こっちは、久々の更新かな?
物語改修中
シイナ・マコト。異世界人だろうか?という感想よりも、シズさんのお願いが思い出された。
シズさんの願いは2つ。
・シズさんが面倒を見ていた子供達を託すこと。
・3人の人物。シズさんがお世話になった人たちに、感謝を伝えてほしいというものだ。
一人目が、ニア=グレイス。二人目が、レオン・クロムウェル。三人目が、シイナ・マコト。
しかし、目の前の人物は引くほどただの少年だ。確かに160cmぐらいはあるんだが、本当にシズさんの恩人なのか?
「あっそういえば、君がスライムのリムルなんだろう?静江のことを看取ってくれたんだって、静江に同行してた冒険者の3人から聞いたよ。彼女を看取ってくれてありがとう。」
「おいおいなんだよ突然。確かにシズさんを看取ったが、突然どうしたんだ?」
「僕は一応、彼女の先生をしていた時期もあるからさ、どうしても気になるんだ。彼女の行末が。自身を燃やし尽くしてしまうような炎を抱えていては、いずれ自身の身をも焼いてしまう。彼女の最期が悲惨なものになってしまうんじゃないかと心配で。でも、あの3人から聞いたら、静江は最後に同郷の人に出会えたし、満足した最期だったらしいから安心したんだ。ありがとう。」
やたら長い感謝の言葉を告げられるが、一つ気になる事があった。
「シズさんが死ぬのを知っていたのか?なら、何で助けなかったんだ?」
「それは、精神的な成長ができなかったから死んだ。
「わかってる。わかってるよ。」
確かにシズさんがイフリートと仲良くしていたら、なんの問題もなかったかしれない。そうだ、事実だ。でも
「お前程の実力がある人間なら、助けられたんじゃないかと思ってな。」
そうだ。目の前少年は、『大賢者』をごまかせる程の実力者だ。もしかしたら治せたのかもしれないそう思い、聞いてみる。しかし、返答は予想外のものだった。
「僕はもう全知全能の存在じゃない。死した人間は蘇らせることなんて出来ないし、彼女みたいに特殊な状況の人間を治すのも無理だ。」
「全部僕の力不足だよ。」と彼は言う。何で全知全能でなくなったのかなんてわからない。けれど、救えなかった悔しさを強く感じた。だから、俺も何か言うことは出来ない。ただ、シズさんからの感謝は伝えられる。
「シズさんは『お世話になった』だってさ。」
「そう…か。」
彼は寂しそうに呟いた。
「そ、それじゃあ行こうぜ。」
気まずくなった空気を変えるために明るく部屋へ案内しようとしたが、空回っていたかもしれない。
いやいやいやおかしいだろ!!聖騎士団副団長は、あんなバケモノなの!!
「喰らっとけ。」
今の斬撃でオークがガッツリ減ったぞ…。本当に人間か?
《告。個体名:シイナ・マコトは、聖人であると予想されます。》
ん?聖人ってなんだ?
《解。聖人とは、人間が進化した先にある存在です。》
人間って進化するのか…。
「喰らえ、
もう何が起きても驚かない。うん?事態が動いたみたいだな。
《確認しました。個体名:ゲルドが、魔王種への進化を開始します》
は?魔王になった…?さっき飛んで来た魔人。大賢者先生によれば、ゲルミュッドだったか?が喰われて進化したようだ。面倒くさいことになったな。
「ねーリムル。何時までそこに居るの?もう倒し終わったよー。」
は?確かに倒れた
「ほら早く食えって、『
「なっ…。なんで知ってるんだよ!!」
「鑑定してるからね。」
おい大賢者、鑑定されてたか?いや、聞かずともわかる。先生ですら驚いている気配がする。絶対にシイナだけは、敵に回しちゃいけないな。
「わかった。」
俺の体が魔王ゲルドを包み込んでいく。瞬間、記憶が流れ込んでくる。飢饉が今回の原因。それをゲルミュッドに利用されたようだ。
「勝ったのは俺達だ!!」
外にでてすぐ、開口一番に言った。その後、俺を議長として戦後処理がされることとなった。まぁ、俺が魔王ゲルドの罪を喰らったからそれについては甘んじて受け入れるしかない。あとは、シイナを逃さないようにしないとな。
「おい、シイナ。逃げるなよ?」
「逃げませんよ。」
渋々と言った感じで返してきた。うまく行ったな。道連れである。シイナも暴れてたし、当事者だよな。
いつの間になかよくなったんだか。
シイナは、ベニマルと戦ってボコしてます。そのせいで剣術を教える羽目になったのは別の話。
次は魔王来襲。