魔法少女リリカルなのはStrikerS WitH   作:八神煌斗

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25.単独任務【前編】

 

 「はぁ~……。見る限り土ばっかだな」

 《こういうのを荒野と言います。土ばっかりとは……バカ丸出しですよ》

 「…………」

 

 

今俺はアテナと二人で管理外無人世界に来ている。

 

ここは昔ロストロギアで文明崩壊した世界らしい。

その為管理から外していたらしいのだが、今回ロストロギア反応があったらしく俺がこの任務についた。

 

ロストロギア関連のこの任務。

俺一人で行なう理由はレジアス中将直属の命令だからだ。

 

地上部隊、それもレジアス中将が魔導師に依頼してくることはおかしい。

だがこういう事を何年も前からしている俺には今更なことだ。

特に理由も聞かずに、任務の詳細だけを聞き、この世界に来たと言うわけ。

 

 

 「で、反応があったのはアッチだっけ?」

 《そうです。私が随時指示を出しますのでその点は心配無用です》

 「…………」

 《何ですかその間は!?》

 「ノリだ!」

 《……一度死んで見ますか?》

 「俺お前のマスターですよ!?」

 

 

なんて恐ろしいことをサラッと……。

昔は本当に可愛いやつだったのに……なんでコウなっちまったんだ……。

 

 

 《相棒のせいです》

 「地獄耳!?」

 

 

 

とまぁ、もう恒例となった任務前の雑談も交わし俺は反応があった所にインビエルノで向った。

 

 

 

 

 

 「しかしまぁ……30分くらい走ったけど、本当に岩と砂ばっかだな」

 

 

本当にここにロストロギアが生まれるほどの技術力があったのか疑いたくなるほどだ。

偶に、本当に偶に建物もあるが、もうそれは遺跡と言う方がしっくり来るほど風化している。

 

 

 「相棒~」

 《何ですか、やる気の無い声出して》

 「目的地までどのくらいだ?」

 《えーと……。もう5分も無いですね》

 「ん。後は回りになんか反応とかは?」

 

 

多分無いと思うが一応聞いておく。

無いと決め付けて行動する。

コレが危険なことだという事はここ数年で思い知らされたことだ。

 

 

 《……前方にガジェット反応あり》

 「りょうか~……へ?」

 《だからガジェット反応です。後二分程で接触します》

 「マジかよ!?」

 《マジです。10機前後だと思われます》

 

 

なんでこんな所にガジェットが居やがるんだよ……。

正面突破でも良いが、ガジェットにもし増援が着たら魔力もたないだろうし……。

いや、それ以前に魔力がロストロギアにどんな影響を与えるか出るかわかんねぇな。

ん? 待てよ……。

 

 

 「おい、ガジェットってレリックに反応するんじゃなかったか?」

 《あぁそういえば》

 

 

って事は今回のロストロギアはレッリク?

 

いや、アレはレリック反応として別に観測出来た筈だし。

 

……レリックとは別にロストロギアがあるのか?

 

 

 「くそ……厄介な事になったな」

 《接触で一分切りました。どうするんですか?》

 

 

もう時間がねぇか。

仕方ねぇ!

 

 

 「叩き落すぞ! アテナ、ガンソード!」

 《――set(セット) up(アップ)・Gun(ガン) Silhouette(シルエット)!――》

 

 

甲冑を纏い、アテナをガンソードにする。

そしてインビエルノのハンドルとアクセルを一定速度で固定。

アテナを狙撃銃の様に構え剣先を前方へ向ける。

 

 

 「一発入れた後、テクニカルに変更。遅れるなよ」

 《了解しました》

 

 

前方に影か見え出した所で迎撃準備に入る。

二型が4、残りが一型か……。

 

 

 「スフィア展開。二型を先に落とす」

 《了解。――blanco(ブランコ) Sphere(スフィア)――》

 

 

周りにスフィアを展開させる。

俺は視線を前に、ガジェットを捕らえたまま、呟くようにカウントダウンを刻む。

 

 

――5――

 

 

――4――

 

 

――3――

 

 

――2――

 

 

――1――

 

 

 「アテナァ!!」

 《fire!》

 

 

掛け声と共に魔力球が一斉に打ち出される。

二型に直撃し、爆煙ぬ包まれたのを確認すると同時にアテナをテクニカルに変更。

しかし、煙の中から一機飛び出して来くる。

 

 

 《相棒、一機打ち損じました!》

 「見えてる! ――くそっ!」

 

 

二型が飛び出すと同時に此方に向けて砲撃してくる。

コッチは既に攻撃手段を失っている。

 

 

 「ちいぃぃ!」

 

 

ハンドルの固定をスグに解除、横に大きく反れ攻撃を交わす。

だがその先には一型の群れ。

 

 

 「(誘導されたか!?)」

 

 

右手にあるテクニカルを持ち直し、一型の群れに突っ込む。

 

 

 「はあぁあぁ!」

 

 

すれ違いざまに一型達を二つに切り伏せる。

爆散する1型を背にそのまま突き進む。

 

 

 「後何機だ!?」

 《一型が4機、二型が1機です! それも一箇所に固まっています!》

 「了解!」

 

 

その場でハンドルを大きく切り体重を移動させ、回転する様に方向を変える。

 

 

 「アテナ、つなぐぞ!」

 《良いんですね!?》

 「遠慮はいらねぇ、思いっきりやれ!!」

 

 

アテナを待機状態の指輪に戻し、インビエルノのハンドルの間にはめ込む。

 

これでインビエルノの操作は全てアテナに譲渡したことになる。

同時にインビエルノの両側部が変形をし、魔力で編まれた白銀の圧縮魔力刃を出現させる。

 

 

 「やっちまえ、アテナ!!」

 《wing(ウイング) swrd(ソード)!!》

 「うおっ!」

 

 

突然上がった速度に、体が後ろに飛ばされないように耐え、踏ん張る。

しかし速度はまだ上がり、ガジェット群に正面から弾幕を交わしつつ突っ込む。

 

そして、すれ違いざま一型を全て両断し、最後に圧縮魔力刃を飛行中の二型に飛ばし破壊した。

 

 

 

 

 

 「お、おい……いくらなんでも魔力持っていきすぎだっつーの……」

 《思いっきりやれといったのは相棒ですよ》

 「それでも限度があるってんだよ!!」

 

 

まさか魔力をこんなに持っていかれるとは思ってなかった……。

いや、量はそんなになんだが……予想してなかったからビックリしたって言うか……。

 

 

 《いいじゃないですか、私だって久々に自由に動けたんですから!》

 「でも持って行きすぎだ」

 《貧弱なそのキャパ、どうにかならないんですか?》

 「無理だな。それにしても……」

 

 

ジャンクと化したガジェットに近づき、エンジンを切り辺りを見回す。

 

 

 「こりゃさっさと終わらせたほうがいいな……」

 《私もそう思います。早く行きましょう》

 

 

再びエンジンを入れ、目的地に向った。

 

 

 

 

 

 

 

 「ここか……」

 

 

俺の目の前にあるのは殆ど風化してただそこに在るモノに変わり果ててしまったモノ。

多分ビルか何かだったんだろうと思うが、壁は無いし傾いてるしで、もうお世辞にも建物とは言え無い。

少しの衝撃で崩れそうだが、反応はここから。

覚悟を決めて入るか……。

 

 

 

中は思った通りの荒れようだった。

外から砂は入り込んで積もっていて、残っている少ない壁も殆ど風化している。

床もあちこち抜け落ちている。

そんな所は俺は床を気にしながらとにかく歩く。

 

 

 「ここのどこかに反応があるんだよな?」

 《ここに有るのは確実です。正確な位置までは分かりませんが……》

 「ん。……レリックの反応は?」

 《多分無いと思いまずが……》

 「言い切れない、だろ?」

 《はい》

 

 

そりゃガジェットが居たんだからな。

反応がなくても一応気にはかけて置く必要はあるか。

 

 

だけどもし、ここにレリックが無いとしたら?

なんでヤツらはここに居た?

ロストロギアを狙っているのか?

いや、ガジェットはレリックに反応するってコノ前残骸を調べて分かったからな。

だとすると……連れてきたヤツがいる――?

 

 

 「アテナ、スグに生体反応を――」

 「ほう……疼くと思えば、やはり貴様か」

 「――っ!?」

 

 

俺の頭上から声がした。

その声は最近聞いたもので……忘れたくても忘れられないモノ。

俺の視線上。

俺よりも一つ上の階、抜けた床からヤツの姿を捉えた。

 

 

 「アイスマン……」

 

 

 

 

 

コメ返し

 

 

ウィンディルさん。

漫才じみた……。本人達はいたって真面目なんですけどね~。

バイク、インビエルノの機能ですけど、今回出してしまいました。

思いっきりチートですよね。

ただ、コレは魔力が持っていかれる上に直線的な動きしか出来ないし、広い場所限定なので殆ど使われることはありません。

これ以外にも在りますが……本編で出せるかな……

他は一応ハンドルが敏感や頑丈、トップスピードに移るまでが早いなのあまり変わった機能はございません。

ティアナに説明していたのはこの辺りではないかと。

 

 

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