Infinite Stratos ~Pupil to Beni from Ao~《瞳は蒼から紅へ》 作:ぬっく~
束と千冬は向き合う。
「レイジングハート・エクセリオン。セットアップ!」
束のISは臨海学校の時より、パワーアップしたレイジングハートを纏う。
「レイジングハート、無限抱擁」
レイジングハートは束と千冬を結界の中入れる。
「やっぱり、束。お前、丸くなっただろ。…………ったく、やりにくいったら、ありゃしねぇな」
「そう?その割には嬉しそうに見えるけど」
「ふ…………っあたりまえだ、束。『人間』と戦った方が、面白いにきまってんだろ」
「そう…………ちょうどよかった。私はちーちゃんと一度、『楽しく』戦ってみたいと思っていたんだ」
そして、二人はぶつかり合う。
◇
「…………」
「どうしたの?一夏」
「い、いや。千冬姉、遅いなーと思って」
簪に心配されるもの、周囲を警戒する。
「一夏様」
後ろから声をかけられ、振り向くとクロエがいた。
「束様が特別室でお待ちです。同行者は2名までを許可されています」
「わかりました」
現在、ここにいるのは、更識姉妹と山田先生の3人だったので、すぐに決まった。
そのまま、クロエに案内され、薄暗い通路を抜けると一つの大きな扉の前まで来る。
「こちらです」
そして、扉は開かれ、中に入ると一か所だけスポットライトが照らされいた。
スポットライトに向かって歩き出す音が聞こえ、姿を現したのは…………
「…………」
「束さん…………」
篠ノ之束だった。
「久しぶりだね、いっくん。そして、ようこそ。私の世界へ」
◇
一方、千冬は言うと…………
『
千冬の一方的な勝負へとなっていた。
『
千冬は束を地面に叩き付ける。
『&……』
それだけでは終わらず、さらに思いっ切り投げ飛ばす。
『
束はそのまま、受け身も取らず受ける。
「ふう……見事だよ。予想以上だよ。かなり楽しめたよ。……けど、まあ」
千冬はあちらこちら、血を流しながらも喋る。
「こりゃやっぱり、私の勝ちでいいか?悪いが、ケリをつけさせてもらうぞ?」
だが、束は立ち上がる。
「とても残念だよ、ちーちゃん。こんなにも、『楽しい』のに私はあなたを倒さなければいけない」
束も血を流しながらも、喋る。
「勝負には関係なく」
「ほう?」
「ちーちゃんは私には『絶対に』勝てない。残念だよ」
束は意味不明なことを言い出す。
「私がお前に、勝てないだと?」
「そう………絶対にね」
(束はハッタリを言うタイプではない)
「……その『強さ』を『本物』と言っていいのか。それとも、それはただのバグなのか、私にはわからない。だけど…………」
束の手元が光りだす。
「!?」
「私自身は、ちーちゃんの力に敬意を表するよ…………それが幻でも」
束の手元には大きな鍵が出現した。
(杖……鍵?切り札って訳か。さて、どうす……)
束が動きだそうとした瞬間、千冬は先に仕掛けた。