Infinite Stratos ~Pupil to Beni from Ao~《瞳は蒼から紅へ》 作:ぬっく~
オリジナル魔法
氷の女王の強化版
全ての氷属性魔法が無詠唱無制限に使えるようになる
チート領域
「ウチの簪が世話になったようだな。福音」
次の瞬間、福音は一夏の放った高速パンチで吹き飛ぶ。
「一夏っ、一夏!?体は、傷はっ…………!」
慌てて声を詰まらせる簪の元へと飛ぶ。
「待たせたな。簪」
「よかったよ…………もう……目を覚まさないと…」
「あー、ごめんな」
ぐしぐしと目元をぬぐう簪に、俺は優しく頭を撫でる。
「心配かけたけど、もう大丈夫だ」
「うん…」
「じゃあ、行ってくる。ーーーまだ、終わってないからな」
吹き飛ばした福音がこちらに向かってくる。
この時、一夏の写輪眼の模様が変わっていた。
「再戦と行こうか!」
《雪片弐型》を右手に持ち、斬りかかる。
それをかわした福音を左手の新武器《
白式か第二形態移行したことにより現れたこの装備は、セシリアと同じでビット処理が施されていて、好きなだけ小太刀を展開出来るらしい。
「逃がすかよ!」
16本の小太刀が福音の装甲を斬る。シールドエネルギーに阻まれたが、その攻撃は確実に福音を捉えていた。
『敵機の情報を更新。攻撃レベルSSで対処する』
エネルギーの翼を大きく広げ、さらに胴体から生えた翼を伸ばす。福音の掃射反撃が始まった。
「そう何度も食らうかよ!」
俺は避けようとはせず、後ろから紫色の柩骸骨が現れた。
「
須佐能乎を発動させ、全ての攻撃を防いだ。
『敵機の情報さらに更新。警戒レベルEXに変更』
福音の機械音声はそう告げると、それまでしならせていた翼を自身へと巻き付けまじめる。そして、球状になって、エネルギーの繭にくるまれた状態になった。
ーーまずい!
翼が回転しながら一斉に開き、全方位に嵐のエネルギー弾の雨を降らした。
このままだと、ダメージから回復しきってない簪に攻撃が当たってしまう。
(須佐能乎!!)
俺は須佐能乎を発動させるが…………
「一夏!私は大丈夫だから、福音だけに集中して!」
「簪…………わかった!」
俺は再度福音へと飛び込んだ。
◇
(一夏が駆けつけてくれた…………!)
嬉しかった。
(私は、一夏と共に戦いたい!!)
両腕にかけていた魔法を解放する。
「
『
『
(行こう。打鉄弐式!)
雪の様に白くなった機体は夕暮れの空を駆けた。
◇
「落ちろぉぉぉっ!!」
須佐能乎で捕まえようとするが、福音の起動力が須佐能乎のスピードを越えているためつかまらず、強力無比な連続射撃を行ってくる。
「ちっ!」
ーーエネルギー残量30%。予測稼働時間、4分。
(これはきついな…………)
リミッターなしの軍用ISどう見たってチートだろ!
どうせ、シールドエネルギーが桁外れの数字だろうな…………
このままだときついな…………
「一夏!」
「簪!?大丈夫なのか?」
「こんなの大丈夫の部類に入るよ!」
福音がこちらに向かってくる。
「あなたがチートを使うなら、私も使わせてもらうよ」
『
150フィート四方の空間を一気に氷らす簪。
「今の私は全ての氷属性魔法を無詠唱無制限に打つことが可能なのよ」
福音はえいえんのひょうがをもろにくらい動けなくなっていた。
「一夏!今よ!」
俺は福音の胴体へと零落白夜の刃を突き立てた。
「おおおおおおっ!!」
全ブースターを最大出力まで上げ福音に切り裂いた。
福音はやっと停止した。
アーマーを失った、操縦者を抱え、空を見た。
あれほどまでの青さはなく夕闇の朱色に世界は優しく包まれていた。
次回、「白い悪魔の魔法少女」
楽しみに待っててくれ