トレセン近くの定食屋さん   作:暁海斗

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奇跡の復活

 

 

 

 

 

トウカイテイオーが、引退を撤回してから数日後・・・

 

トウカイテイオーは、テンポイントの作ったリハビリメニューを必死に行っていた・・・

 

テイオー

「ふぇ・・・疲れたよ~」

 

テンポイント

「これ位で文句言っちゃ駄目よ。引退を撤回して、有馬記念で復活するんでしょ」

 

「それなら、頑張らないと駄目よ」

 

テイオー

「分かったよ~」

 

沖野トレーナー

「頑張ってるか、テイオー。はちみ~の差し入れだぞ」

 

テイオー

「はちみ~!!」

 

テンポイント

「少し休憩にしましょう。久しぶりに、ヒロ君にお弁当作って貰っちゃった♪」

 

テイオー

「おじさんと知り合いなの?」

 

テンポイント

「ヒロ君が子供の頃から知ってるわよ♪」

 

「ヒロ君のお父さんが南や食堂の大将さんをやっている時は、私はトレセン学園に通ってたから」

 

「その時からの付き合いだから・・・かれこれ10年以上の知り合いね♪」

 

沖野トレーナー

「それで、テンポイントとかサンデーサイレンス達を知ってたのか・・・」

 

テンポイント

「サンデー達は、ヒロ君の幼馴染よ。私達、トレセン学園の卒業生達は、みんな先代の女将さんの茶飲み友達よ♪」

 

沖野トレーナー

「・・・規格外の人脈が欲しい位だぜ・・・テイオー、俺の方でトレーニングメニューは考えておくが・・・今は、リハビリを優先するからな」

 

テンポイント

「だいぶ、リハビリ後の動きも良くなってきたし・・・そろそろトレーニングに移行しても大丈夫よ」

 

「最初は、水泳とかのメニューで体を慣らしてね」

 

テイオー

「は~い」

 

 

テイオーがリハビリを終えて、トレーニングメニューに移行してから数か月後・・・

 

沖野トレーナー

「来週が、有馬記念だが・・・どんなに頑張っても、全盛期の頃の状態には戻らなかった・・・」

 

テイオー

「仕方ないよ・・・どんなに頑張っても、限界は有るんだから・・・でも、ボク絶対に勝つからね!」

 

沖野トレーナー

「無理はするな・・・俺は、次テイオーが怪我をした時は引退させる・・・」

 

「俺は、大将みたいに、誰かを奮い立たせる事は出来ない・・・だから頼む・・・レース中に少しでもおかしいと感じたら競争を中止してくれ」

 

テイオー

「もし、僕がもう走れなくなったら・・・引退してトレーナーか理学療法士にでもなろうかな・・・」

 

「でも、ボク絶対に諦めないからね!トレーナーも応援しててね!」

 

沖野トレーナー

「・・・あぁ!」

 

 

 

 

有馬記念前日・・・

 

テイオー

「おじさん!!明日の有馬記念で勝てるように、美味しいカツ丼を作ってよ!」

 

大将

「カツ丼を食べても、必ず勝てる保証は無いぞ。でも、少しでも勝つ確率が上がるように高級な豚肉でも使ってみるか」

 

「それと、トレセン学園の三女神様をご利益が有るお守りを渡すよ。これを持って行けば、明日の有馬記念は・・・勝てるかもしれない」

 

テイオー

「・・・ありがとう。いただきます」

 

 

テイオーは、お守りを大切にポケットに入れて帰っていった・・・

 

 

 

 

 

有馬記念当日・・・

 

沖野トレーナー

「テイオー・・・調子はどうだ?」

 

テイオー

「本調子とまではいかないけど・・・行けるよ」

 

沖野トレーナー

「そうか・・・無理せずに行って来い」

 

テイオー

「行ってくるね、トレーナー!」

 

 

 

 

 

マックイーン

「テイオーは、勝てるのでしょうか・・・」

 

スカーレット

「あれだけ、トレーニングしてたんだから大丈夫よ!」

 

ウオッカ

「でも、今日の出走ウマ娘の面子見ろよ・・・」

 

ゴルシ

「テイオーを信じるしかねぇだろ」

 

スズカ

「テイオー・・・」

 

スぺ

「テイオーさん・・・頑張ってください」

 

 

 

 

 

 

 

ゲート前・・・

 

チケット

「テイオー!また一緒に走れるね♪」

 

ベガ

「テイオー・・・一緒に走れることを光栄に思うわ」

 

タンホイザ

「今日も頑張りましょう!!えい・えい・むん!!」

 

ハヤヒデ

「テイオー、共に走れることを誇りに思うよ・・・でが、今日は私が勝たせてもらうよ」

 

テイオー

「僕だって負けるつもりは無いよ!」

 

パーマー

「今日は、よろしくね!」

 

 

 

 

 

 

赤坂さん

「さぁ、今年最後の有馬記念・・・ファン投票で選ばれたウマ娘達がゲート前に集まってきました!」

 

「本日の解説は、武さんに来ていただきました。今日は、よろしくお願いします」

 

「よろしくお願いします」

 

赤坂さん

「武さんは、今日の有馬記念はどう見ていますか?」

 

「そうですね・・・トウカイテイオーが一年振りの出走していますからね・・・トウカイテイオーの走りに期待したいですね」

 

赤坂さん

「それでは、パドックの映像をご覧ください!」

 

 

 

 

テイオー達は、ゲートに入り・・・出走の瞬間を待っていた・・・

 

ガコンッ!!

 

ゲートが開いた瞬間・・・テイオーは好スタートを切る事が出来た・・・

 

 

 

赤坂さん

「さぁ!第○○回有馬記念!!出走しました!!」

 

「全員良いスタートを切りましたね。先頭のメジロパーマーが速いペースで逃げていますね」

 

赤坂さん

「各ウマ娘、集団を形成して第2コーナーを周っていきます!」

 

「ビワハヤヒデが、少しずつ位置を上げています!!ベガも良い位置に留まっています!!」

 

「マチカネタンホイザも、良い位置でタイミングを伺っていますね」

 

赤坂さん

「さぁ!第3コーナーを周って第4コーナーに差し掛かります!ビワハヤヒデが先頭に立ちました!」

 

「ココからレースが動きますね」

 

 

 

 

テイオー

「ハッハッハッ・・・・」

 

 

赤坂さん

「おおっと!!トウカイテイオーが上がってきた!・・・って、トウカイテイオーが上がって来たぁ!?」

 

「一年振りのターフで、力強い走りをしています!」

 

 

 

テイオー

「ボクは、何度も挫けてきた・・・何度も心が折れかけた・・・もうこんな思いは嫌だ」

 

「腐りかけたボクを引き上げてくれたカイチョ―やスピカのみんな・・・カノープスのみんな・・・それに、ボクを信じてくれたトレーナー・・・」

 

「ボクの事を心配して、協力してくれたシリウスおいたん・・・大将のおじさん達の想いに応えたい・・・」

 

「絶対勝者は・・・ボクだぁ!!!」

 

テイオーは、全力を振り絞ってビワハヤヒデに食らいつく・・・

 

「勝負だぁ!!!」

 

 

 

赤坂さん

「トウカイテイオーが一気にビワハヤヒデに食らいついて行く!!」

 

「不死鳥のようにもう一度甦れ!!トウカイテイオー!」

 

 

 

トウカイテイオーの全力の走りは、全国に生中継されている・・・テレビを見ているみんながテイオーを応援している・・・

 

 

大将

「行け!!そのまま走り抜けろ!!」

 

女将

「テイオーちゃん!そのまま頑張って!!」

 

シチー

「走り抜けて!!」

 

ドーベル

「そのまま一気に行けぇ!!」

 

ラモーヌ

「そのまま駆け抜けなさい!!」

 

レイ

「おねえちゃん、頑張れ~!!」

 

 

 

 

ルドルフ

「行け・・・走れ!!」

 

沖野トレーナー

「走れ!!テイオー!!」

 

スピカのみんな

「行けぇ!!テイオー!!」

 

カノープスのみんな

「頑張れ!!テイオー!!」

 

リギルのみんな

「駆け抜けろ!!トウカイテイオー!!」

 

 

 

 

 

赤坂さん

「トウカイテイオーがビワハヤヒデに迫る!!だが、まだ届かないか!?」

 

「一年振りのターフでは、厳しいんでしょうか・・・でも、私達はトウカイテイオーの復活を願っています!」

 

赤坂さん

「菊花賞レコード保持者のビワハヤヒデの方が速いのか!?」

 

「ダービーウマ娘のトウカイテイオーが差し切るのか!?」

 

「最後まで展開が読めません!!ビワハヤヒデもトウカイテイオーも頑張れ!!」

 

 

 

テイオー

「足が重い・・・肺が張り裂けそう・・・ココで負けるなんて嫌だ・・・ボクは、みんなの想いに応えたいんだぁ!!」

 

テイオーが持っていたお守りが熱くなる・・・

 

 

ゴドルフィンバルブ

「不屈の心を持つウマ娘・・・トウカイテイオー・・・アナタの強い想いは私達を呼び寄せたわ」

 

ダーレーアラビアン

「その強い想いは不可能を可能にする・・・さぁ、限界を超えよう!」

 

バイアリーターク

「私達と共に、駆け抜けるぞ!!果てない夢を追い求める為に!!」

 

テイオーの隣に、ゴドルフィンバルブ・ダーレーアラビアン・バイアリータークの幻影が現れる・・・

 

三女神と言われたウマ娘の幻影が、テイオーと重なった瞬間・・・テイオーの末脚が爆発してビワハヤヒデを一気に追い越した・・・

 

 

 

赤坂さん

「トウカイテイオーが、ビワハヤヒデを躱した!!トウカイテイオーが一気に加速していきます!!」

 

「そのまま行けぇ!」

 

 

 

ルドルフ

「そのまま走り抜けろ・・・テイオー!!」

 

シリウス

「駆け抜けろ・・・そして、帝王の復活だ!!」

 

 

赤坂さん

「ゴールまで、残り100m!!先頭は、トウカイテイオー!!トウカイテイオーだ!!」

 

「トウカイテイオー、奇跡の復活です!!」

 

「今日、私達は凄いレースを目の当たりにしましたね・・・このレースは、歴史に名を残す素晴らしいレースでした!」

 

 

 

テイオー

「やった・・・」

 

テイオーが、ゴールを駆け抜けた客席に手を振りながら走っていると・・・ゴドルフィンバルブ・ダーレーアラビアン・バイアリータークがテイオーの隣を走り抜けて消えていった・・・一言の言葉を残して

 

 

ゴドルフィンバルブ

「アナタの走りは素晴らしかったわ」

 

ダーレーアラビアン

「私達は、いつも君達ウマ娘の側にいるよ」

 

バイアリーターク

「これからも楽しく皆と走り続けろ!」

 

ゴドルフィンバルブ

「博之によろしくね」

 

 

 

 

 

この日、三度の骨折に苦しみながらも・・・決して諦めず、必死に努力をしてトウカイテイオーは見事に復活を遂げた・・・

 

 

この日の夜は、テイオーの祝勝会で門限ギリギリまで南や食堂でどんちゃん騒ぎが行われていた・・・

この作品を完結させた後、この設定を引き継いで、トレーナーのお仕事をメインにした作品を書こうと思っています。最初に担当するウマ娘は誰が良いですか?

  • トウカイテイオー
  • シンボリルドルフ
  • ミスターシービー
  • ライスシャワー
  • メジロラモーヌ
  • メジロアルダン
  • ビワハヤヒデ
  • ナリタタイシン
  • ダイタクヘリオス
  • ナイスネイチャ
  • キタサンブラック
  • オルフェーヴル
  • ドリームジャーニー
  • ヴィブロス
  • コパノリッキー
  • その他
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