Infinite Stratos ~Pupil to Beni from Ao~《瞳は蒼から紅へ》   作:ぬっく~

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60話 真実

『造物主の掟(コード・オブ・ザ・ライフメイカー)!!』

 

この勝負は束が造物主の掟(コード・オブ・ザ・ライフメイカー)を出した時から決まっていた。

 

「たばねぇぇぇ!!」

 

立ち上がろうとした瞬間、千冬の両腕両足が吹き飛ばされる。

 

 

◇

 

 

 

「久しぶりだね、いっくん。そして、ようこそ。私の世界へ」

 

臨海学校以来に出会う、ISの開発者にして、大天才の篠ノ之束がそこにいた。

束の挨拶が終わると同時に、部屋の明かりが点く。

 

「織斑マドカ……」

 

そこにいたのは、サイレント・ゼフィルスの操縦者とクロエ、渦巻の面をした者だった。

 

「束博士、あなたはやっぱり、亡国機業(ファントム・タスク)と繋がっていたのですね」

 

「あんな小物と一緒にしてもらうのはちょっといやだな」

 

「小物……?」

 

「あんな小物、ちょっとやっただけで、みーんな壊れちゃったんだもの」

 

ため息をつきながらも、説明する束。

 

「まさか!?」

 

「うん!造物主の掟(コード・オブ・ザ・ライフメイカー)でみーんなさよならさ」

 

「束博士、あなたの目的はなんですか?」

 

「ん~、教えてもいいけど……それだと、つまらないから……私を倒せたら教えてあげる」

 

マドカはISを纏う。

 

「来い!黒騎士!!」

 

漆黒の蝶をイメージしたISが現れる。

 

「いいわ、相手になってあげる!!」

 

簪も打鉄弐式を纏いう。

 

「簪ちゃん、私も忘れちゃだめだよ」

 

「お姉ちゃん……うん!」

 

ミステリアス・レディを纏う、楯無がそこにいた。

 

「2人同時で相手になってやる!!」

 

マドカもやる気満々だった。

 

「ここで、殺ると被害がでかいので、くーちゃんお願い」

 

「はい」

 

クロエは造物主の掟を発動させる。

 

「周囲10Kmを別次元とリンクしました。これにより、私が元の世界への影響は殆どありません」

 

「あら、随分とやさしいのね。でも、その分、殺りがいいがあるわ」

 

楯無はすごい笑顔になっていた。

 

「来ないならこっちから行くぞ!!」

 

『神鳴流奥義!!斬岩剣 弐の太刀!!!』

 

マドカの神鳴流を避け、戦いが始まった。

 

 

◇

 

 

 

「どれほどの力を持っていても、これで終わりだね……悲しいよ。人形は」

 

だが、終わらなかった。

 

「!?」

 

千冬はISを纏い、立ち上がる。

 

(『造物主の掟』に挑むつもりなの……)

 

束は立ち上がったことに驚く。

 

「はぁ……『幻』?『人形』だと?はは、それがどうした」

 

そのISは千冬にとって思いでのある物だった。

 

『暮桜第二形態・紅桜!!』

 

「くだらないな!!」

 

とあるISとの私闘の結果、すべてのシステムを凍結することで千冬を守った騎士がその場に再び姿を現した。

 

 

◇

 

 

『神鳴流奥義!!斬魔剣 弐の太刀!!』

 

マドカは簪に斬魔剣を放ち、受けたと思いきや光となって消える。

 

(雷で編んだ囮……?)

 

先行放電はマドカの後ろに進む。

 

(うしろか!!)

 

マドカはすぐに反応し、攻撃に移る。

 

『斬魔剣 弐の太刀!!』

 

斬魔剣が当たるが、また、消えてしまった。

 

(また囮?)

 

「お姉さんを忘れちゃダメだよ!」

 

『清き熱情(クリア・パッション)』

 

マドカの周囲が爆発し、煙が舞う。

 

「今だよ、簪ちゃん!!」

 

「はぁぁぁ!!!」

 

『雷神槍 巨神ころし!!』

 

「小賢しい真似を!!」

 

『斬魔剣 弐の太刀!! 百花繚乱!!』

 

お互いの攻撃がぶつかり合い、マドカに隙ができる。

 

「受けてみなさい!ミステリアス・レディの最大火力!『ミストルテインの槍』」

 

防御に回していたアクア・ナノマシンを手に集中させ、水の槍を生成する。

 

「ていやっ!!」

 

「しま……」

 

マドカは回避も防御もできず、受けると思っていたが、渦巻のお面をした者が割り込み、ミストルテインの槍を吸い込んだ。

 

「「!?」」

 

2人は一回下がり、体制を立て直す。

 

「今のなによ……」

 

楯無はミストルテインの槍を完全に消滅されたことに驚く。

 

(今の……うんん。あり得ない。だって……)

 

簪は一夏の方に目を向ける。

 

「どうして、あんたがその眼を持っているの……」

 

簪はマダラに問いかける。

 

「なんであんたが、輪廻眼と万華鏡写輪眼を持っているのよ!!答えなさい!!」

 

マダラが使ったのは、一夏だけが持つ力。

輪廻眼と万華鏡写輪眼だった。

 

「…………」

 

だが、マダラは答えない。

 

「…………まさか!?」

 

簪はあることに気が付いた。

一夏はここ最近、眼の力を使っていなかったのだ。

 

(もし、そうなら……)

 

簪は一夏に近づき、殴り飛ばす。

 

「ちょ!簪ちゃん!!何しているのよ」

 

簪の予想通り、一夏に異変が起きた。

 

「ばれてしまいましたか……まあ、いいでしょう」

 

一夏の変装が解け、元の姿になる。

 

「え?どう言うこと……」

 

「あれは、偽物」

 

一夏が偽物と解り、楯無は混乱していた。

 

「どうやら、これ以上ここにいるのはまずいですね……撤退します」

 

クロエは造物主の掟を発動させ、撤退の準備に入る。

 

「待ちなさい!!」

 

楯無は撤退する前に攻撃するが、遅かった。

 

「結界は解けていない……閉じ込められた」

 

クロエは足止めを含めて、結界に簪たちを閉じ込める。

 

「山田先生、お願いします」

 

「はーい」

 

山田先生はISを起動させる。

 

「おいで!」

 

『ラファール・リヴァイヴ』

 

姿を現した、ラファール・リヴァイヴだが、通常のとは違っていた。

超大型ガトリングガンを四基装備したラファール・リヴァイヴだった。

 

「弾を結界破壊弾に変更」

 

重力と反動制御故に一歩も動けない代わりに最強の攻撃力を手にした『砲台』がそこに鎮座していた。

 

「行きます!!」

 

砲弾の雨が降る。

瞬間、辺りに罅が入り、崩れる。

 

「追いかけましょう」

 

「はい」

 

簪の後を追うように、建物内を駆ける。

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