グエルなんだがミオリネ抱いた   作:鳥羽

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グエルなんだが

 

 俺は転生前、ほとんど病院にいた。

 そして十代半ばで死んだと思ったら、何故か生まれたばかりの赤子になっていた。しかし折角の2度目の人生だ。俺はこの健康的な身体を堪能して、前世で出来なかったことをした。特に筋トレや大きい人型機械であるモビルスーツ操縦を磨きに磨きまくった。

 

 

 数年間で色々この世界について知った。どうやら前世から見て未来の世界なのかもしれない。

 

 まずこの世界の人間は、地球居住者のアーシアンと宇宙移民者のスペーシアンという名前に分かれている。数が多いアーシアンと数が少ないスペーシアンの間にはかなりの問題があってバチバチしてるらしい。でもって俺はスペーシアンだ。名前はグエル・ジェターク。

 

 それもジェターク・ヘビー・マシーナリーという会社のCEOの息子なんだそうだ。父の会社がどんなものかと言えば、この世界にはベネリットグループっていうベネリット社を天辺にしてるMS産業最大手の巨大複合企業体があって、ジェターク社はその業績トップ3の中に入る御三家って奴らしい。わぁすごい。

 

 

 順風満帆な生活を送っていたある日、衝撃の事実が俺の耳に入った。

 俺を産んだ母親が逃げたのだ。しかも父の愛人の方も逃げたらしい。なので愛人との子供であるラウダと男三人で暮らすことになった。ツッコミどころが多い。……父さん愛人いたのかよ。てか父さん両方に逃げられてんじゃん。いや本妻消えたんだからせめて愛人は残れよ。……子供残して逃げるなよ。結構心に来るんだからな? 

 

 ……まっ兄弟としてこれからよろしくな、ラウダ

 

 

 

 そこから色々あって俺は、ベネリットグループの高等教育機関であり、その総裁のデリング・レンブランさんって人が学園長をしてる金持ちしか入れないと言われるアスティカシア高等専門学園のパイロット科に入った。

 

 父さんの命令で学園で一番強い奴、通称ホルダーになれと言われた。なんかこの学校では生徒同士が揉めたらモビルスーツで決闘して、言うことを聞かせるみたいだった。そんな学校で何故か学園長がホルダーになったら自分の娘との婚約権を与えると言ったので色んな企業とかが躍起になっていた。

 

 

 個人的にMSの決闘に必要なのは技術と経験だと思っている。卓越したパイロットの技量と素早い反応速度で勝ちに行った結果、サクッと俺がホルダーになったから、これでミオリネ・レンブランの婚約者になったらしい。あんまり実感はない。

 

 

 とりあえず話しかけに行ったら、めちゃくちゃツンツンしてた。

 そりゃ子供からしてみれば勝手に会社の為の景品にされてるんだから、親や相手のことは嫌だろうな。しかも母親が死んだ時に父親の対応が良くなかったから、更に嫌悪してるらしい。

 

 

 うーん、個人的にこのままミオリネと仲悪いのは嫌だなぁ。

 現在この学校にいる人間に俺が負ける可能性は正直無いに等しい。つまりこのまま俺が婚約者のままって可能性が高い。もしかしたら結婚までするのかもしれない。

 

 負けるとしたら・・・同じベネリットグループの御三家、グラスレー・ディフェンス・システムのシャディク・ゼネリとペイル・テクノロジーズのエラン・ケレスの二人は強いと思う。シャディクは何故か戦う気がないらしく、決闘しようと言っても断られた。強い人とは強くなるために戦いたいんだけどなぁ。

 

 まぁシャディクのところは団体戦が強いからかな。いつも一緒にいる女の子五人とのコンビネーションは凄まじい。ウチの寮でもきついから今のうちから一対多の練習をもっとしたほうが良いな。エランは知らん。

 

 ミオリネ問題を解決する為にとりあえずギャルゲーの要領で毎日会いに行って会話することにした。

 最初はかなり辛辣で、前世含めて初めて心が折れそうだったが、日数が経つにつれて気づけば温室に入れるようになって、トマトのことを話すようになって、次第に様々な表情を見せてくれるようになって……そして気付いたらミオリネを抱いていた。

 

 いや、どうしてこうなった? 

 

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