Infinite Stratos ~Pupil to Beni from Ao~《瞳は蒼から紅へ》 作:ぬっく~
UA20000件突破!!
皆さん、ありがとございます
セシリアたちの件から二週間が過ぎ、学年別トーナメント当日。
そして、一夏とシャルルは待機場所で自分たちの初戦の相手を見ていたのだがその初戦の相手が
「まさか初戦でラウラと当たることになるとはね」
「うん、でも一夏油断しないでね、彼女は1年の中じゃトップクラスだからね」
そう一夏の初戦の相手はラウラ、篠ノ之ペアだったのだ。
そうこのトーナメント、参加者はペアを組むことが条件なのだが、ペア組まないで参加しようとした場合、前日にくじ引きでペアが決められるのだ。
そして一夏達は試合開始の時刻が近づいてきたのでシャルルとともにアリーナに出ると
そこには専用機を装着したラウラと訓練機を装着した篠ノ之が立っていた。
そしてラウラは一夏に
「まさか初戦で当たるとはな、余計な手間が省けたというものだ」
「まぁ、これ以上余計なけが人が出る前に当たってよかったよ」
そう二人が話していると、シャルルは箒に
「篠ノ之さん、よろしくね」
「あ、ああ」
そうしていると、アリーナのスピーカーから試合開始の声があげられるのと同時に一夏とラウラは格闘武器で戦い、シャルルは箒に射撃武器での戦闘に持ち込んだ。
そうしてその試合の様子を全開の行事同様、アリーナの管制室では千冬や麻耶がその様子を見ていた、今回セリシアや鈴に関しては生徒と同じ観客席で見ているため、この場にはいない。
そして試合を見ていた麻耶が…………
「織斑君とデュノア君、コンビネーション抜群ですね」
「ふん、あれは単にデュノアが合わせているだけだ。織斑の実力などたかが知れている」
「それでも十分凄いと私は思うのですが」
確かに試合はシャルルが一夏に合わせて戦っているだけなのだが、それだけお互いを信用していると言う事なのだ。ペアを組む場合で重要なのは個人の強さではなく、お互いの連携であると麻耶は考えているし、千冬は個人でどれだけ対応できるかを見ているので評価が違うのだ。
そして試合も中盤に入り、一夏とラウラが刀と手刀で戦っていると突然ラウラがワイヤーブレードを明後日の方向に向かって射出し、一夏は目で軽く追いすぐに視界から外すが
「(ラウラの奴いったい何を考えているんだ…待てよ…まさかアイツ!)」
そう丁度ラウラがワイヤーブレードを射出した先には確かシャルルと戦い、エネルギーは残り戦闘は続行できるものの、武器をすべて失ったため事実上リタイアしている篠ノ之の居る方向だったのだ。
「なっ!?待って!何を!!」
一夏が通信を送るがすでに箒はワイヤーに捕まってしまい、一夏が予想した最悪の展開になる
それはラウラが彼女の機体をワイヤーでとらえたのは別に助けたりするのではなく、その遠心力を使いISを装着した彼女をを一夏かシャルルの機体に叩きつけダメージを与えるためではないかと一夏は予想しそれが見事に当たってしまう。そしてそれは一夏の方へと向けられていた
「避けることもできる…けど!!」
そう一夏はあえて避けずに彼女の機体をを受け止めることにしたのだ、多少ダメージを受けはしたが一夏は何とか箒を受けとめワイヤーから解放されたことを確認する。
そして箒を受け止めた一夏は自分の機体のシールドエネルギーを確認するとシャルルに通信を送る。
「シャルル、手を出さないでくれ」
「どうするつもりなの一夏?」
「奥の手を使う」
一夏がそう言うとシャルルはその場で待機する。一夏はラウラに向かって斬撃を飛ばす。
「無駄なことを!このAICの前では…………」
ラウラはAICを展開してその斬撃を止めよとしたが、そのまま通り抜けてしまった。
「な?!ばかな!」
一夏は次から次えと斬撃を飛ばしラウラのシールドエネルギーを削る。
「神鳴流奥義 斬岩剣 弐の太刀!!」
エレン曰く京都神鳴流は対魔の剣術らしい。
そのなかで弐の太刀は障害物を傷つけずに敵だけを攻撃することができるらしい。
もちろん、魔法などの魔法障壁すら通り抜けるのならラウラのAICも可能だと俺は判断した。
そしてラウラのシールドエネルギーはほぼ底を付き、武器も全て破壊し、あと一撃を入れれば終わる状況になった。
「こんな…………こんな所で負けるのか……?私は…………嫌だ…………負けられない…………私……私は…………」
私の奥底で何かがうごめく。
そして、そいつは言った。
『汝、願うか……?自らの変革を……?より強い力を……?』
「その力を私によこせ!!!」
Damage Level ………… D.
Mind Condition ………… Uplift.
Certification ………… Clear.
《Valkyrie Trace System》 ………… boot.
突然ラウラが悲鳴を上げる。
「なっ、なんだ!?」
「一夏、いったん下がって様子がおかしい」
そう彼女が悲鳴を上げた後、彼女を黒い泥のようなものが包み込み、そして一人の人物を形作っていく、それは…………
「なっ、千冬姉!?一体どうなっているんだ!?」
ラウラを包み込んだ泥は千冬の形になると、一夏めがけて剣劇を繰り出す。
「おっと、危ない!!」
しかし一夏は難なくそれを回避するとシャルルとともに箒をつれ安全な距離まで離れる、どうやらあれはある一定の距離内にある対象を無差別に攻撃するのだと一夏達は認識すると改めて一夏がシャルルたちに問いかける。
「しかし、姿は千冬姉だし刀も千冬姉と同じ雪片、なんだありゃあいつの機体の隠された能力とか何かか?」
シャルルが一夏の疑問に答える。
「確か
「(成る程、千冬姉はドイツに教官として行っていたからその時にとったデータをもとにしたんだろうな)…それにしても、自分の力をあれだけ見せつけて結局最後は千冬姉か。それに俺に対して偽物とは言え、千冬姉をぶつけてくるとはな、よっぽど俺と千冬姉を比べたいらしいな。」
一夏のその呟きにシャルルが反応した。
「それだけ、ボーデヴィッヒさんにとって織斑先生の存在は絶対って事だよ」
その言葉に対し一夏は…………
「それじゃ、あいつは俺が倒すとするか。エネルギーも9割残っているし」
一夏にしてみればいつまでも千冬姉の陰に怯えるわけにはいかず、偽物を倒すことを決意をする。
するとシャルルが一夏を心配しつつも一夏に声をかける。
「一夏…気を付けてね」
一夏はしばらくその場を動かなった。
(俺や白式はいつまでも千冬姉や千冬姉の機体と比べられるために居るわけじゃない!!)
そして一夏は自一呼吸置き集中すると、千冬の偽物に向かっていく。もちろん一夏を認識しすぐに剣劇を繰り出してくるが一夏は当たり前のようにそれを回避し自らの一撃を叩き込む準備をする。
「あいにく、偽物に殺される程、俺は、お人よしじゃないんだ!!」
そう言いながら彼は偽物に対し一撃を確実に叩き混んでいき、最後に体の中央を切り裂くとそこからラウラが出で来るので一夏はそれを受け止めた。
一夏はせめて一発くらいは殴ってやろうと思ったが、戦意を失っているものを攻撃してはラウラと同じだと思ったので一夏はそのまま駆け付けた教員に引き渡した。
そして学年別トーナメントは公式にはラウラの機体の暴走と発表され、さらにはトーナメントは中止で参加者のデータを集めるため1回戦のみ行うという事になってしまった。