ロドス秘密学会議事録   作:予備肉食

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題名:子守唄


第5回秘密学会、議題『オペレーターの音について』 ピックアップオペレーター:ツェルニー

ある日突然精神が幼児退行してしまったドクター。

その日オペレーター達はドクターの治療(?)に奔走しました。

ある者は「国別スラング集」の読み聞かせをしてドクターを喜ばせ、ある者はドクターと一緒に遊んで楽しい時間を過ごし、またある者は純粋な暴力を目の前で見せてドクターを恐怖で震え上がらせました。

 

そうしてなんやかんやあって夜も更け、ドクターはおねむの様子。

しかしまだ起きていたいドクターは顔を縦に伸ばして眠気に抗います。

そんなドクターの元にツェルニーが楽器を持って現れました。

 

「ドクター、あなたは精神が幼児退行してしまうほど頑張り過ぎてしまったのですから今日はもう寝た方がよろしいですよ?…まだ寝たくない、ですか。

しょうがないですね…それでは私が何曲か曲を奏でてさしあげましょう」

 

そう言うやいなやツェルニーの演奏は始まりました。

2人だけの静かな部屋に優しいピアノの旋律が響き渡っていきます。

元々眠かったドクターは優しく寝かしつけるような曲にうっとりとしながらうつらうつらしていき、やがて眠ってしまいました。

ドクターが眠ってから少ししてツェルニーも演奏を終えると、そこでやっとドクターが寝ていることに気づきました。

 

「眠ってしまわれたのですか?これは興味深い、私の創った子守唄があなたにまで効くとは…ほんの1分ちょっとの曲だったのですが、よっぽど眠かったのですね。

…実は今回このようなことをしようと思っていたら是非協力させて欲しいと志願してきた方々がいらっしゃったのです。

もう眠っていますが、1日でも早くドクターが元の状態に戻ってもらうためにも、ささやかながらですが、この曲を奏でることをおゆるしください。

皆さん、どうぞ静かにお入りください」

 

彼がそう言うと、ゾロゾロと謎の集団が部屋に入ってきました。どう見てもロドスの人間ではなさそうです。

 

「では皆様、ドクターに贈る取っておきの曲の準備はよろしいでしょうか?今回はドクターが眠っているので子守唄バージョンでやりますよ?それではっ……ワン・ツー!」

 

「「「「「                                !!!!!」」」」」」

 

ドクターは夢でうなされた。

直前までスズランのしっぽに包まれながらマッターホルンママに甘やかされる至上の幸福の真っ只中にいたはずなのに気づけば匂い立つ潮の香り。

拡がる溟痕、神経ダメージでスタンするオペレーター、70%で回避するゴミカスetc…。

 

次の日、ドクターは元に戻ったものの何故かリトルハンディを求め愚人号に旅立ち、愚人号が再び沈むまで帰ることはなかった。




                                は                                だぞ
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