Infinite Stratos ~Pupil to Beni from Ao~《瞳は蒼から紅へ》 作:ぬっく~
簪は絶賛、国家機密の資料を見ながら話は進んでいく。
「マドカの事に関しては後で話すとして、今後の対策をどうするかだよな」
現在、一夏とシャルロット、簪以外の一年の専用機持ちである箒、鈴、セシリア、ラウラのが現在使用不可能なのだ。
「凰、オルコット、ボーデビィッヒは問題はないが、篠ノ之はどうにもならん」
箒の専用機はあの束さんお手製の為、修復が不可能なのだ。
「確かにそうね。となると束博士を呼ぶ事になりますね」
現在この中で束博士の連絡先を知っているのは織斑先生と箒のみ、それに束博士は重度の人間嫌いだ。
「そちらの方は織斑先生に任せます」
楯無先輩は箒の専用機を織斑先生に任せ、各専用機は本国で修復、改良する事になった。
「さて、次の問題だ…………簪」
簪は袖で腕を隠した。
「放って置くと飲み込まれるぞ…………」
「どう言うこと?」
簪は袖で捲り上げ腕を見せる。
「!?」
簪の腕には翼の痣が忌々しい感じを出していた。
「それは…………なんだ?」
織斑先生は質問する。
「これが
簪は何も言わなかった。
「本来、敵に仇成す攻撃魔術を自らの肉体に取り込むことで、術者の肉体と魂を喰らわせてそれを代償に常人の倍する力を得る狂気の技」
これを聞いた。楯無先輩は…………
「どうしてなのよ…………」
「……………………」
簪はなにも答えない。
「わかっていると思うが…………このまま行けば、精神も肉体も完全に魔に支配されて
「わかっている」
簪はベットから立ち上がり、病室を出る。
「あそこに行くのか…………」
簪は何も告げず出て行ってしまった。
「簪ちゃんを助ける方法はないの…………」
「残念だが、ない」
「くっ…………」
唇が切れるまで噛み締める楯無先輩。
「まあ、完全にないわけではないが…………」
「その方法を教えなさい!!」
楯無は一夏の襟を掴む。
「闇の力は畢竟、己自身の負の側面であり、切り離す事の出来ない半身なんだ。だから、受け入れるだけではなく、飼い馴らす方法を見つけなければいけないんだ」
「そんなの私たちができることではないじゃん!!」
「そう。だから、この問題は簪一人で解決するしかないんだ」
簪の心の闇は楯無先輩への嫉妬から生まれている。
いずれこうなることを…………
「時間が大分、迫っているので、またこんど話そう」
こうして一時解散するこになった。