文字数は少なくても、やりたい事を書き、とにかく投稿することが大事だと自分は思いました。
平日の午後。学校を終えた響は、優の迎えに行くためにリディアンの校舎を後にする。
(早く優に会いたいな……)
そんな事を考えながら響は歩き始める。
(……あれ、優だ)
校門の近くまで歩いてきた彼女は、壁に寄りかかりながらその場で待機している優がいる事に気づいた。
(もしかしたら迎えに来てくれたのかな? だとしたら……嬉しいな……!)
彼の方から来てくれた。そう思った響は心の中で喜びながら、駆け足で彼の元へと歩み寄った。
「……優」
彼女の声に気づいた優は、こちらに振り返り、優しく微笑んだ。
「あっ……響。おかえり」
「優がここにいるなんて珍しい……迎えに来てくれたの?」
「うん……ホームルームが早く終わったからさ。いつもは響に来てもらってるからたまにはね。それに……早く響に会いたかったし」
「私も早く優に会いたかったから嬉しい……ありがとう……!」
嬉しさが滲み出てしまうのだろう。自然と笑みを浮かべてしまう響。
「じゃあ……早く優の家に帰ろう?」
響は右手で彼の左手に触れた後、恋人繋ぎのように指を絡ませる。そして……そのような動きを何度も繰り返すように行った。
「……あっ」
その独特な動きに気づいてしまった彼は小さく言葉を漏らしてしまう。
「どうしたの……? 早く帰ろうよ……!」
そして、そのうっとりとした笑みを浮かべる響姿を見た彼は確信してしまった。
この行動は、彼女が行為を求めるサインだという事を……。
────
「優……もう我慢できない」
優の家に帰ってきて早々……響は彼の腕を強引に引っ張っていき、そのままベッドへと押し倒していた。
「……んっ……ちゅっ……」
そして彼の両手を押さえつけながら、響は深く舌を絡ませ、彼の口の中を嬲るようなキスを行う。
「ぷはぁ……えへへ」
それから数分の行為に満足した彼女は唇を離し、いやらしい唾液の糸を引かせながら……蕩けたような笑みを浮かべる。
「やけに今日は……激しくない?」
そう彼女に聞く優は、いつも以上に激しい行為を求められてしまったためか、既に疲れきった様子だった。
「……学校にいる時、ずっと優の考えてんだ。早く会いたい……早く一緒にいたいって……。学校の授業なんて全然頭に入らなかった」
(まさか……そこまでだったなんて……)
「だから……優の方から迎えに来てもらった時、本当に嬉しかった。そのせいなのかな……今は優の事が欲しくて欲しくて……堪らないんだ」
彼の腰の上に馬乗りになっていた響は、身体を屈ませ、彼の顔を覗き込むように近づく。
「でも……周りの人達も、優の事を見てたのは嫌だったかな……。優は……私だけの優なんだから……」
そのまま彼の首筋へとキスをした響は、自分のものだという印をつけるために何度も吸ったり、甘噛みをする。
「私がこんな風になったのは優が悪いんだからね……? こんな面倒くさくて、素直じゃなくて……可愛くもない私の事を許して……愛してくれるから……!」
口を離した響は、恍惚とした表情を浮かべながら、今にも彼に襲いかかりたいという衝動に駆られる。
「確かに、素直じゃない所もあるけど……それでも響は、いつも俺の事を優先してくれる。そういう所が……可愛いんだよ?」
彼がそう言うと、先程までの響の顔はどこへやら。今の彼女は茹でダコのように顔を真っ赤にしていた。
「……っ! そういう所だよ? こんな、私が……優の事を襲っているような状況でも言うんだから……!」
そして響は、彼が履いているズボンのベルトに手をかけ、そのままそれを解き始める。
「今日はもう許さない。私が満足するまで絶対に離さないから……!」
そう言って息を荒くしながら見つめる響の姿は、まるで獲物を目の前にした……飢えた獣のようだった。
「……ある意味、理不尽だなぁ……」
そんな彼女の姿を見た優は、もうどうにもならないと心の中で諦め……そのまま身を委ねる事にした。
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