦めた方が良いんじゃない?」

 

ラモーヌ

「今日は、出直すけど・・・次は、私の本気を見せてあげるわ」

 

 

 

大将

「ありゃ、先が思いやられるな・・・」

 

女将

「珍しいわね・・・あそこ迄、恋愛下手な子は・・・」

 

大将

「しかも、読んでいる恋愛指南書が明らかに間違ってる・・・アルダンは、あんなに上手くいったのに・・・」

 

女将

「メジロ家のウマ娘ちゃん達は、恋愛下手な子達が多いのかもね・・・」

 

大将

「お嬢様故の弊害って奴なのかな・・・」

 

女将

「どうなんだろうね・・・とりあえず、今日の営業を頑張りましょう」

 

大将

「そうだな・・・」

 

 

この日は、何か妙な気分で営業した・・・




メジロラモーヌは、恋愛下手なんじゃないかと勝手に想像して書きました

この作品を完結させた後、この設定を引き継いで、トレーナーのお仕事をメインにした作品を書こうと思っています。最初に担当するウマ娘は誰が良いですか?

  • トウカイテイオー
  • シンボリルドルフ
  • ミスターシービー
  • ライスシャワー
  • メジロラモーヌ
  • メジロアルダン
  • ビワハヤヒデ
  • ナリタタイシン
  • ダイタクヘリオス
  • ナイスネイチャ
  • キタサンブラック
  • オルフェーヴル
  • ドリームジャーニー
  • ヴィブロス
  • コパノリッキー
  • その他
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