トレセン近くの定食屋さん   作:暁海斗

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ダイヤとキタサン

 

 

 

 

 

ダイヤ

「ごきげんよう」

 

大将

「いらっしゃい。問屋さんには、いつも良くしてもらっていますよ」

 

ダイヤ

「それは良かったです♪」

 

大将

「今日は、何か食べますか?」

 

ダイヤ

「話す時は、皆さんと同じ感じで大丈夫ですよ」

 

大将

「それならお言葉に甘えて・・・今日は、如何したんだ?」

 

ダイヤ

「最近、キタちゃんがあまり元気がないみたいで心配なんです・・・食欲も無いみたいで」

 

大将

「風邪か?」

 

ダイヤ

「違うと思います・・・でも、最近お腹を気にしているみたいで・・・」

 

大将

「お腹を気にする・・・太ったのかな?」

 

ダイヤ

「分かりません・・・」

 

大将

「・・・試しに、明日連れて来てみな」

 

ダイヤ

「分かりました」

 

 

次の日・・・

 

ダイヤ

「キタちゃんを連れてきました」

 

キタサン

「こんにちは!!」

 

大将

「・・・別に、可笑しい所は無さそうだけど・・・」

 

ダイヤ

「今日は、いつもより元気みたいです」

 

大将

「う~ん・・・キタサンブラック、最近調子が悪いのか?」

 

キタサン

「・・・最近、急に体重が増えてきて・・・でも、ダイエットして今朝体重を測ったら痩せていたので大丈夫です!」

 

大将

「はい、アウト!」

 

「ダイヤ、キタサンを椅子に座らせてくれ」

 

ダイヤ

「はい!」

 

キタサン

「え?え?」

 

大将

「まぁ、お茶でも飲みながら話をしよう」

 

「キタサン、君は今何歳だ?」

 

キタサン

「13歳です!」

 

大将

「13歳は、成長期の真っ最中だ。その時期に、急なダイエットは悪影響だぞ」

 

キタサン

「そうなんですか!?」

 

大将

「ダイヤ、君達にはトレーナーは付いていないのか?」

 

ダイヤ

「私達は、まだデビューレースをしていないので、担当トレーナーさんは付いていないんです」

 

大将

「なるほど・・・ウマ娘は、最初からトレーナーが付く訳じゃないのか・・・」

 

「ドトウもトレーナーは付いていなかったし、一部のウマ娘は実力が有っても、トレーナーが直接指導する訳じゃないのは知ってたけど・・・」

 

キタサン

「あの・・・何で、成長期の時はダイエットしちゃいけないんですか?」

 

大将

「俺は専門家じゃないけど・・・まず、成長期は体を構築していく為に大量の栄養が必要なんだ」

 

「特に、ウマ娘の子達は俺達みたいな普通の一般人と比べると一日の必要カロリーが比べ物にならない位に多く必要になる」

 

「それは何故だか分かるか?」

 

ダイヤ

「レースを行うからですね」

 

大将

「そうだな。俺達は、ウマ娘のみんなと同じようにトラックを3000mを最初から最後まで全力で走る事はほぼ無い」

 

「マラソンなら、40㎞は走る事は有るけど・・・ウマ娘と比べると、掛かる負担は比べ物にならないだろう」

 

「一般女性の一日の必要カロリーは、大体1800kcalだと言われてる。これを基準にすると、ウマ娘の必要カロリーは軽く2倍は必要にはなるだろう」

 

「オマケに、キタサンとダイヤは成長期の真っ最中・・・変なダイエットをして極端に摂取カロリーを減らすと体を壊すぞ」

 

キタサン

「そうだったんですね・・・」

 

ダイヤ

「もし、キタちゃんが無理なダイエットを続けていたらどうなっていたんでしょうか?」

 

大将

「そうだな・・・まず、必要なエネルギーを確保できなくなると、体は何とかしてエネルギーを確保しようとするから、筋肉や骨から必要なミネラルやたんぱく質を削り出すようになる」

 

「脂肪が有るうちは、脂肪を燃焼してカロリーに変換は出来るだろう・・・」

 

「脂肪が無くなれば、自分の体を犠牲にして動かそうとする・・・その結果が骨折・筋肉が付かなくなる・体が不自然に痩せて来る」

 

「これは若干、セクハラになるかもしれないけど・・・生理の周期が変わって来たり、生理が来なくなる」

 

「それがだんだん悪化して来ると、不妊や様々な不調を引き起こす事の原因にもなる」

 

キタサン

「将来、好きな人の子供を産めなくなるかもしれないんですか?」

 

大将

「可能性だけどな」

 

「今からでも遅くは無い・・・ダイエットは辞めた方が良い」

 

「キタサンの体重が増えたのは、成長しているからなんだよ。今は、しっかり3食ご飯をしっかり食べてトレーニングをすれば不自然に太る事は無いと思うぞ」

 

「お腹周りに、脂肪がついてプヨプヨして来たらちょっと考えないといけないと思うが・・・今は、深く考えずに目の前にある目標に向けてトレーニングを頑張れば大丈夫だと思うよ」

 

「無理は禁物だけどな。何事も適度に、やり過ぎない・・・これに限る」

 

キタサン

「分かりました・・・私、これからしっかりご飯を食べて頑張ります!」

 

ダイヤ

「私も、体調管理に気を配りながら頑張ります」

 

大将

「それでいい。何か食べていきな」

 

キタサン

「なら・・・とんかつ定食とエビチリ定食を下さい♪」

 

ダイヤ

「私は、コロッケ定食をお願いします」

 

大将

「キタサン、食べ過ぎも良くないんだぞ」

 

キタサン

「大丈夫です!以前は、これくらい食べていたので!」

 

大将

「そうですか・・・とりあえず作ってくるから、お茶飲んで待っててくれ」

 

 

「お待ちどうさま。とんかつ定食・エビチリ定食・コロッケ定食だ」

 

「ごゆっくりどうぞ」

 

 

ガラガラ・・・

 

ドーベル

「ごめんなさい、来るのが遅れちゃって・・・」

 

大将

「大丈夫だよ。キタサンとダイヤの2人だけなんだ」

 

ドーベル

「スグに着替えてくるね」

 

ドーベルは、急いで着替えてきた・・・

 

「咲良さんは?」

 

大将

「今日は、病院に行ってるよ」

 

ドーベル

「そっか・・・お腹の子が3か月くらいになるのかな」

 

大将

「そうだな。2番目の子は、男の子か女の子か・・・どっちかな」

 

ドーベル

「男の子が居たら、賑やかになりそうだね」

 

大将

「でも、3か月だと性別までは分からないだろうから、もうしばらくお預けだな」

 

ドーベル

「楽しみだね♪」

 

大将

「あぁ・・・でも、なんだか2番目の子もウマ娘の子が生まれそうな気がする・・・」

 

ドーベル

「神のみぞ知るって奴だね」

 

 

ガラガラ・・・

 

サトノクラウン

「こんにちは!」

 

大将

「お、クラウンが来るのは珍しい。今日は、如何したんだ?」

 

クラウン

「今日は、中華料理が食べたい気分なんだ♪」

 

大将

「ウチは、普通の定食屋だからなぁ・・・凝った中華料理は作れないぞ。あくまで家庭料理レベルだぞ」

 

クラウン

「大丈夫♪家庭的な中華料理が食べたいんだ♪」

 

大将

「そうかい・・・何食べる?」

 

クラウン

「油淋鶏と回鍋肉と棒棒鶏が食べたいな♪」

 

大将

「また、脂っこいの頼むなぁ・・・午後はトレーニングするのか?」

 

クラウン

「当然♪ご飯を食べた後は、運動しないと太っちゃうからね♪」

 

大将

「自己管理が出来ているようで感心だな。ちょっと時間掛かるから、新聞でも読むか?」

 

クラウン

「読む!他のウマ娘の子達の情報とか気になるからね」

 

クラウンは、ウマ娘新聞を読みながらダイヤ達と話し始めた・・・

 

クラウン

「ダイヤとキタサンは、今日はお休み?」

 

ダイヤ

「今日は、この後は来月のデビューレースに向けてのトレーニングです」

 

キタサン

「だから、いっぱい食べてトレーニングです♪」

 

クラウン

「でも、キタサンは前より調子悪そうじゃない?」

 

「変な痩せ方?してる感じだし、デビューレースは延期した方が良いんじゃない?」

 

キタサン

「大将さんにアドバイスを貰ったので、大丈夫です♪」

 

「今日から、急成長しちゃいますよ♪」

 

クラウン

「ふ~ん・・・ねぇ、キタサンに何のアドバイスしたの?」

 

大将

「ん?成長期にダイエットするなって言ったのよ~」

 

「ダイヤが、キタサンの調子が悪そうって相談をされたからな」

 

クラウン

「それは駄目だね~。まだ中等部でダイエットは早すぎるよ~」

 

「別に食べ過ぎて太った訳じゃないんだし、しっかり見極めないとね~」

 

キタサン

「はい!だから、いっぱい食べてトレーニングして、強くなります!」

 

大将

「トレーナーが付けば、上手くそこら辺を調整してくれるだろうし、何とかなるでしょ」

 

「自分の未来は、自分で切り開いてくもんだからな」

 

クラウン

「カッコいい事言うね~♪」

 

「私も頑張らないと!」

 

大将

「お待ちどうさま。油淋鶏・回鍋肉・棒棒鶏だ」

 

「ご飯のおかわりは自由だぞ~」

 

クラウン

「いただきます♪」

 

 

 

サトノダイヤモンドとキタサンブラックのデビューレースは、同期のウマ娘の子達を圧倒するレースだったらしい・・・

 

無事に、担当トレーナーが付くことになったそうだ

 

キタサンブラックは、沖野トレーナーのチーム・スピカに入ることになったらしい・・・

 

サトノダイヤモンドは、最近才能を開花させてきた新人トレーナーと一緒に頑張っていくそうだ・・・

 

 

 

 

南や食堂は、ウマ娘の悩み事の相談も聞いてくれる居心地の良い場所です・・・

この作品を完結させた後、この設定を引き継いで、トレーナーのお仕事をメインにした作品を書こうと思っています。最初に担当するウマ娘は誰が良いですか?

  • トウカイテイオー
  • シンボリルドルフ
  • ミスターシービー
  • ライスシャワー
  • メジロラモーヌ
  • メジロアルダン
  • ビワハヤヒデ
  • ナリタタイシン
  • ダイタクヘリオス
  • ナイスネイチャ
  • キタサンブラック
  • オルフェーヴル
  • ドリームジャーニー
  • ヴィブロス
  • コパノリッキー
  • その他
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