魔法少女リリカルなのはStrikerS WitH   作:八神煌斗

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08.派遣任務

 

 

機動六課に着任して数日。

特に問題もなく毎日を過ごしていた時、聖王教会から任務が来た。

 

今はそれをなの姉と一緒にスバル、ティアナに話しているところ。

 

 

 「え、派遣任務……ですか?」

 「しかも異世界に?」

 

 

スバルとティアナが驚きを隠せない様子で聞き返した。

書く言う俺も少し驚いていたりする。

 

 

 「うん、決定事項。緊急出動がなければ二時間後に出発だそうだから、スバル、ティアナ」

 「「はい!」」

 「今の作業片付けたら出動準備しておいてね」

 「はい! なのはさん」

 「了解です」

 

 

それだけ伝えて俺はなの姉と一緒に二人から離れた。

 

 

 「そういえば異世界って何処に行く予定なんだ?」

 「あれ? 言ってなかったっけ?」

 「うん、知らない」

 「場所は第97管理外世界だよ」

 

 

97管理外世界……。

ん?

 

 

 「あれ、そこって……」

 「あ、気づいたみたいだね」

 

 

そういうなの姉の顔は、少し楽しそうだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「はぁ~、やっと着いた……」

 「はい、到着です!!」

 

 

大きいリィンが元気よく言った。

大きいって言ってもエリオくらいだから小さいんだが……。

この件ですこし大騒ぎした事意外は特に問題もなかった。

 

 

 「ウィズさん、凄い慌てっぷりでしたね!」

 「こ、こらスバル! スミマセン、ウィズさん」

 「いや、気にでんでええよ……」

 《事実ですからね。こう見えて相棒、怖がりでビビリなんですよ。救いようがありませんね》

 「うるさいよ!?」

 

 

俺の悪いことをあんまり言わないでくれるかな!?

ほら、また二人に可哀相な目で見られてる。

これで何度目だよ……。

 

 

 

 「ここは何処なんでしょう? 湖畔のコテージのようですが……」

 「現地の方のがお持ちの別荘なんですよー」

 

 

ティアナの問いにリィンが答えてた。

ここの持ち主……誰だっけか?

 

一人考え込んでると、エンジン音が聞こえてきた。

見てみると自動車だった。

自動車は俺達より少し手前に止まり、車の扉がひらいた。

 

 

 「なのは! フェイト!」

 

 

出てきたのは金髪……って。

 

 

 「げ……」

 

 

なんでアイツがここに!?

金髪短髪は姉さん達と楽しそうに話をしている。

ってこっち向いた!

 

俺は素早く近くに居たスバルの後ろに隠れた。

 

 

 「うわっ、ウィズさんどうしたんですか?」

 「し! 悪い、俺を匿ってくれ」

 「は、はぁ……」

 

 

スバルが困惑しているがそんなこと気にしていられない。

 

 

 「みんな、紹介するね。私やなのは、はやての幼馴染の」

 「アリサ・バニングスです。よろしく」

 「よししくお願いします」

 

 

FW達が頭をさげ……てそんなことしたら!

 

 

 「うん?」

 

 

目が合った。

どうする俺、どうするよ!?

 

 

 《(カードは出ませんよ)》

 

 

うるさい!今はお前に付き合ってる場合じゃねぇんだよ!

あぁ、小さな口がニタァと嫌な感じに釣り上がっていく……。

 

 

 「あらぁ、久しぶりじゃない、ウィズ」

 「は、はい。お久しぶりです……」

 「どうして隠れてたのかしら?」

 「い、いえ! 滅相も無い! そんなこと御座いませんですよ!」

 《そうです相棒は匿ってもらっただけですよね?》

 

 

あーいーぼー!!

 

 

 「ほう……」

 「違うんです、本当に違うんです……」

 「ウィズーー!!」

 「いやあぁーー!!」

 

 

俺は逃げ出した。

 

 

 「待ちなさい!」

 

待たない!!

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 「なのはさん、ウィズさんどうしたんですか?」

 「にゃはは……。ウィズ君、昔アリサちゃんに苛められてたから。それがトラウマになってるのかな?」

 「え、アリサさん苛めっ子なんですか!?」

 「違うよエリオ。ほら、好きな子は苛めたくなるっていう……」

 「「あぁ、成る程」」

スバル、ティアナが納得し、エリオ、キャロは首を傾げていた。

 

 

――――――――――――――――――

 

 

なの姉とフェイ姉にアリサさんから助けて貰い、少ししたところでFWたちと共に集められた。

 

 

 「さて、じゃぁ改めて今回の任務のおさらいをするよ」

 「「「「はい」」」」

 「はぁ~い……」

 「大丈夫ですか、ウィズさん」

 「もう駄目……」

 

 

アリサさんは妙にツヤツヤしてたけどね。

いい加減イジメるのは止めて欲しい。

 

 「にゃはは。じゃ、じゃぁおさらいね」

 

 

詳細はこうだ。

 

捜査範囲は海鳴市全域。

反応した場所が幾つかあるみたいだが……移動してる?

誰かが持ってるか独立して動いてるのか、どっちにしてもやっかいだな。

 

ま、対象のロストロギアの危険性はまだ確認されていないとはいえ、アブねぇ事には変わりはねぇし、さっさと終わらせるか。

 

 

探査範囲やサーチャー設置場所の確認など色々確認していると、シグナム姉さんが合流した。

ヴィータ姉さんも別の場所から探査を始めるみたいだ。

 

 

 「んじゃ、俺はこの辺りにサーチャーを設置。その後はヴィータ姉さんと合流……でいいんだよな?」

 「うん。お願いねウィズ君」

 「ウィズさん、一人でこんな広い範囲、大丈夫ですか?」

 

 

なの姉と空中にできたディスプレイで確認を取っていると後ろからエリオが心配そうに聞いてきた。

まぁ、歩いてなら限が無いだろうけど……。

エリオの頭に手を乗せる。

 

 

 「サンキュ。でも大丈夫だ。俺には足があるからな」

 「足……ですか?」

 

 

あれ、見せたこと無かったっけ?

 

 

 「インビエルノ、よろしく」

 

 

インビエルノをバイク形体にしてエリオの前に出してやる。

少し驚いたみたいだが、スグにインビエルノへと駆け寄っていた。

 

ついでに回りに居たFW陣もゾロゾロと寄っていく

 

 

 「これ、バイクですよね? デバイスですか?」

 

 

エリオが少し興奮気味で聞いてくる。

それとティアナも珍しく目をキラキラさせて見えるのは気のせいでは無いだろう。

 

FW達の質問に答えながらバイクに跨り、エンジンを鳴らす。

 

 

 「ま、また今度乗せてやるよ。今は任務頑張りな。じゃぁな!」

 

 

そして俺はサーチャー設置に向った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして夕方、サーチャーの設置をあらかた終え、ヴィータ姉さんと合流した辺りではや姉とシャマル姉さんから通信が入った。

 

なんでもロストロギアの所有者が判明し、事件性が無いことも分かったらしい。

動いていたのはただ逃走性があるって単純な事だったらしい。

高価なものだから無傷で捕らえて欲しいらしい。

 

 

 「どうします、ヴィータ姉さん」

 「もう日が落ちてきてるし、待機所にでも戻るとしようぜ」

 「そうですね。……後ろ乗ります?」

 「おう!!」

 

 

ヴィータ姉さんが飛び乗る。

ヘルメットをつけた事を確認してから待機所に向けてインビエルノを走らせた。

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

待機所、コテージに戻るとはや姉とアリサさん、それにすずかさんも居た。

なんでも晩御飯の準備中との事。

俺も手伝い事はできるのだが人が多いと逆にやりにくいとの事なのでヴィータ姉さんと一緒にシャマル姉さんを料理に近づけないという重要任務を受け持った。

 

 

 「ちょっと-、なんで私が手伝ったら駄目なのー!?」

 「いや、だから人数が多いとやりにくいんですって」

 「大丈夫よ私一人が増えても!」

 「やめとけシャマル、お前じゃはやての足を引っ張るどころか料理を殺しちまうから」

 「それって私の料理が不味いって事!?」

 「あぁ」

 

 

ヴィータ姉さんそれ言っちゃ駄目!

ほら、シャマル姉さん涙目になってきちゃった!

 

 

 「ウィズ君! そんな事、そんな事ないわよね!?」

 「あはは……」

 

 

もう嫌だ。

気づけばヴィータ姉さんも消えてるし……。

散々なきつかれた俺は、はや姉に頼みシャマル姉さんに材料を切る、という作業で足止めをした。

一応シャマル姉さんも納得はしてくれたみたいだった。

 

 

こんな大騒ぎもあり、気づけばなの姉たちも帰ってきていた。

はや姉とシャマル姉さんと三人で出迎えるとFW達が妙に焦っっている。

 

 

ふと、シグナム姉さんと目が合った。

そして次にシャマル姉さんの方を向く。

 

 

 「シャマル、お前は手を出していないだろうな?」

 「あ、シグナムひどい!」

 

 

本当に酷い。それは俺を信用していないって事だぞ。

まぁ、留め切れなかったけど……。

 

 

 「ちゃんと手伝ってくれたやんな、材料切りとか」

 「はい!」

 

 

はや姉のフォローが入った。

シャマル姉さんは眩しい笑顔で頷いた。

 

 

 「ま、切るだけなら……」

 「大丈夫だな……」

 

 

お願い、もう止めて!

後でとばっちり見るのは俺なんですよ!?

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

 

食事中……

 

 「ウィズ君、これ食べてみて!」

 「こ、これですか?」

 「うん!」

 「(アテナ、これなんだと思う?)」

 《(何って……なんでしょう……ナニ?)》

 「さぁ、早く!」

 

結局、俺の晩飯はナニ以外食うことが出来なかった。

と言うか空気が起きなかった。

 

 

 

 

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