トレセン近くの定食屋さん   作:暁海斗

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姉妹の相談事

 

 

 

 

 

 

ジェンティルドンナは、普段は貴婦人らしく優雅に過ごしている・・・

 

 

 

ヴィブロス

「ねぇねぇジェンティルさん♪ドバイってセレブな国なんだよね♪」

 

ジェンティルドンナ

「そうですわね・・・アラブの王族の方達や石油王の方達が大勢いるのでセレブなのは間違いないですわね」

 

ヴィブロス

「良いな~♪私も、ドバイに行ってみたいな~♪」

 

ジェンティルドンナ

「ドバイでは、レースも開催されていますし・・・出走権を勝ち取れば、URAが旅費を全て負担して下さいますわ」

 

ヴィブロス

「本当に!?」

 

ジェンティルドンナ

「本当ですわ」

 

「私は、ドバイシーマクラシックに出走した時は旅費はお支払いしていませんから」

 

ヴィブロス

「決めた!!絶対にドバイのレースで走るんだから!!」

 

ジェンティルドンナ

「私に教えられる事でしたら、何でも教えて差し上げますわ」

 

ヴィブロス

「なら、今度一緒にトレーニングして欲しいな~♪」

 

ジェンティルドンナ

「構いませんわよ♪」

 

「シュヴァルさんは、ジャパンカップに勝ちたいんですわね?」

 

シュヴァルグラン

「う、うん・・・でも、同期に凄いウマ娘の人達がいっぱい居るから・・・」

 

ジェンティルドンナ

「最初から弱気では勝てる物も勝てませんわよ」

 

「強い意志こそ大切ですのよ」

 

シュヴァルグラン

「強い意志・・・」

 

ジェンティルドンナ

「では、こうしましょう」

 

「私は、ジャパンカップを2度勝っています・・・その秘訣をお教えしますわ」

 

シュヴァルグラン

「教えてください!!」

 

ジェンティルドンナ

「えぇ、構いませんわ♪」

 

 

 

ヴィルシーナ

「助けてヒロ君!!可愛い妹達がジェンティルさんに篭絡されているわ!!」

 

博之

「篭絡って語弊があるだろ・・・教えを乞う後輩に先輩として助言をしてるだけだろ」

 

ヴィルシーナ

「シュヴァルとヴィブロスが・・・」

 

博之

「妹離れの時期って事だ」

 

「お姉ちゃんなら、可愛い妹達が成長しようとしてるのを見守ってやるのも大切な事だぞ」

 

ヴィルシーナ

「そんなの無理よ!!」

 

「シュヴァルとヴィブロスは、大きくなってもフワフワの可愛い赤ちゃんの様な大切な存在なのに!」

 

博之

「あのなぁ・・・シスコンも限度を超えれば嫌われるぞ」

 

「そんなに嫌なら、ジェンティルと正々堂々と勝負すれば良いだろう」

 

ヴィルシーナ

「・・・良いわ。レースで勝負を付けましょう!!」

 

ジェンティルドンナ

「・・・つまり、宣戦布告と言う事ですのね」

 

博之

「聞こえてたのか?」

 

ジェンティルドンナ

「えぇ。篭絡などと不名誉なお言葉を言われれば気を悪くしますわ」

 

博之

「それに関しては、ヴィルシーナが悪い」

 

ヴィルシーナ

「ジェンティルさん!!私と正々堂々レースで勝負をしましょう!!」

 

ヴィブロス

「お姉ちゃん、あまり無理しない方が良いんじゃないかな」

 

シュヴァルグラン

「・・・ジェンティルさん凄く強いよ?」

 

ヴィルシーナ

「可愛い妹達を取り戻す為にも引き下がれないわ!」

 

博之

「・・・相変わらずシスコンを拗らせてるなぁ・・・どうしてウマ娘の姉妹はシスコン気味になるんだか」

 

ヴィブロス

「お兄ちゃんも妹さんが居るんだよね?」

 

博之

「居るぞ。俺より優秀な妹がな~」

 

シュヴァルグラン

「確か・・・由奈さん?」

 

ジェンティルドンナ

「薙刀の大会で優秀な成績を収めている優しい方ですわ♪」

 

博之

「ジェンティルは、薙刀をやってたのか?」

 

ジェンティルドンナ

「淑女の嗜みですわ」

 

博之

「まぁ、俺の事は別に良いのよ」

 

「ジェンティル、ヴィルシーナを倒してあげなさい」

 

ジェンティルドンナ

「承りましたわ」

 

 

それから、ジェンティルドンナとヴィルシーナの勝負が決まった・・・

 

 

数日後・・・

 

 

博之

「では、双方のトレーナーさん・・・レースの条件を決めてくれ」

 

ヴィルシーナのトレーナー

「距離は、1600のマイルにしましょう」

 

ジェンティルのトレーナー

「天候は雨・バ場はやや重・左回りで行きましょう」

 

博之

「VRレースなら、好きな条件を設定できるし体に負担が全く無いのが良い所だな」

 

サトノダイヤモンド

「ご希望の条件に設定出来ましたよ~」

 

「オリジナルのマイルのレースを作っちゃうね!」

 

サトノクラウン

「2人だけだと寂しいから、AIで再現したウマ娘のアバターも参加させちゃうね♪」

 

 

クラウンがキーボートを叩くと・・・歴代のレジェンドウマ娘のアバターが何人か出現する・・・

 

 

ヴィルシーナ

「絶対に負けないわ!!」

 

ジェンティルドンナ

「圧倒的な走りを見せて差し上げますわ」

 

ヴィブロス

「お姉ちゃん、ジェンティルさんに勝てるかな~」

 

シュヴァルグラン

「マイルは姉さんが得意とする距離だけど・・・ジェンティルさんも得意な距離だし・・・」

 

博之

「まぁ、お互いに成長してるし・・・良い勝負はするんじゃないか?」

 

「どれ・・・本気を出せるようにご褒美をチラつかせておくか」

 

シュヴァルグラン

「ご褒美?」

 

ヴィブロス

「何々~?」

 

博之

「ヴィルシーナ、ジェンティル、今回のVRレースで勝った方にゴディバの高級チョコレートを1箱プレゼントします」

 

「ラモーヌが選んでくれた正真正銘の高級チョコレートです」

 

メジロラモーヌ

「私が、バイヤーの担当の方と交渉して直接購入したチョコレートよ」

 

「本当は、家族みんなで食べようと思っていたのだけれど・・・面白そうなイベントだから今回の景品として出してあげるわ」

 

「さぁ、貴方達のレースへの愛を見せて頂戴」

 

ヴィブロス

「シュヴァち!!ゴディバの高級チョコレートだって!!」

 

「この1箱で25000円もするんだって!!」ちょ~セレブじゃん♪」

 

シュヴァルグラン

「・・・そんな高級チョコレート・・・食べた事無いよ・・・」

 

博之

「ほい、シュヴァルとヴィブロスには特別に1個だけ試食させてあげよう」

 

ヴィブロス

「良いの!?」

 

シュヴァルグラン

「・・・いただきます」

 

 

チョコを食べたシュヴァルとヴィブロスは、あまりの美味しさに顔がとろけていた・・・

 

 

ヴィルシーナ

「ちょっと!!景品なんだから開けないでくれるかしら!!」

 

ジェンティルドンナ

「あれは、小さい箱なので別物ですわ」

 

「ご褒美に貴方に食べさせて頂ける権利も追加して貰っても?」

 

博之

「それくらいなら良いでしょう」

 

メジロラモーヌ

「許可するわ」

 

サトノダイヤモンド

「それではVR世界に入ってくださいね~」

 

サトノクラウン

「思いっきり走って、スッキリしちゃいましょう~!!」

 

 

ヴィルシーナとジェンティルドンナは、VR世界にダイブしてゲートに収まっていく・・・

 

 

ヴィルシーナのトレーナー

「今回のレース条件は、シーナに若干有利な条件ですね」

 

ジェンティルのトレーナー

「ジェンティルからの希望です」

 

「相手が得意な条件下で倒してこそ自身が最強だと知らしめる事が出来ると」

 

「それに、一切の慢心をしない為にも自分に多少不利な条件を提示したようです」

 

博之

「トレーナーさん達、お茶菓子でも食べながら観戦しますか?」

 

メジロラモーヌ

「和菓子を用意したから好きに食べても良いわ」

 

サトノダイヤモンド

「和菓子なら玉露ですね♪」

 

サトノクラウン

「一番美味しい玉露を用意しちゃうね!」

 

 

みんなでお茶菓子を食べながら、VRレースを観戦する事にした・・・

 

 

 

実況

「さぁ、本日はクリフジ記念杯の出走日です」

 

「一番人気は、この子ヴィルシーナ!!」

 

「二番人気は、ジェンティルドンナ!!」

 

「三番人気は、ハギノトップレディ!!」

 

「四番人気は、テスコガビー!!」

 

「五番人気は、メジロラモーヌ!!」

 

解説

「総勢16名の出走が予定されています」

 

「天候は生憎の雨、バ場は稍重・ゲート設備の点検の為に出走時間が少し遅れています」

 

実況

「今、連絡が入りました!!」

 

「まもなくゲート入りが始まるようです!!」

 

 

ヴィルシーナ達は、ゲート入りを済ませていく・・・

 

 

ヴィブロス

「結構、リアルな映像なんだね~」

 

シュヴァルグラン

「過去のレースも体験出来ますか?」

 

サトノダイヤモンド

「実際に行われたレースなら、体験も出来ますよ♪」

 

サトノクラウン

「自分だけのオリジナルレースも開催出来るから楽しみ方は無限大だよ!」

 

博之

「怪我の心配も無いし、レジェンドウマ娘と一緒に走れるから体験型アトラクションとしても流行ると思うけどな」

 

メジロラモーヌ

「ウマ娘と同じ視点で走っている感じは普段は味わえない体験になるわね」

 

ヴィルシーナのトレーナー

「それは試してみたいかな」

 

ジェンティルのトレーナー

「色々と学ぶ事が沢山有りそうです」

 

博之

「お、ゲート入りが終わったみたいだ」

 

 

ガコンッ!!!

 

 

実況

「今ゲートが空きました!!」

 

「先頭はヴィルシーナが快調に飛ばしていきます!!」

 

解説

「彼女の得意のレース展開ですね」

 

実況

「その後方にハギノトップレディ!テスコガビー!メジロラモーヌ!」

 

「やや後ろにジェンティルドンナが控えています!」

 

「縦長の展開で16名のレースが進んでいきます!」

 

メジロラモーヌ

「自分が走っているVRレースを見るのは不思議な気分ね」

 

サトノダイヤモンド

「色んなシチュエーションを作り出せるので、引退したウマ娘の方達のライバル同士のリベンジマッチも出来ますよ♪」

 

サトノクラウン

「VRレースだから、身体能力とか関係ないから問題無いし♪」

 

ヴィブロス

「お姉ちゃんもジェンティルさんも頑張れ~!!」

 

シュヴァルグラン

「・・・頑張れ!」

 

ヴィルシーナのトレーナー

「今は、先頭を逃げてるけど・・・最後のコーナーで仕掛けて来るね」

 

ジェンティルのトレーナー

「ですね・・・後方からぶっこ抜き・・・脳裏に焼き付くほどの敗北を味合わせるつもりだと思います」

 

博之

「貴婦人さんは人が悪いですね~」

 

メジロラモーヌ

「勝負に手加減など有ってはいけないわ」

 

 

実況

「残すは最終コーナーまで差し掛かります!!」

 

「先頭はヴィルシーナが懸命に逃げています!!」

 

解説

「後方に動きが有りましたね」

 

実況

「メジロラモーヌが一気に追い上げて来る!!」

 

「だが、ハギノトップレディとテスコガビーも譲らない!!」

 

 

ヴィルシーナ

「このまま逃げ切れれば・・・私の勝ちよ!!」

 

ジェンティルドンナ

「・・・一瞬の油断・・・それが貴方の敗因ですわ!!」

 

 

ジェンティルドンナ

「おおっと!!ジェンティルドンナが物凄いスピードで大外を周って一気に先頭に迫っていく!!」

 

解説

「このレース展開・・・桜花賞の時と同じですね」

 

実況

「あっという間にヴィルシーナに追いついた!!」

 

「残り200mを逃げ切れるかヴィルシーナ!!」

 

「それともジェンティルドンナが差し切るのか~!!!」

 

 

ヴィブロス

「お姉ちゃん!!頑張れ~!!!」

 

シュヴァルグラン

「姉さん・・・負けないで!!」

 

博之

「最後まで諦めるなよ」

 

メジロラモーヌ

「最後まで諦めなかったウマ娘に勝利の女神が微笑むのよ」

 

サトノダイヤモンド

「凄いレースですよ!」

 

サトノクラウン

「レースの録画をしておいて良かったよ!!」

 

ヴィルシーナのトレーナー

「頑張れシーナ!!」

 

ジェンティルのトレーナー

「負けるなジェンティル!」

 

 

ヴィルシーナ

「ハァアアア!!」

 

ジェンティルドンナ

「行きますわ!!!」

 

 

実況

「ヴィルシーナとジェンティルドンナが並んでゴールイン!!」

 

「この映像では、どちらが先にゴールしたかが分かりません!!」

 

解説

「ビデオ判定をしていますのでお待ちくださいね」

 

 

ジェンティルのトレーナー

「・・・際どいゴールですね」

 

ヴィルシーナのトレーナー

「ちゃんとビデオ判定も出来るんですね」

 

サトノダイヤモンド

「サトノ家が総力を挙げて制作したVRマシンですから!」

 

サトノクラウン

「ちゃんと進路妨害とかで失格にもなるからね!」

 

ヴィブロス

「どっちが勝ったのかな!!」

 

シュヴァルグラン

「・・・同着も有るかも」

 

博之

「こんなに接戦になるとは思ってなかった」

 

メジロラモーヌ

「ライバルも成長していると言う事ね」

 

 

実況

「カメラ判定の結果が出ました!!同着です!!」

 

「ヴィルシーナとジェンティルドンナの同着です!」

 

解説

「素晴らしいレースでしたね」

 

 

ヴィルシーナ

「・・・同着でしたね・・・」

 

ジェンティルドンナ

「そうですわね・・・シーナさんも随分と強くなりましたわ」

 

ヴィルシーナ

「まだまだ強くなりますから!」

 

ジェンティルドンナ

「・・・では、今度の有馬記念で決着を付けましょう」

 

ヴィルシーナ

「えぇ!」

 

 

お互いに握手をして、VR世界から出てくる・・・

 

 

博之

「良いレースだったな」

 

メジロラモーヌ

「永遠のライバルに相応しいレースだったわね」

 

博之

「ほい、優勝景品の高級チョコレートだ」

 

メジロラモーヌ

「同着になるとは思わなかったから・・・追加で別のメーカーのチョコを買いに行きましょう」

 

サトノダイヤモンド

「なら、サトノ家で御用達のメーカを紹介しますね!」

 

サトノクラウン

「さぁさぁ♪一緒に買いに行きましょう!」

 

ヴィブロス

「高級チョコレートだって♪」

 

シュヴァルグラン

「ベルギーのチョコレートかな・・・」

 

ヴィルシーナ

「折角ですし、一緒に買いに来ましょうか」

 

ジェンティルドンナ

「えぇ。折角のお誘いですからね♪」

 

ヴィルシーナのトレーナー

「車を持ってくるよ」

 

ジェンティルのトレーナー

「準備を済ませておいてね」

 

 

それから、みんなで高級百貨店にチョコレートを買いに向かった・・・

 

 

その後、人数分の式なメーカーの高級チョコレートを購入して・・・平和な時間が流れました・・・

 

 

ジェンティルドンナ

「約束のチョコを食べさせて頂ける権利は残っていまして?」

 

博之

「はいはい、ほれ」

 

ジェンティルドンナ

「・・・何故、トングを使っているのですか?」

 

博之

「衛生的にトングの方が清潔で良いでしょうが」

 

ジェンティルドンナ

「貴方から直接食べさせて欲しいのです」

 

博之

「仕方ないなぁ・・・ほれ、あ~ん」

 

ジェンティルドンナ

「あ~ん・・・至福の味ですわね♪」

 

ヴィルシーナ

「ヒロ君!!私にも当然権利が有ると思うわ!!」

 

博之

「はいはい、平等に相手しますよ」

 

メジロラモーヌ

「私にもお願いね」

 

 

勝者の2人のささやかなワガママに付き合ってあげました・・・

 

 

 

この作品を完結させた後、この設定を引き継いで、トレーナーのお仕事をメインにした作品を書こうと思っています。最初に担当するウマ娘は誰が良いですか?

  • トウカイテイオー
  • シンボリルドルフ
  • ミスターシービー
  • ライスシャワー
  • メジロラモーヌ
  • メジロアルダン
  • ビワハヤヒデ
  • ナリタタイシン
  • ダイタクヘリオス
  • ナイスネイチャ
  • キタサンブラック
  • オルフェーヴル
  • ドリームジャーニー
  • ヴィブロス
  • コパノリッキー
  • その他
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