Infinite Stratos ~Pupil to Beni from Ao~《瞳は蒼から紅へ》   作:ぬっく~

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4話 白式

あれから一週間が経った。

が問題が発生していた。

一夏の専用機が来ない、お陰セシリアを待たせるという事になっている。

まあそれは良いとして、このままでは不戦敗っという事になってしまう。

出来ればそれだけは避けたい。

 

「あっ、いました!!」

 

山田先生が慌てて此方に向かってかた。

 

「どうしたんですか、そんなに慌てて」

「あのですねっ……来ましたっ!織斑君のISが」

「やっとですか」

「織斑、アリーナの使用できる時間は限られている。ぶっつけ本番でものにしろ」

 

隔壁が開いて一つの色が目に入ってきた。白だった。

 

「これが織斑君の専用IS【白式】です」

 

真っ白で無機質なそれは、俺を待っているように見えた。

 

「背中を預けるようにしろ…ああそうだ、あとはシステムが最適化してくれる」

 

織斑先生の説明通りに進めていった。

 

「ハイパーセンサーは問題なく動いているな。一夏、気分は悪くないか?」

「問題ない」

「そうか」

 

ほっとしたような声だけど、ハイパーセンサーがなかったら、わからないくらいほどのブレだった。

俺はそのまま、ピット・ゲートに進んだ。

体を預けるだけで、白式はふわりと浮かび上がって前へと動いた。

 

「あら、逃げずに来ましたのね」

 

オルコットが鼻を鳴らしながらライフルの銃のセフティーロックをいつでも解除できるようにしながら

 

「わざわざ負けて、惨めな姿を晒すためにご苦労なことですわ。今ここで謝るというなら許してあげないこともなくてよ」

 

よく言ったもんだ、セフティー解除しておきながら

 

「そいつはできねえな」

 

「あらそう、残念ですわね」

 

『警告!敵IS射撃体勢に移行。トリガー確認、初弾エネルギー装填』

 

「なら、お別れですわねっ!!」

 

それを合図にBTライフルから一筋の閃光が駆け抜けた。

 

だけど

 

「くっ!」

 

ギリギリの所で避けれた。

 

「避けたですって!?」

 

避けたことに驚いてそのまま静止しているオルコットに

 

「はじめようか、セシリア・オルコット!」

 

そう言いオルコットはやっとその場から動き

 

「さあ、踊りなさい。わたくし、セシリア・オルコットの奏でる 円舞曲ワルツで!」

 

俺は白式の装備『接近戦ブレード』を呼び出た。

 

「中距離射撃型のわたくしに、近接格闘装備で挑もうなんて……笑止ですわ!」

 

「やってやるさ」

 

引くわけのいかない。激戦が、始まった。

 

 

激戦が始まってから25分が立っていた。今の俺は押され気味になっていた。

 

「25分。持った方ですわね。褒めて差し上げますわ」

 

「それゃどうも………」

 

白式のシールドエネルギーの残量160。実体ダメージ中破。武器もかろうじて使える。

 

(そろそろ、一次移行してもいい頃なのに……)

 

憎まれ口を叩きあいながらも俺は一次移行の時間稼ぎをしていたその時……

 

『警告!警告!最適化にエラーが発生しました。一次移行を一度リセットし絶対防御を切ります』

 

「なっ!?」

 

「貰いましたわ!」

 

『警告』の方に目がいき隙を作ってしまった、オルコットはその隙を見逃さずライフルを撃ってきた。

その時世界がゆっくり動いているように思えた。

 

(避けないと死ぬ!)

 

「うおおぉぉぉっ!!!!」

 

俺は絶対防御の無い状態で重いGを耐えながら避けたが

 

ドカァァァンッ!!

 

スラスターに当たり、スラスター破損の警告が目の前に出る。

俺は機体制御ができなく墜落するような形でおちた。

だが今の俺が落ちたら絶対防御が発動せず、一瞬であの世へと行けそうに思えた。

 

(ああ、エレン……やっと君の所へ行けそうだよ……だけど……俺はまだ……死にたくない!!)

 

だがしかし……セシリアのビットによるレーザーの雨が全て白式に着弾した。

そして、俺は死を目の前にして眠りについた……

 

 

 

『眠りにつくのはまだ早いよ……一夏くん』

 

その時、とても懐かしい声を俺は聞いた。

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