魔法少女リリカルなのはStrikerS WitH   作:八神煌斗

36 / 47
魔法少女リリカルなのは StrikerS WitH
八神煌斗

 
 
今回は私、八神煌斗の独自考察、独自設定が満載となっております。
 
その為、違和感をもたれたり、不快感を持つ可能性があります。
 
その点を頭に入れてお読みください。
 
生意気、失礼しました。
それでは本編をお楽しみください。



36.ウィズ、その正体

 

 

アテナside――――――――――――――――――

 

 

相棒の秘密をバレてしまいました。

しかも回線と通じて管理局員全てに知れ渡るという最悪の形で。

 

相棒が壊れてしまわないように意識を刈り取りはしましたが……。

それも手遅れ、本人は全て聞いてしまいました。

 

 

今相棒は医務室に運ばれ、ベッドの上で寝ています。

その周りにはお姉さん達が付き添っても居ます。

皆さん回線を聞いていたはずですし、当然といったら当然でしょうね。

 

 

 「アテナ、早速やけど聞かせてくれるか?」

 

 

ほらきました。

他のお姉さん方も私を見ています。

 

 

 《はい、ここまで来たら隠す事もできません》

 

 

本当は相棒にも一緒に聞いて貰いたいんですが……。

仕方ありません。

 

 

 《先ほど、アイスマンが言ってた通り、相棒はその能力だけを見ればロストロギア級でしょう》

 「……って事は夜天の魔道書を封印する為に作られたって言うのも?」

 《本当の話です》

 「な、なんで? 封印ならクロノが使ってるデュランダルを使う予定だったんでしょ?」

 

 

フェイトさんが動揺しながら尋ねてきました。

そういえばお姉さん方はその辺りも詳しく知らないんでしたね。

 

 

 《元々は……いえ、全てをはじめから話した方が良いかも知れません》

 

 

その方が効率がいいでしょう。

 

 

 

 

 

私自身にもあのプロジェクトの中枢部分は記録されていませんが、説明するには十分でしょうし。

 

 

 《管理局が人員不足だと言うのは知っていますよね?》

 「そりゃな」

 《その人員不足を補うために管理局の一部ではあるプロジェクトが立ち上げられました》

 「まさか……それが?」

 

 

足りないのなら造ってしまえば良い。

その考えの下に発足されたプロジェクト。

 

 

 《魔導師を超える生態ロストロギア、その理念の下に発足されたプロジェクトF.A.T.E.を元に作られたプロジェクト。

  名前を【Fate(フェイト) Soldier(ソルジャー)】、運命付けられた戦士計画。通称FS計画》

 「そんな計画が管理局で……」

 《随分昔の話ですけどね》

 

 

なのはさんが信じられないという顔をしていますね。

他のお姉さんも同様みたいです。

 

 

 《その中でも相棒は少し特殊なのです》

 「特殊?」

 

 

ここからは私も少し慎重に話さなければいけません。

複雑と言うわけでなく、言葉を選ばなければいけないという意味ですけどね。

 

 

 《FS計画の大本は戦闘人員の増幅目的ですけど、より強ければ強いほうが良い。それは当たり前です。そして研究者は魔力変換資質に目を付けました》

 「妥当といったら妥当だな。その資質があるだけで少しは有利になる」

 「魔力増やしても、使い方がヘタだと意味ねぇしな」

 

 

その通り。

FS計画の研究者達もそう考えたのでしょう。

単純な興味もあったのでしょうけどね。

 

 

 「でも、それとウィズは関係ないんとちゃう? ウィズは変換資質なんて持ってへんやろ?」

 《確かに相棒は持ってはいませんが……。その研究の延長で造られました》

 「延長やて?」

 

 

そう、相棒は確かに魔力変換資質も持ってはいない。

それどころか魔力の絶対量も平均で考えれば少ないくらいです。

 

でも、相棒はたしかにFS計画の完成体の一人です。

 

 

 《研究者たちが行き詰っていた頃に、ある取引が持ちかけられました》

 

 

そう、コレが相棒が生まれた理由。

 

 

 《望む魔力変換資質に関するモノを提供する代わりに、あるモノを造って欲しいと》

 「それがウィズかいな?」

 《正確には夜天の魔道書を封印できるモノが欲しい、出したけどね》

 「ちょっと待て」

 

 

私の説明を、シグナムさんが止めました。

 

 

 「今の話だか、当時、夜天の魔道書の位置を把握していたのはグレアム殿だけと聞いているが?」

 

 

シグナムさんの言葉に他の皆さんが息をのむのが分かりました。

 

さすが、といった方が良いですね。

アレだけで気づいてしまうのですから。

 

 

 《そうです。依頼してきたのはグレアムさんです》

 「そんな……」

 《グレアムさんは当時、夜天の魔道書の封印に異常な執念を燃やしていたらしいです。

  FS計画は表ではロストロギア研究を銘打ってましたが、魔道書の転生先を独自に調べ上げれる人です。どこかで研究の事を知ったんでしょう。》

 

 

研究資金や研究設備は必要ですからね。

表ではそう銘打っておけばある程度の資金は調達できます。

しかし、その為に必要以上に隠蔽してたと聞きますのに……流石ですね。

 

 

 《そして研究者側が提示されたのは凍結の魔力変換資質の情報、そしてその保有者でした》

 「まさか……その情報の元がアイスマンなんか?」

 《いえ、断定はできません》

 「どういうことだよ?」

 《造られていたのは相棒だけでは無いという事です。アイスマン本人も作られた者の可能性もあります。ですが、相棒は間違いなく造られた側です》

 「ちっ……。胸糞ワリィ」

 

 

ヴィータさんが悪態を付く。

まぁ、無理もありませんけどね。

 

 

 「研究者達は何故凍結指定だったの?」

 《凍結で封印しようと考えたんです。それに研究者側から見ても、凍結は変換資質の中でも稀少能力って事もありますからね》

 

 

その方向性は凍結魔法で封印という事でデュランダルが引き継ぎましたけどね。

 

 

 《やがて、相棒はロストロギアも封印できるロストロギアとして完成しました。――ここまでが、私が情報としてインプットされた情報です》

 「インプットされた? ここまでのは実際に見てきたものではない、と?」

 

 

シグナムさんが聞いてきた。

本当にこの人は、言葉を拾うのが上手いですね。

 

 

 《その通りです。私は相棒より少し遅れての完成でしたからね》

 「ねぇ、アテナが作られた理由はデバイスとしてだけなの?」

 

 

今度はフェイトさんですか……。

まったく、そこにはまだ一切触れて居なかったというのに。

さすが、執務間といったところですか?

 

 

 《おそらくお察しの通りだと。私が作られた本来の目的はただのデバイスとしてではありません》

 「目的?一体なんだよ?」

 《制御装置。……いえ、半身といった方がいいかもしれません》

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。