魔法少女リリカルなのはStrikerS WitH   作:八神煌斗

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02.思いがけない再開の仕方

 「えぇ!? ウィズ、六課に来るんですか!?」

 「おうよ。よろしくなリイン」

 《よろしくお願いします》

 

 

片手を上げ、今度は軽く挨拶。

やっぱ俺にはあんな堅苦しいのは似合ないしな。

 

 

 《挨拶はその辺にして、あちらは大丈夫なのですか?》

 「あちら――なっ!?」

 

 

アテナに言われてあたりを見ると、二つの影がリニアから飛び出したのが見えた。

俺がスグにでも飛び出そうとしたらリインが両手を挙げて立ちふさがった。

 

 

 「あ、ちょっと待ってくださいです!」

 「アホか! そんな暇ねぇよ!!」

 

 

尚も飛び出そうとする俺に、今度は青髪の少女がしがみ付いてくる。

 

 

 「危ないですよ!」

 「いや、あいつらの方……が……」

 

 

語尾が小さくなる。

だってさ、何だあれ。

 

 

 「ドラ……ゴン?」

 「うっそ……あれがあのチビ龍の、本当の姿……」

 

 

オレンジ頭の少女が呟いた。

 

 

 「あっちの2人にもう救援はいらないようです!」

 「……みたいですね」

 《相棒、私ドラゴンなんて初めて見ました!》

 

安心しろ、俺もだから。

 

 「リィン、俺はどうしたらいいんだ?」

 「はい! 私達は列車を止めて、スターズFはレリックの確保をお願いするです!」

 「了解!」

 

 

二人の少女はそして列車の中に戻っていった。

 

 

 「さ、リィンたちも行くですよ!」

 「へ~い」

 

 

 

 

はやてside――――――――――――――――――

 

 

 

巨大なディスプレイにエリオがガジェットを破壊する映像が流れる。

 

 

 「車両内、及び上空のガジェット反応消滅!」

 「スターズF、レリックを無事確保」

 『車両のコントロールも取り戻したですよ! 今とめまーす』

 

 

初出動は誰も怪我人が出なかったみたいやな。

本間に良かったわ。

 

 

 「それなら丁度ええ、スターズの三人とリインは――」

 『おーいリィン、これどうやって操作するんだ?』

 

ん?なんか聞こえたで?

 

 「なぁリイン、そこに誰かおるん?」

 『ハイです! ウィズが――』

 『あ、はや姉! 元気してた~?』

 

 

リィンの後ろから何処かで見たことあるような男の子か出てきた。

白の様な、灰色の様な髪に灰色の瞳。

それは、明日合流するはずだった私達の弟分だった。

 

 

 「な、ウィズ!? あんたなんでそんな所に居るんや!」

 

司令室だと言う事も忘れて大声をだす。

確かに、少しライトニングの二人が気になってそっち見てたけど、神出鬼没にも程があるわ!!

 

 

 『ウィズはリインのお手伝いをしてくれてたですよ』

 『そうですよ』

 

いや、そうやなくてやな……

 

 「もうええわ。列車止めたらヘリに回収してもらうから、ウィズも一緒に乗って」

 『了解です』

 『了解。でリイン、これどうやって操作するんだ?』

 『あ、これはですねー……』

 「ハァー」

 

 

思わずタメ息がでる。

ウィズが居ることも勿論やけど、リィンが普通に受け入れてるのも疑問や。

 

 

 「あの、八神部隊長」

 「ん、なんや?」

 「あの少年は? 知り合いみたいでしたが」

 「あぁ、あの子は明日から合流する筈の子で――」

 

もう一度ディスプレイにを見る。

そこにはやっぱりあの頃の面影を残した男の子が写っている。

 

 

 「うちの弟や」

 

 

 

 

 

マッドサイエンティストside――――――――――――――――――

 

 

 

同時刻某所、一人の男がその光景を覗いていた。

この男こそ、ガジェットの作り主であり、超広域指名手配されている一級の指名手配犯、ジェイル・スカリエッティである。

 

 

 『刻印ナンバー9、護送体制に入りました。追撃戦力を送りますか?』

 「いや、止めておこう。レリックは惜しいが、彼女達のデータが取れただけでも十分さ。だろう?」

 

 

スカリエッティが不意に問いかける。

 

 

 「そうだな。私としても予想外のヤツに会えたことなのだしな」

 

 

後ろに立っていた男がスカリエッティの隣まで歩き、ディスプレイを操作する。

そこに、ウィズの映像が映し出された。

 

 

 「神崎ウィズ。確かに僕も彼の登場は予想外だったよ。こんな形で傑作に会えるとは思って無かったよ」

 「傑作、か。粗悪品の間違いじゃないのか?」

 「君から見たらそうでも、僕から見たらこれ以上無い研究対象さ」

 

 

薄気味の悪い、邪悪な笑みを浮かべるスカリエッティ。

 

 

 「マッドめ」

 「ほめ言葉として受け取っておくよ」

 「ふんっ……」

 

 

男は不機嫌そうに鼻を鳴らしスカリエッティーに背を向け歩き出す。

 

 

 「勝手な行動だけは慎んでくれよ」

 「分かっている。そこまでバカではないつもりさ」

 

 

 

 

 

おまけ

 

 

 「違うです! その右のボタンですー!」

 「え、二つあるけど……こっち?」

 「それは加速装置ですー!」

 《もうリィンさんが操作した方がいいのでは?》

 「「あ」」

 

 

 

 

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