Infinite Stratos ~Pupil to Beni from Ao~《瞳は蒼から紅へ》   作:ぬっく~

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65話 最終決戦(前編)

「ダメだ…………ISの生命維持装置が発動していない」

 

「一夏の応急処置はできたよ」

 

クロエとの戦いには勝てたが、代償が大きかった。

簪と一夏の戦闘不能によって束に立ち向かう手段を失ったのだ。

 

「どうする…………このままだと、束博士の計画が実行されちゃうよ」

 

シャルロットは不安になる。

 

「回復の見込みもない以上、私たちでやるしかないよ」

 

鈴は決意する。

 

「ふふふ…………」

 

簪の攻撃をもろに喰らったクロエは彼女たちの話を聞くなり、笑い出した。

 

「!?」

 

専用機持ちは彼女を睨み付ける。

 

「束様に挑むつもりですか?」

 

「そうよ!」

 

クロエとの間に沈黙が走る。

 

「いいでしょう。私を倒した、サービスです」

 

クロエは話だす。

 

「束様は最上階におります。諸君らの足掻く様を見せてもらいますよ」

 

専用機持ちは箒と山田先生を残して、最上階を目指した。

 

 

 

 

闇の中に一人、簪は座っていた。

誰もいない、永遠に続く闇。

そんな中、一人。

彼女はいた。

 

「…………」

 

後ろから、誰かが話しかけて来る。

 

「行かなくていいの?」

 

簪の眼は死んだ魚の様だった。

 

「行けないの…………この黒いのが重くて、動けないのです…………」

 

後ろにいた者はため息をつく。

 

「そうなの…………じゃあ、しょうがないね」

 

その者は逆の方向に歩き出すと、一人の少年がいた。

 

「君はどうなの?一夏くん」

 

「俺は…………」

 

一夏は躊躇する。

このまま、答えていいのだろうか。

 

「もう少し、待ってみようか…………」

 

その者は座り込み、待つことにした。

 

 

 

 

上層大祭壇では、専用機持ちと束が対面していた。

 

「結局、かんちゃんは、ここにはこれなかったのか…………残念だよ」

 

束はがっかりする。

 

「私たちだけでも、止めて見せます!」

 

「ふ~ん、来なさい」

 

シャルロットの言葉に束は手で誘う。

 

「みんな行くよ!!」

 

「おう!!」

 

専用機持ちは束に向かって突っ込む。

 

「レイジングハート・エクセリオン セットアップ!!」

 

Yes my master (はい、マスター)

 

束もISを展開する。

 

「レイジングハート、ロードカードリッジ」

 

All right load cartridge(了解、カードリッジロード)

 

レイジングハートはカードリッジをロードする。

束はそのまま、上に飛翔し、専用機持ちもその後を追う。

 

「アクセルシューター」

 

Accel Shooter(アクセルシューター)

 

杖から1発の弾薬が出る。

その後、12個の光の玉が向かってくる。

 

「追尾能力付きか!?」

 

専用機持ちは束の攻撃を避けるが、気付くと全員、一か所に集まっていた。

 

Buster Extension(バスター・エクステンション)

right load cartridge(カードリッジロード)

 

2発の弾薬で光の玉が集まる。

 

Divine Buster Extension(ディバインバスター・エクステンション)

 

「ディバイィィィン バスターァァァ!!!」

 

専用機持ちは光のエネルギーに飲み込まれた。

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