トレセン近くの定食屋さん   作:暁海斗

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テイエムオペラオー

 

 

 

 

 

 

テイエムオペラオー・・・最初は、あまりレースには勝てなかったが・・・突然、覚醒した世紀末覇王の二つ名を持つ、偉大なウマ娘・・・

 

その成績は、皐月賞・天皇賞(春)・宝塚記念・天皇賞(秋)・ジャパンカップ・有馬記念・京都記念・阪神大賞典・京都大賞典・毎日杯を制覇している・・・

 

1年間無敗で、G1レースを勝ち続けたウマ娘は中々居ないだろう・・・

 

クラシック三冠は、逃したものの・・・皇帝ルドルフに匹敵する7冠の称号を持っている・・・俺が食堂を受け継ぐ前に一番最初に応援したウマ娘だ・・・

 

 

 

オペラオー

「博之君とのんびり話をするのも久しぶりだね・・・」

 

大将

「今日は誰も来ていないからな・・・ゆっくりして行ってくれ」

 

オペラオー

「咲良さん達は、お出掛けかい?」

 

大将

「咲良は、実家にお腹に赤ちゃんが居る事を報告に行ったよ。ラモーヌ達と一緒にな」

 

オペラオー

「おや?では、今日はホールの仕事をする人が居ないのかい?」

 

大将

「そうなるな。だから、今日は開店休業状態なんだよ」

 

「どうしても、お腹が空いて大変な子達だけを受け入れてるのよ。特に、オグリとかな」

 

オペラオー

「そうか・・・なら、今日はボク達が出会った頃の事を振り返ってみようじゃないか」

 

大将

「振り返るってもな・・・3年前の出来事だからな・・・」

 

 

 

 

 

3年前・・・

 

 

 

博之

「親父の食堂を俺が受け継ぐのか・・・俺に、ウマ娘のみんなを満足させる料理が作れるのかね・・・」

 

「ん?今日は、トレセン学園の初等部で模擬レースをやってるんだな・・・見に行ってみるか」

 

俺が、一般開放されていた模擬レースを見に行くと・・・ひと際目を引くウマ娘が模擬レースに出走していた・・・

 

「6番・・・テイエムオペラオーか・・・なんだか、風格があるな」

 

「今日は、この子を応援してみるか・・・」

 

テイエムオペラオーは、模擬レースには勝てなかったが・・・3着だった・・・

 

「今後に期待できるレース結果だったのかな・・・今後、レースは時々見に行こう」

 

 

 

次の日・・・

 

テイエムオペラオーは、授業の体育でレースの勉強をしていた・・・

 

オペラオー

「昨日の模擬レースは、上手く走れなかった・・・もっとレースの事を勉強しないと・・・」

 

トレセン学園の初等部は、みんな家から通っているので毎日レースをやる訳ではない。体も成長過程な最中なので、無理をさせる訳にもいかないのでレースの基本レベルに留まっている

 

オペラオー

「お腹が空いたな・・・早く家に帰ろう」

 

ぐぅ~

 

「・・・何で、こんなにお腹が空くの・・・もう歩けないよ・・・」

 

博之

「ん?そんな所で蹲ってどうしたんだ?」

 

「どこか具合が悪いのか?」

 

オペラオー

「グスッ・・・お腹が空いて・・・動けないの・・・」

 

博之

「そうか・・・ウチに来るか?」

 

「定食屋だし、おにぎりくらいは作るよ」

 

オペラオー

「良いの?」

 

博之

「構わないよ。困ってる子供に優しくしてあげないと、奥さんに怒られるからな・・・ついておいで」

 

 

南や食堂・・・

 

 

博之

「おにぎりの具は、何か好きなのは有る?」

 

オペラオー

「・・・昆布とおかかとツナが好き・・・」

 

博之

「昆布の佃煮・・・おかかを甘辛く煮詰めた奴・・・ツナマヨ~」

 

「おまたせ。ゆっくり食べな、お茶を淹れててくるね」

 

オペラオー

「いただきます・・・」

 

ぱくっ・・・

 

「・・・美味しい・・・お母さんとおにぎりに似てる味がする・・・」

 

博之

「俺も、飯にしようかな・・・何作ろうかな~」

 

オペラオー

「お兄さんは、このお店の人なの?」

 

博之

「ん~?元々、父親が食堂をやってたんだけどね・・・他にやりたい事が出来たから、俺が受け継ぐことになったんだよ~」

 

「来週から、再オープンなんだけど・・・お客さん来てくれるかな・・・」

 

オペラオー

「ボクも時々、遊びに来ても良い?」

 

博之

「どうせ、お客さんは来ないだろうし・・・いつでも遊びにおいで」

 

「おにぎりは、ラップに包んでおいたから。一応、今日の出来事を手紙に書いておいたから、お母さんに見せてね」

 

「一応、連絡先も書いてあるから・・・不審者扱いはされないと思うけど・・・」

 

オペラオー

「お母さんに渡すね・・・おにぎり、ごちそうさまでした」

 

博之

「帰り道は気を付けてね。それと、昨日の模擬レース見てたよ・・・君は、この先大物になるよ・・・頑張って」

 

オペラオー

「うん♪」

 

 

 

 

次の日・・・

 

咲良

「一応、食器はそのまま使えると思うけど・・・何か必要なモノは有る?」

 

博之

「とりあえず、包丁は親父が使ってたのが有るから、研げば使えるだろうし・・・フライパンは、結構年季入ってるからなぁ・・・買い替えるか」

 

咲良

「なら、かっぱ橋に買い物に行く?」

 

博之

「そうだな・・・調理器具は、かっぱ橋が品揃え豊富だし・・・ついでにデートでも行くか?」

 

咲良

「そうね♪」

 

俺達が、店の外に出ると・・・オペラオーとお母さんらしき人が歩いて来ていた・・・

 

オペラオー

「お兄さん!!」

 

博之

「テイエムオペラオー?」

 

お母さん

「昨日は、娘がお世話になりました・・・コレは、ほんのお礼です」

 

オペラオーのお母さんは、菓子折りを渡してきた・・・

 

博之

「気にしないでください。困ってる子供を放っておけなかったので」

 

お母さん

「ですが・・・」

 

オペラオー

「お兄さんはお買い物?」

 

博之

「ちょっとフライパンとかを買いにね」

 

オペラオー

「あとで、お兄さんの料理食べたい!」

 

お母さん

「あまり無理を言っては駄目よ」

 

博之

「それなら、今日の夕方においで。材料を買って来るから、何か作るよ」

 

オペラオー

「約束だよ!」

 

俺達は、かっぱ橋に買い物に行って・・・必要なモノを買って、戻ってくると・・・オペラオーとご両親が店の前で待っていた・・・

 

博之

「すいません、遅くなっちゃって・・・今開けますね」

 

カチャン!

 

「中にどうぞ」

 

お父さん

「昨日は、娘がお世話になりまして・・・」

 

博之

「お母さんにも言いましたけど、気にしないでください。俺が好きでやった事なので」

 

「それで、オペラオーは何が食べたいんだ?」

 

「今日作れるのは、ハンバーグ・生姜焼き・牛焼肉定食だけど」

 

オペラオー

「ハンバーグが良い!!」

 

お母さん

「私達も、ハンバーグでお願いします」

 

咲良

「ジュースが、オレンジジュースしかなくてゴメンね」

 

オペラオー

「オレンジジュース好き!」

 

博之は、慣れた手つきでハンバーグを作って、焼いて行く・・・

 

オペラオー

「お兄さんは、なんて名前なの?」

 

博之

「ん~?俺は、南博之って言うんだよ」

 

「奥さんは、南咲良だ」

 

オペラオー

「なら、博之君と咲良さんだね♪」

 

博之

「博之君か・・・久しぶりに呼ばれたな、その呼び方」

 

オペラオー

「ダメだった?」

 

博之

「別に構わないよ。好きに呼んでくれ」

 

「今日は、定食じゃなくて・・・ハンバーグとご飯とサラダと付け合わせを一緒に盛り付けたプレート形式で出すよ」

 

「ナイフとフォークは、使いにくいだろうから・・・箸で食べてくれ」

 

オペラオー

「いただきます♪」

 

ご両親

「いただきます」

 

オペラオー

「・・・美味しい♪」

 

お母さん

「本当に美味しいわ・・・まるで、有名店で食べるハンバーグみたいに肉汁が溢れて来て・・・」

 

お父さん

「こんな美味しいハンバーグ食べた事無いよ・・・」

 

オペラオーとご両親は、凄い速さでハンバーグを食べていく・・・

 

オペラオー

「ごちそうさま♪」

 

ご両親

「ごちそうさまでした」

 

博之

「お粗末様でした。来週から、本格的にオープンするから」

 

「出来たら、うちの店の宣伝よろしくね」

 

オペラオー

「友達に教えるね!」

 

お母さん

「ご近所さんに教えますね」

 

お父さん

「職場のみんな教えます」

 

 

 

 

 

コレが、俺とテイエムオペラオーのファーストコンタクトだった・・・

 

 

 

 

オペラオー

「これが、ボクと博之君の出会いだったね」

 

大将

「そうだったな・・・あの時、小学生だったオペラオーがG1レースを7つも勝つとは思わなかったよ」

 

オペラオー

「それは、ボクが世紀末覇王になるべく生まれたからさ!!」

 

大将

「世紀末覇王か・・・随分と遠い所に行っちまったな・・・」

 

オペラオー

「ボクは、ココに居るじゃないか!!」

 

大将

「そうだな・・・これからも、応援してるぞ。俺が一番最初に応援しはじめたんだからな」

 

「テイエムオペラオー・・・俺の、最初の愛馬だな」

 

オペラオー

「ハ~ハッハッハッ!!!僕の、快進撃を楽しみにしていてくれたまえ!」

 

 

 

この日は、オペラオーと懐かしい話が出来て楽しかったぜ・・・

 

この作品を完結させた後、この設定を引き継いで、トレーナーのお仕事をメインにした作品を書こうと思っています。最初に担当するウマ娘は誰が良いですか?

  • トウカイテイオー
  • シンボリルドルフ
  • ミスターシービー
  • ライスシャワー
  • メジロラモーヌ
  • メジロアルダン
  • ビワハヤヒデ
  • ナリタタイシン
  • ダイタクヘリオス
  • ナイスネイチャ
  • キタサンブラック
  • オルフェーヴル
  • ドリームジャーニー
  • ヴィブロス
  • コパノリッキー
  • その他
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