トレセン近くの定食屋さん   作:暁海斗

808 / 837
一発芸

 

 

 

 

 

 

 

トレセン学園では、日頃から応援してくれるファンの人達との触れ合いイベントの一環で一発芸を披露する事が有る・・・

 

 

 

オルフェーヴル

「・・・何故、余が一発芸などしなければならん・・・」

 

ドリームジャーニー

「公平なくじ引きで決まってしまったからね・・・」

 

博之

「一発芸ねぇ・・・フジキセキに手品でも教われば良いんじゃないか?」

 

咲良

「簡単な手品なら付け焼刃でも通用すると思うけど」

 

アグネスタキオン

「ふむ・・・少々面白いアイテムを作ったんだが・・・ポ〇モンのメガシンカを演出するアイテムなんだけどねぇ」

 

「実際に進化するわけじゃないが、雰囲気だけでも味わえるんじゃないかな」

 

博之

「メガシンカね・・・」

 

アグネスタキオン

「試しに使ってみようか。大将君、メガシンカと言ってくれたまえ」

 

博之

「メガシンカ」

 

 

メガシンカと言うと、タキオンの首にぶら下がったキーストーンとメガストーンが共鳴して、タキオンが光に包まれる・・・

 

 

アグネスタキオン

「一瞬で勝負服に変身さ!!」

 

咲良

「一瞬で変身できるのね~」

 

アグネスタキオン

「実際に衣装変更出来るのは、存在する勝負服に限られるけどね」

 

「まぁ、勝負服を着た状態で立っている所に立体映像を投射して制服を着ているように見せるだけなんだけどね」

 

オルフェーヴル

「・・・これしかないようだな」

 

ドリームジャーニー

「オル?」

 

オルフェーヴル

「タキオン殿、そのメガシンカとやらのキーストーンを貸してもらいたい」

 

アグネスタキオン

「それは構わないよ」

 

「だが、一発芸になるかどうかは微妙な所だけど・・・」

 

「どの勝負服を使う予定かな?」

 

ドリームジャーニー

「普段の勝負服以外でも問題ありませんか?」

 

アグネスタキオン

「他の誰かの勝負服でも問題は無いよ・・・サイズが合っていればね?」

 

「サイズが合っている勝負服じゃないと立体映像が乱れてしまうからね」

 

博之

「折角だし、オルとジャーニーの勝負服を交換したらどうだ?」

 

「姉妹なんだし、多少のサプライズはファンの人達には嬉しいプレゼントになるだろ?」

 

咲良

「トニービンちゃんにお願いすれば、作ってくれるんじゃない?」

 

博之

「トニービンに聞いてみるか?」

 

オルフェーヴル

「・・・お願いしても良いだろうか」

 

ドリームジャーニー

「オルの可愛い姿を見たいのでお願いしても良いでしょうか」

 

博之

「とりあえず聞いてみるか」

 

 

試しに、トニービンに連絡すると・・・ものの数分で駆けつけて来た・・・・

 

 

トニービン

「2人の勝負服を交換するって事だけど・・・レースでも使える勝負服の方が良い?」

 

博之

「一発芸で使うなら、普段着で使える奴で良いんじゃないか?」

 

咲良

「でも、実際にレースでも使える方が面白いけど」

 

オルフェーヴル

「・・・出来れば、レースでも使える勝負服の方が良いな」

 

ドリームジャーニー

「相応しいレースの時にオルの勝負服を着ても良いかもしれませんね」

 

トニービン

「ふむふむ・・・なら、本格的な勝負服で仕立てちゃうね!!」

 

「デザインは同じで、サイズだけ測らせてね~」

 

 

トニービンは、手際良くサイズの計測をしていく・・・

 

 

博之

「完成くらいまでは時間掛かるか?」

 

トニービン

「そんなに掛からないよ!!」

 

「既に展開図も有るし、自動で生地の裁断も出来るから1週間くらいで完成すると思う!!」

 

「最後に試着して、細かい所を修正すれば完成だよ!」

 

オルフェーヴル

「来月までに間に合えば良いのだが・・・」

 

ドリームジャーニー

「それまでに、一発芸の段取りを確認しないとね」

 

アグネスタキオン

「とりあえず、普段の勝負服を想定して立体映像の設定して貰ったから練習する時は使ってくれたまえ」

 

博之

「練習って言っても、メガシンカって言うだけだしな」

 

咲良

「絆とか必要になったりするの?」

 

アグネスタキオン

「本家のポ〇モンの様に絆がカンストする必要は無いが・・・お互いに信頼している方が演出的に盛り上がるだろう?」

 

「演出の方は良い感じにプロジェクションマッピングの技術を使って、綺麗に見える様に調整するよ」

 

博之

「誰が調整するんだ?」

 

アグネスタキオン

「今回のスポンサーがサトノ家だからね・・・サトノ家の凄腕の編集さん達が良い感じにしてくれるさ」

 

咲良

「他力本願なのね・・・」

 

アグネスタキオン

「パソコン作業は苦手だからね!!」

 

「機械を弄るのは大好きだけどね!!」

 

トニービン

「それじゃあ、1週間後に勝負服を持ってくるね~!!」

 

 

トニービンは、凄いスピードで走って帰っていった・・・

 

 

博之

「・・・とりあえず、飯にするか」

 

咲良

「今日のお昼ご飯は、焼きそばよ~」

 

オルフェーヴル

「紅しょうがは必須だな」

 

ドリームジャーニー

「濃厚ソースの焼きそばが良いですね」

 

アグネスタキオン

「目玉焼きも乗せておくれよ~」

 

博之

「はいはい」

 

 

 

1週間後・・・

 

 

トニービン

「完成したよ~!!」

 

「それじゃあ、実際に着てみてね!!細かい所を調整しちゃうから!」

 

オルフェーヴル

「・・・姉上の勝負服を着る事になるとはな・・・」

 

ドリームジャーニー

「かなり新鮮な感じがして良いと思うよ」

 

博之

「・・・オルの眼鏡姿は新鮮で良いな。ジャーニーが眼鏡を掛けてない姿も中々に可愛い」

 

咲良

「ギャップが良いわね♪」

 

ドリームジャーニー

「・・・兄さん、私を本気にさせるおつもりですか?」

 

オルフェーヴル

「本気になった姉上は凄いぞ」

 

博之

「本気になったウマ娘には勝てないから逃げる」

 

咲良

「トニービンちゃん、後はお願いね~」

 

トニービン

「は~い♪」

 

「ジャーニーちゃん、博之に手を出したら大変な事になるから気を付けてね?」

 

「お互いに好意が有れば良いけど・・・限度を超えた瞬間、私達が黙って無いから」

 

ドリームジャーニー

「・・・分かっていますよ」

 

オルフェーヴル

「・・・ハイライトが消えた目が恐ろしい・・・」

 

トニービン

「さて、サイズは丁度良いね・・・修正の必要も無さそうだし完成だね!」

 

アグネスタキオン

「では、この勝負服を着た状態の3Dデータを取り込んで立体映像を投射して違和感がない様に調整して貰おうか」

 

「最終的に博之君とタイミングを合わせれば完成だよ」

 

トニービン

「当日は絶対に見に行くね!!」

 

 

トニービンは、意気揚々と帰っていった・・・

 

 

 

それから、数日間の打ち合わせとリハーサルを行って・・・イベント当日・・・

 

 

ハクタイセイ

「フジキセキさんのマジックショーでした!!」

 

ダイユウサク

「皆さん、盛大な拍手を!!」

 

 

パチパチパチ!!!!

 

 

フジキセキ

「それじゃあ、みんなはこの後も楽しんでいってね!」

 

 

ハクタイセイ

「お次は・・・オルフェーヴルさんですね!」

 

ダイユウサク

「あのオルフェーヴルさんが一発芸・・・どんな一発芸をするんでしょうか」

 

 

順番が来ると・・・オルフェーヴルとドリームジャーニーと博之が壇上に出て来た・・・

 

 

ダイユウサク

「ドリームジャーニーさんと大将さんも出て来ましたね」

 

ハクタイセイ

「それでは、オルフェーヴルさんの一発芸をどうぞ!!」

 

 

博之

「オル、ジャーニー・・・準備は良いか?」

 

オルフェーヴル

「うむ」

 

ドリームジャーニー

「大丈夫ですよ」

 

博之

「いくぞ・・・メガシンカ!!」

 

 

博之がメガシンカと叫ぶと・・・オルフェーヴルとドリームジャーニーが身に着けているキーストーンとメガストーンが共鳴する・・・

 

 

2人を光が包み・・・光が無くなると・・・

 

 

オルフェーヴル

「余の周りを鬱陶しく飛び回るコバエが・・・命が惜しくば失せるが良い」

 

ドリームジャーニー

「随分とイケない子ですね・・・徹底的に躾けた方がよろしいですか?」

 

 

一瞬で制服から勝負服にチェンジしたオルフェーヴルとドリームジャーニーは、ゴミを見るような目で威圧的なセリフを披露する・・・お互いの勝負服を交換した状態で・・・

 

 

ハクタイセイ

「・・・・・」

 

ダイユウサク

「・・・・・」

 

博之

「・・・早く・・・早く次に進めろ」

 

 

博之の必死のアイコンタクトに気付いたハクタイセイが進行する・・・

 

 

 

ハクタイセイ

「・・・ハッ!!!ありがとうございました!!オルフェーヴルさんとドリームジャーニーさんの一発芸でした!!」

 

ダイユウサク

「想像以上のサプライズでしたね」

 

「では、次の方どうぞ~!」

 

 

出番が終わって、舞台から掃けた博之達は・・・・

 

 

 

博之

「良し、とりあえず出番は終わったし・・・牛丼でも食べに行くか?」

 

オルフェーヴル

「余は、ネギ玉牛丼の一択だ」

 

ドリームジャーニー

「では、おろしポン酢牛丼を頂きましょう」

 

博之

「今日は奢るから好きなだけ食べて良いぞ」

 

 

騒がしくなる前に会場から離脱して、近くの牛丼屋に直行した・・・・

 

 

 

その頃、会場では・・・・

 

 

観客のみんな

「キャ~!!!!」

 

「オルフェーヴル様とドリームジャーニー様がお互いの勝負服を交換してましたよね!!」

 

「しかも・・・ゴミを見るような目で・・・罵倒されたい」

 

「何でイベントが撮影禁止なんですか!!!」

 

「さっきの場面を何度でも見返したいですよ!!」

 

「あぁ・・・溢れてしまいそうです」

 

「こんな激レアイベントに巡り合えるなんて!!」

 

「お母さん!!私を産んでくれてありがとう!!」

 

 

 

ハクタイセイ

「・・・驚くしか出来なかったですね~」

 

ダイユウサク

「サプライズ過ぎでしょ・・・どんな徳を積めば激レアのサプライズを直接見れる幸運に恵まれるのか知りたいです!」

 

「私達は、物凄く幸運です!!日頃の行いが良いからでしょうね!!」

 

ハクタイセイ

「・・・サトノ家の皆さんがスポンサーだから秘蔵映像をコッソリ貰いましょうね」

 

ダイユウサク

「これ位のご褒美が有っても罰は当たらないでしょ」

 

 

イベントが終わった後・・・サトノ家の技術スタッフさんから秘蔵データをバレない様にコッソリと貰ったダイユウサク達でした・・・

 

 

 

ちなみに、その後のG1レースでお互いの勝負服を交換してレースを何度か走って楽しんでいたオルフェーヴル様なのでした・・・

 

 

 

 

この作品を完結させた後、この設定を引き継いで、トレーナーのお仕事をメインにした作品を書こうと思っています。最初に担当するウマ娘は誰が良いですか?

  • トウカイテイオー
  • シンボリルドルフ
  • ミスターシービー
  • ライスシャワー
  • メジロラモーヌ
  • メジロアルダン
  • ビワハヤヒデ
  • ナリタタイシン
  • ダイタクヘリオス
  • ナイスネイチャ
  • キタサンブラック
  • オルフェーヴル
  • ドリームジャーニー
  • ヴィブロス
  • コパノリッキー
  • その他
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。