Infinite Stratos ~Pupil to Beni from Ao~《瞳は蒼から紅へ》   作:ぬっく~

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45話 サイレント・ゼフィルス

鈴、セシリア、ラウラ、シャルロットと次から次へと現れるシンデレラたちを凪ぎ倒す織斑一夏。

 

「箒はDO☆KO☆KA☆NA?」

 

完全にスイッチが入っている為、誰も止める事は出来なかった。

 

 

その箒はと…………

 

「無理だ無理だ!!」

 

城内を逃げ回っていた。

写輪眼でとある先生を完全にコピーしている為、この世界で止められるのは簪ぐらいだろう。

 

(あんなのからどうやって王冠を奪えと言うんだ!!)

 

逃走を続けていると壁が爆発し、中から一夏が現れた。

 

「箒、見っけ」

 

(終わった…………)

 

篠ノ之箒

◇リタイヤ◇

 

最後の一人を倒して、アリーナには一夏だけになった。

 

「それは只今からぁ!一般の方の参加を開始します!」

 

楯無はそう言うと同時にそこら中から女子が沸いて出てきた。

 

「(ちょっと多いな…………ここは)逃げるが勝ちだ!」

 

一夏は女子から逃げ回る。

 

一夏は何かに足を引っ張られアリーナから姿を消した。

 

「いてて…………こ、ここは…………?」

 

一夏が目を開けると目の前に名刺を渡してきた企業の女性が立っていた。

 

「え~と何であなたが?」

 

「この際白式を直接頂こうかと思いまして」

 

笑顔で告げる女性に一夏は警戒する。

 

「へ~、盗れる物な取ってみやがれ!!」

 

「いいからさっさとよこせや糞ガキ!!」

 

女性の表情が段々恐ろしいものへと変化していく…………

 

「それに、私はそんな名前じゃねえ…………亡国企業のオータム様だ!!」

 

スーツを引き裂いて、背後から鋭利な『爪』が飛び出した。

 

「くらいな!!」

 

爪の先端が割れるように開き、銃口が現れた。

 

「須佐能乎」

 

須佐能乎を展開し、銃弾の雨を防ぐ。

 

「ちっ!」

 

「お前は何者なんだ?」

 

「あ?さっき言っただろうが!まあいい、『亡国機業』が一人、オータム様だ!!」

 

「へ~、『京都神鳴流剣士』織斑一夏」

 

お互いに名を名乗り、睨み合う。

 

「「…………」」

 

先に動いたのはオータムだった。

 

「くらいな!!」

 

「二度同じ手を食らうと思ったか?」

 

俺は須佐能乎でオータムごと薙ぎ払う。

 

「が…っ……?!」

 

今の攻撃でオータムは絶対防御の発動とあばらが何本か逝ってしまった。

 

(今の攻撃でシールドエネルギー8割消失だと!?) 

 

よろけながも立ち上がるオータム。

 

「どうした?おう終わりか?」

 

亡国機業には須佐能乎に関するデータがなかった為にオータムは油断してしまった。

 

「へっ、まだだぜ!!」

 

オータムはロケットランチャを展開しては天井に向けて放つ。

 

「今は一時撤退だ!!」

 

「ちっ、待ちやがれ!」

 

オータムは開けた穴を通ってアリーナに出るが……

 

「そこまでですわ」

 

専用機持ち5人が待ち構えていた。

 

「さて、観念するんだな。亡国機業さん」

 

「くっ」

 

オータムの今の状況では流石にこの場を切り抜けるのは不可能だった。

しかし、専用機持ちのオープン・チャンネルから楯無先輩の声が響いた。

 

『そっちに、未確認のISが向かっているわ』

 

俺は上空を見る上げると、蝶のようなISがいた。

 

「そんな…まさか!?」

 

機体名『サイレント・ゼフィロス』

BT二号機でイギリスから盗まれた機体だった。

 

「迎えに来た」

 

「おせーぞ、エム」

 

「亡国機業のメンバーか!」

 

エムはシールドビットを展開して、アリーナに突撃する。

 

「箒、鈴、セシリアはサイレント・ゼフィルスを私とシャルロット、一夏はアラクネをやる!」

 

「了解」

 

二手に分かれそれぞれを相手をする。

 

「邪魔」

 

エムはブレードを展開する。

 

『神鳴流奥義 斬岩剣 弐の太刀』

 

専用機持ちのISは絶対防御を無視して機体のみ破壊された。

 

「ばかな!?」

 

「あなたも邪魔」

 

ラウラはAICを展開するが意味がなかった。

 

「オータム」

 

「来るのがおせーんだよ」

 

オータムはアラクネからコアを抜き取りエムに捕まる。

 

「行かせないよ」

 

シャルロットはエムに銃口を向けるがシールド・ビットに邪魔され、当たらなかった。

 

「ついでにこれは俺様からのプレゼントだ!!」

 

そう言うなり、アラクネからカウントダウンの音が鳴った。

 

「自爆だと!?」

 

このままでは全員を守ることができなかった。

 

「仕方ない」

 

一夏は片目を閉じる。

 

『神威』

 

アラクネのいる空間が歪みそのまま跡形もなく消えてしまった。

 

「さすがにきついか……」

 

一夏は膝をつき、万華鏡写輪眼が解除され、コバルトブルーの瞳になる。

その時、エムはそれを見て立ち止まった。

 

「あれは……」

 

エムは一気に一夏の元に近づく。

 

「はぁぁぁ!」

 

一夏は雪片弐型を展開する。

 

『神鳴流奥義 斬岩剣 弐の太刀』

 

白式の絶対防御を通り抜け、一夏の肩を切る。

 

(ば…かな、絶対防御を…素通りだと…!!しかもこの剣技は…!)

 

エムは倒れる一夏の首を持ち、目線を合わせる。

 

「お前は…何者なんだ…」

 

「…………だ」

 

その時、俺はとんでもない事を聞いた。

 

「それはエレン姉さんの眼だ!!」

 

「エレン…姉さん…だと?」

 

エムはもう片方を一夏の眼の前に持ってくる。

 

「それは返してもらうぞ」

 

エムに眼を取られようとした瞬間、足元に先行放電が現れた。

 

「させない!!」

 

間を割るように雷天大壮を纏った簪が現れた。

 

「邪魔をするなぁぁぁ!!!」

 

エムはブレードを展開するが、プライベート・チャンネルが邪魔をする。

 

「……くっ。撤退する」

 

エムはオータムを連れ上昇する。

 

こうしてIS学園は大きな敗北の傷を残してしまった。

 

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