Infinite Stratos ~Pupil to Beni from Ao~《瞳は蒼から紅へ》   作:ぬっく~

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24話 恋人

「ふ~、さっぱりした」

 

食事の後は風呂に入った。

海を一望できる露天風呂。それを一人で使った。なんと言う贅沢だろう。

 

かなり上機嫌で部屋へと戻ってきた。

ちょうどそこに織斑先生が帰ってくる。

 

「ん?なんだ、一人なのか?」

 

「女の一人でも連れてこいてか?織斑先生も知っているだろうけど、俺はエレン以外とは付き合う気はないぞ?」

 

それにこの部屋は一応、織斑先生の部屋でもあり、誰も近寄らない。

よく見ると織斑先生の髪が濡れていた。

 

「そうだ、千冬姉」

 

チョプが飛んでくる。

 

「織斑先生と呼べ」

 

「べつにいいだろ、風呂上がりだし、久しぶりにどうだ?」

 

織斑先生をあるものに誘う。

 

 

 

 

 

 

その頃、部屋の外では…………

 

 

 

 

 

箒と鈴の女子二名が張り付いていた。

近くを通りかかったセシリアが二人に話しかける。

 

「鈴さんに、箒さんまで何をーー」

 

どうやら二人は微かに漏れている声を聞いていた。

 

『千冬姉?久しぶりにやるから、緊張しているのか?』

 

『そんな訳ではないが…………んっ!』

 

『ここはどうた?』

 

『くっ!そこは…………』

 

『すぐ良くなる、さ。』

 

『あぁぁ!』

 

 

 

「…………(これは、一体…………)」

 

セシリアは理解出来なかった。

さらに鈴と箒はお通夜モードだった。

 

その瞬間、3人はドアに蹴られた。

 

「「「へぶっ!!」」」

 

反射的に漏れた声が聞こえた。

 

「何をしている?」

 

「は、はは…………」

 

「こ、こんばんは」

 

「さ、さようなら」

 

3人は脱党のごとく逃走開始するが…………呆気なく捕まった。

 

「ちょうどいい。入っていけ。それと鳳、ボーデヴァッヒとデュノアも呼んでこい。」

 

「イエスマム」

 

「あ!それと鈴。簪さんもおねがいできるか?」

 

そうして鈴は3人を呼びに行った。

 

少ししてボーデヴァッヒとデュノアに簪が到着した。

 

「全員来たか、ほれ、好きなとこに座れ」

 

全員座布団の上に座った。

 

「さて、織斑。お前はもう一度風呂に入ってこい」

 

「ああ、そうするよ」

 

一夏はタオルと着替えを持って部屋を出た。

 

なにをしたらいのかわからない五人。

 

「おいおい、いつものばか騒ぎはどうした?」

 

「いや、その…………」

 

「こうして織斑先生と話すのは…………」

 

「はじめてで…………」

 

「はぁ~、私が飲み物を奢ってやろう。何がいい?」

 

旅館に備え付けの冷蔵庫からラムネ、オレンジ、スポドリ、コーヒー、紅茶、アプルを取り出す。

 

「「「「「「い、いただきます」」」」」」

 

全員の喉が動いたのを確認して、

 

「飲んだな?」

 

「は、はい?」

 

「口封じですか?」

 

簪は織斑先生の考えていたことがわかったらしい。

 

「その通りだ。さすかは更識の者だ」

 

そう言って、冷蔵庫からビールを取り出す。

 

「さて、そろそろ肝心の話しをするか」

 

ビールを飲みながら話す千冬。

 

「お前たちはエレンと言う女性を何処まで知っている?」

 

この質問に鈴と簪意外は答えられなかった。

 

「更識、お前がエレンのことを知っていたとはな…………」

 

その時、箒が織斑先生に質問する。

 

「エレンって誰なんですか?」

 

この質問に千冬はこう答えた。

 

「一夏の婚約者」

 

鈴と簪意外はポカーンとする。

 

「こ、婚約者?!」

 

「一夏さんって、婚約者がいたのですか?!」

 

「嘘ですよね?!」

 

「嫁が…………」

 

ありえない話しを聞いた4人は騒ぐ。

 

「まあ、居たの方が正しいのだかな」

 

4人は織斑先生の言った意味がわからなかった。

 

「それは…………」

 

質問する箒。

 

「鳳、お前の方がエレンのことを良く知っているだろう?話してやれ」

 

「はいはい」

 

千冬は鈴に話しを振った。

 

「エレンはね…………」

 

鈴は自分の知る限りのことを全て話した。

 

 

 

話し終え、鈴はスポドリを飲む。

 

「お、織斑先生、一夏は今でもエレンのことを…………」

 

最初に開いたのは箒だった。

 

「そうだ、あいつは死んでもなをエレンのことを愛し続けている」

 

そう答える、織斑先生。

 

「まぁ、そう言うことだから、いくらお前たちが一夏に告白しようとも振り向きもしないだろうな」

 

そう言って2本目のビールを開ける。

 

ちょうどその時、一夏が戻ってきた。

 

「おい、どうした皆?」

 

暗い顔をする4人。

 

「エレンのことを話したのよ」

 

鈴の言葉で理解した。

 

 

 

その後、全員は各自解散となった。

 

 

「簪だったけ?何であんたがエレンのことを知っていたのよ」

 

「最近、夢で良く現れるの…………」

 

「…………エレン、あんた。死んでもまだこの世界いるのね…………」

 

地縛霊かよっと鈴は思いました。

 

 

福音事件まであと残り…………16時間

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