Infinite Stratos ~Pupil to Beni from Ao~《瞳は蒼から紅へ》   作:ぬっく~

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63話 決戦

墓守り人の宮殿が出現して、一週間がった。

IS学園の生徒会宛ての手紙が届いた。

 

「招待状?」

 

楯無はそれを受け取り、差出人を確認する。

 

「!?」

 

差出人は篠ノ之束だった。

 

「虚ちゃん、専用機持ちを招集して…………」

 

「はい!」

 

虚は慌てて、生徒会室を出る。

数分後、専用機持ちと山田先生が生徒会室に集まった。

 

「先ほど、生徒会宛てに篠ノ之束から、招待状が届いたわ」

 

「!?」

 

全員、そのことで驚く。

 

「簪ちゃんに調べてもらったところ、転送術式が書かれていたわ」

 

「では…………」

 

「ええ、最終決戦の合図でしょう」

 

楯無は机に両肘を立てて、セシリアの質問に答える。

 

「転送も人数制限があり、一度しか行えない。もし、ここで降りぬなら、引き止めないわ」

 

楯無は全員に後戻り不能地点(ポイント・オブ・ノーリターン)を提案する。

だが、全員覚悟はできていた。

 

「いいわ。では、行きましょ!」

 

「はい!」

 

楯無の言葉に全員、返事をし、転送を開始した。

 

 

 

 

墓守り人の宮殿の中枢ではクロエたちがいた。

 

「どうやら、来ましたようです」

 

空中ディスプレイに簪たちの姿が映っていた。

 

「では、我々も参りましょう」

 

クロエの後にマドカ、マダラは続く。

 

 

 

 

簪たちは転送されてから、周囲を警戒し続ける。

そして、一つの大きな扉の前まで来る。

 

「強大な気と魔力を隠そうとしないとは…………」

 

簪は扉の奥から流れ出す、気と魔力を感じ、相手は勝負をする気満々だった。

 

「行くわよ」

 

全員は頷き、扉を開ける。

祭壇の奥には、クロエ、マドカ、マダラが待ち構えていた。

 

「ようこそ、IS学園の生徒方」

 

簪、楯無、山田先生、セシリア、鈴、箒、シャルロット、ラウラはISを展開する。

 

「打鉄弐式!」

 

「ミステリアス・レディ!」

 

「ラファール・リヴァイヴ!」

 

「ブルー・ティアーズ!」

 

「甲龍!」

 

「打鉄!」

 

「ラファール!」

 

「シュヴァルツェア・レーゲン!」

 

全員、戦闘態勢に入る。

 

「黒騎士!」

 

マドカも黒騎士を展開する。

 

「では、始めましょう。最終決戦を」

 

この世界を賭けた戦いの火蓋が切られた。

 

 

 

 

墓守り人の宮殿の上層大祭壇では束がある儀式をおこなっていた。

 

世界再編魔法(リライト)発動まで、残り1時間…………」

 

祭壇には鍵…………そして、一人の少女がいた。

 

「誰がここまで到達するかな…………」

 

束は作業を続ける。

 

 

 

 

簪は雷天大壮を発動させ、クロエの前まで飛び、先制攻撃をするが…………その拳は届かなかった。

 

「これは…………」

 

クロエの周りには曼荼羅のような多重高密度魔法障壁が展開されていた。

 

「それなら、これでどう!!」

 

『障壁破壊掌!!』

 

簪はクロエの魔法障壁を破壊し、手を伸ばす。

 

「見事です。ですが、遅いです」

 

『虚空影爪 貫手八殺!!』

 

クロエの後ろから影の手が現れる。

簪はそのまま、押し戻される。

 

「やっぱり、一筋縄ではいかないか」

 

簪は立ち上がり、構える。

 

「私を忘れては困るぞ?」

 

「……………」

 

すぐ横に、黒騎士を展開したマドカとマダラがいた。

 

「さようなら」

 

『神鳴流奥義 斬岩剣』

 

『神羅天征』

 

2人は専用機持ちに向かって放つが、その攻撃は届かなかった。

 

「やらせないよ」

 

「生徒には手を出させません」

 

マドカの攻撃を楯無が防ぎ、マダラは山田先生に逸らされる。

 

「楯無さん!援護します」

 

セシリアは楯無の援護にまわる。

 

「私たちは足手まといではないですよ」

 

専用機持ちは各自別れ、参戦する。

 

「では、私たちも始めましょう。簪様」

 

「そうね。クロエさん」

 

クロエは漆黒の全身装甲のISを展開する。

 

「ある人は言いました。『自らを貫きたくば、拳で語れ』と」

 

本格的な戦いが今、始まった。

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